みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、集中する方法についてお話をさせていただきます。
本日の内容: 【教えて、のりそら先生】どんな子もOK 「15分間集中法」
題して『【教えて、のりそら先生】どんな子もOK 「15分間集中法」』といった内容でお届けします。
「子どもが勉強をはじめない」
「机に向かっても、すぐに集中力を切らす」
そんなお悩みをもつ保護者の方は非常に多いですね。
そもそも”子どもは勉強をしたがらない、集中できないものである”という考えもあります。
では、どうすれば子どもは机に向かってくれるのか?
どうすれば長時間集中して勉強してくれるのか?
ある方の経験則をもとに、一緒に考えていきましょう。
今回このお話を聞くことで、集中する方法について考えを深めることができます。
お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
言いがちな「勉強しなさい」「宿題しなさい」
子どもが机に向かっているのに、なかなか勉強をしようとしないという場面はよく見られますね。
そんなときに、子どもに、
「勉強しなさい」
「宿題しなさい」
と繰り返し言っているお母さんは多いと思いますが、これらの言葉を何度かけられても、子どもはなかなか勉強をはじめませんよね。
子どもも「勉強しなくてはいけない」「宿題をやらなくてはいけない」とわかっているけど、なんだか嫌で、気が乗らなくて反発するのです。
では、なぜやらないのでしょうか?
体調が悪い場合は仕方ありませんが、やらない理由として多いのは、
「勉強がわからないから」
「勉強にとりかかるのが面倒だから」
だと思います。
勉強や宿題がそれほど苦じゃなければ、すぐにとりかかってさっさと終わらせるでしょう。
無理矢理勉強させるのは逆効果
お母さんが「勉強しなさい」と何度も言っているのに、子どもが一向に勉強しないと、だんだんとお母さんの口調がきつくなり、最後には大声で怒鳴ってしまうこともあります。
でも、それは逆効果です。
子どもが泣いてしまったり、お互いに怒鳴り合ってしまったりすると、どんどん事態は悪化します。
「勉強しなさい!」と怒鳴るのではなく、子どもが勉強しようと思い、机に向かうような声かけをしてほしいですね。
子どもは基本的には勉強が嫌いですから、勉強しないときの声かけは非常に難しいですね。
そんなときはまず、お母さんが勉強のハードルを下げてあげましょう。
子どもにとっては、机に向かい、教科書とノートをランドセルから出して、筆箱から鉛筆を出してとりかかるまでが面倒なのです。
ですから、これらの勉強の準備を親がサポートすると、子どもが勉強にとりかかるハードルが低くなります。
教科書とノートを机の上に置く、鉛筆を削っておくといったサポートがあると、子どもは親の優しい気持ちを感じて、やる気が出ます。
勉強の準備は全部子ども自身でやることが大事だと思っているお母さんも少なくないようですが、私は、子どものやる気を引き出すためには、親は何でもやってあげたらいいと思っています。
子どもが勉強をやりたがらないときに、声かけだけですべて解決しようとしても無理です。
声かけに加えて、子どもが勉強にとりかかりやすい環境を作り、親が勉強前の準備を手伝うことも大切なのです。
そのうえで、やる気になるような声をかけてください。
ただ「勉強しなさい」「宿題をやりなさい」と言うのはNGで、具体的に内容を示すことがコツです。
たとえば、明日漢字のテストがあり、10個の漢字を覚えなくてはならないとします。
「10個全部を一度に覚える」となると、子どもにとってはハードルがかなり高くなり、ちょっと面倒に感じてしまいます。
ですから、「夕食ができるまでに、とりあえず3個だけやって」とか、「とりあえず3つだけやろうか」と具体的な声かけをしてハードルを低くするのです。
10個全部が残っていると憂鬱で気が重いけれど、3つだけでもやれば少し気が楽になり、「夕食後に続きをやろうか」という気になります。
3つがつらいときには、「とりあえず1つやろうか」でもいいと思います。
「とりあえずとりかかる」ことが大切なのです。
やるべき内容と量を具体的に言えば、子どもは「やってみようかな」と思ってくれるでしょう。
自分の子どもの「やるべき勉強」を把握しておく
このような具体的な声かけをするためには、お母さんが「テストがいつあるか」を知っているだけでは不十分で、テストの範囲も知らないと声かけができません。
具体的な声かけをするためには、子どもが学校や塾で何を学んでいるか、どのような宿題が出ているか、テストの時期や範囲などについて把握しておく必要があるということです。
