みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、教育の機会均等についてお話をさせていただきます。
本日の内容: 【教えて、のりそら先生】まず今できることは ”無料開放”『教育の機会均等』のお願い
題して『【教えて、のりそら先生】まず今できることは ”無料開放”『教育の機会均等』のお願い』といった内容でお届けします。
厚生労働省が2017年にまとめた報告書によると、日本では約7人に1人の子どもが貧困状態にあると言われています。
貧困によってさまざまな機会を失った子どもは、低学力、低学歴、不安定な就業等に陥り、貧困状態が次世代に連鎖しています。
放っては起きたくない状態ですが、なかなか手が打たれていません。
そこで、今回は教育の機会均等についてお話しさせていただきます。
今回このお話を聞くことで、子どもをやる気にさせる方法についての考えを深めることができます。
お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方にお話ししていきます。
貧困には「絶対的貧困」と「相対的貧困」がある
冒頭、約7人に1人の子どもが貧困状態にあると紹介させていただきましたが、
貧困の定義には複数のものがあります。
代表的な考え方として「絶対的貧困」と「相対的貧困」の2つがあります。
「絶対的貧困」というのは、たとえば、食べ物がない、家がないなど人間としての最低限の生存条件を欠くような貧困のことを意味します。私たちが一般に「貧困」と聞いてイメージするのは、このような貧困です。
一方で、「相対的貧困」は、簡単にいえば世帯の所得が、その国の全世帯の所得の中間値の半分に満たない状態のことを意味します。
つまり、その国の文化水準、生活水準に比して、適正な水準での生活を営むことが困難な状態のことです。
たとえば、日本では高校の進学率は90%を優に超えていますが、そのような状況のなかで、経済的な理由により高校へ進学できない状態は貧困であるといえるかと思います。
絶対的貧困と相対的貧困の違い
ここまでを整理します。
- 絶対的貧困:人間として最低限の生存を維持することが困難な状態
- 相対的貧困:その国の文化水準、生活水準と比較して困窮した状態
ここで取り上げたい「子どもの貧困」とは「相対的貧困」のことです。
途上国のように毎日の食糧に欠き、履き物もなく、家もないというような状況の子どもは、日本ではほとんどいないと言っても過言ではないと思います。
もちろん、世界の絶対的貧困を根絶していくことも非常に大切なことですが、高校進学が当たり前となり、多くの子どもたちが学校以外の場所で学ぶ機会を得て、学習をしている環境下では、経済的な理由によってそれらの機会が失われている相対的貧困の状況も決して見過ごすことはできません。
家庭の経済格差が子どもの学力格差・教育格差を生む
少し前のデータになりますが、2013年度の全国学力テストの結果を分析すると、世帯収入の多寡で学力テストの正答率に約20%の開きが生じていました。
世帯収入の低い家庭(子どもにかけられる学校外教育費の少ない家庭)の子どもほど、学力テストの正答率が低いことがわかります。
家庭の経済格差が学力格差を生んでいるのです。
日本の教育格差は学校外教育で生まれている
文部科学省の「平成26年度子供の学習費調査」によると、家庭が自己負担する教育支出(学習費)のうち、約6~7割が学校外教育費(学習塾や習い事等の費用)であることが明らかになっています。
日本では、経済格差による教育格差は、学校外教育で生まれやすくなっています。
貧困の世代間連鎖が生まれている
親の経済的貧困は、子どもから学習の機会やさまざまな体験活動の機会を奪うことにつながります。
教育機会に恵まれなかったことで低学力・低学歴になってしまった子どもは、大きくなったときに所得の低い職業につかざるを得なくなり、更には彼らの下の世代にも貧困が連鎖してしまうのです。
私たちにできること”無料開放”
私たちは、学費をいただいて運営しています。
現在の日本のシステムでは、残念ながらこれ以外に方法はありません。
ということは、私たちもいわば経済的な困難を抱える子どもたちにはリーチできていないということです。
それでも、何もしないわけではありません。
やっていることは、定期テスト前の土日のいずれかにおいて、当校の学生以外にも門戸を開いています。
それを”無料開放”と呼んでいます。
これで十分だなんて全く思いません。
しかし、何もしないよりは・・との想いでやらせていただいています。
大きな力が必要です
こんな未来を期待します。
経済的な困難を抱える子どもたちに対して塾や習い事、体験活動等で利用できる学校外教育バウチャー(クーポン)。
バウチャー(クーポン)を支給することで教育以外の目的に使用されることがなく、確実に教育機会を提供することができます。
子どもは幅広い教育活動の中から自分の通いたい学習塾や習い事などを選択できる。
これを自治体に是非ともお願いしたいです。
そうすれば、そうすれば、
本当の”教育の機会均等”が実現します!!
自治体の皆様、議員の皆様、是非ともご検討ください。
よろしくお願いいたします。
まとめ
さて、今回は、『【教えて、のりそら先生】まず今できることは ”無料開放”『教育の機会均等』のお願い』というお話をさせていただきました。
現代もなお、やはり”格差社会”という側面が存在しています。
子どもたちに、『仕方ないや』『俺なんて、私なんて』そんな気持ちを抱かせたくありません。
こればかりは、一人の力ではどうにもなりません。
だから、心ある方々、一緒に頑張りませんか?
私のりそら、学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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