そして、やるべき量と重要性を把握して、それぞれに優先順位をつけて声かけを変えなくてはなりません。
こうした前提の知識がないと、子どもに有効な声かけができませんが、子どもの勉強について具体的に把握しているお母さんが少なすぎると思います。
教科書もノートも見たことがなく、学校や塾で何を勉強しているのかについて把握していないのに、ただ「勉強しなさい」と言うのは違いますよね。
子どもがいま何を勉強しているのか、どこが宿題になっているのか、テストの範囲はどこなのかなどについて、つねに把握しておくことが大切です。
それらを把握していれば、具体的な声かけをすることができます。
この「具体的」が重要で、やる内容を具体的に示すと、子どものやる気を引き出しやすくなります。
また、多くのお母さんから、
「うちの子どもは集中力がありません。どうしたらいいでしょうか?」
と質問を受けます。
幼児や小学生は、そもそも長時間集中して勉強はできません。
それなのに、「もっと集中しなさい!」と叱るお母さんがいますが、この言葉はNGであり、無駄です。
集中力が途切れているときに頑張らせようと思っても、簡単には集中できません。
集中していないことを叱るのではなく、集中力が続かない子どものために勉強方法を工夫してあげましょう。
15分しか集中力がもたない?
「授業をしていても、15分しか集中力がもちません。だから、14分経ったら声をかけ、再び集中させるようにしています」
とおっしゃいました。
その言葉を聞いて不安になっている私に、先生は、
「15分の勉強を3セットやると45分、4セットで60分になります。15分で区切り、集中し直す練習をさせると、灘中の入試時間に近づきます」
と教えてくれました。
そのときに、私が子どもの頃に読んだ本に「人間の集中力は15分」と書かれていたことを思い出して、「なるほど」と思ったことを覚えています。
先生からのアドバイスを実行できるように、15分でできそうな内容のものを教科ごとに私が選んでおきました。
「15分頑張ろう」と声をかけて、タイマーをセット。
15分経ってアラームがピピピと鳴ったら、たとえ全部解き終わっていなくても、テキストをとり上げました。
子どもが、
「あと3秒で終わるのに……」
と言っても、無情にとり上げ、
「はい。次」
と言って、次の教科の問題に移りました。
とり上げられて解くのが途中だった問題はまたやることになるため、子どもは次第に集中して真剣に解くようになりました。
15分やるとすぐに次の教科に移る「15分間集中勉強法」を2カ月ほど続けていたところ、子どもはいつの間にか2時間続けて集中できるようになっていました。
集中して勉強できるようになったので、問題を解くスピードも速くなり、宿題も余裕を持って仕上げられるようになりました。
子どもの集中力のなさを心配しているお母さんは、15分で解けそうなものを用意し、
「15分頑張ろう」
と声をかけて、この勉強方法を試してみてはいかがでしょうか?
さて、どなたのお話でしょう?
今回の内容は、3男1女を東大理三に合格させ『子育ては声かけが9割』の執筆者である佐藤亮子さんの本の中から、そんなときにこそやるべきお母さんの声かけと、集中して勉強をさせるヒントを紹介させていただきました。
とにかくお母さんとしてできることの多くが詰まった内容となっています。
一緒に頑張るお母さんの姿として、参考にしたい、参考にできる内容も多いと思います。
さらに詳しくお知りになりたい方は、こちらから↓↓
NEXTAGE SCHOOLは・・
私たちNEXTAGE SCHOOLでは、eboardというICT教材を活用しています。
このeboardという教材は、動画授業と設問で主に構成されており、一つの動画授業+設問がおよそ15分程度となっています。
それを何回か繰り返していくことで、1単位時間の学習となるように構成しています。
なかなか集中が持続しない子でも、15分ならできる。
当校の学習の方法にリンクする部分がありましたので、紹介させていただきました。
まとめ
さて、今回は、『【教えて、のりそら先生】どんな子もOK 「15分間集中法」』というお話をさせていただきました。
子育て法、教育法に絶対はありません。
どの子にでも通用する学習法を探すことより、その子に合った学習法や教育法、言葉掛けを模索する方が本質的です。
ご自分のお子さんには、どのような学び方が良いのか、じっくりと考えてみても良いかもしれませんね。
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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