みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、教師という職業について考えたいと思います。
本日の内容:文部科学大臣、『教員を憧れの職業へ』と意気込み!本気で教育改革するならば・・
今回は、『文部科学大臣、『教員を憧れの職業へ』と意気込み!本気で教育改革するならば・・』というテーマでお話をしていこうと思います。
同様の内容を動画でもご覧いただけます↓↓
今回のお話では、現在教員として頑張っている方、将来教員になりたいと思って努力をされている方、そして教職員制度改革を行える立場にある方、そういった方向けにお話をしています。
この話を聞くことで、なぜ教員が憧れの職業から遠ざかっているのかが分かるようになり、ではどのような方向で改革を行っていけば良いかがわかります。
では、早速本題に入っていきたいと思いますが、その前に、私の日々の活動では、 教員歴18年、小中特別支援学校と義務教育の全校種での教員経験を生かして、教育に関わるテーマを毎日1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
また、その延長線上に、『教育に選択肢を、人生に革命を』をモットーに、経営理念を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLの創造とした次世代の学校を作りたいと考えて活動しています。
今回の話を聞いて、少しでも勉強になったとか、また一緒に考えたいと思っていただけた方は、これまでの内容もご覧になっていただけると嬉しいです。
という感じで本題に入っていきますが、みなさんは、この『教員を憧れの職業へ』というお話をご存知ですか?
知らなかった方もいらっしゃると思うので、概要を確認しておきましょう。
概要:1/20Yahooニュースより
萩生田光一文科相は1月19日の記者会見で、「目指すべき出口は、教師を再び憧れの職業にバージョンアップして、志願者を増やすことにしたい」と語った。バージョンアップしなければ、現在の教員では「憧れの職業」にならないということで、現在の教員を否定しているようにも聞こえる。憧れの職業になっていない責任は、教員にあるのだろうか。
引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/maeyatsuyoshi/20210120-00218580/
最後には、記者の意見が入っていますが、聞きようによっては、憧れの職業になっていない責任は、教員にあるとも聞こえるような話であったようです。
萩生田文科相の主訴は、『教師を再び憧れの職業にしたい』という事だと思います。
それ自体には、私は大いに賛成です。
その理由は、それだけ教育というのは重要だと思っているからです。
教育が人を育て、ひいてはその人が日本の社会をつくっていくことは至極当然のことです。
教育が良いものでなければ、日本の未来は明るくありません。
それだけに、政治においても優先順位をもっともっと高く考えて欲しいと常に思っています。
前置きが長くなりましたが、ではまず、何が教師を憧れの職業から遠ざけているのか?
これを明確にする必要があると思うのですが、ここで文科省と教員の世界、そして世間とで考えの違いがあるようです。
私が思うに、理由の第一位は、間違いなく
教職不人気の理由① 過重労働
『過重労働』これに尽きると思うのですが、違いますかね?
教員の方々は当然納得していただけると思います。
また、不人気な理由もこれに当たると思うので世間もそう認識していると思います。
ところが、文科省はいささか様子が違うようなことが先ほどの記事の内容にはありました。
なんでも、教員がバージョンアップしなければ人気を取り戻すことはできないと。
35人学級を担う人材の確保、社会人など多様な人材の活用、教職課程の高度化と研修の充実、教員免許更新制のあり方、「令和の日本型学校教育」を担う教員の人材確保と質向上の実現、が必要であると言っているようです。
ここに大きなズレがあることにはどなたでも理解できますよね。
現実の現場は、『忙しすぎる』と訴えている。
一方で、文科大臣は、研修を充実させようとか、教員免許更新制をどうたら、こうたら。
どう考えてもより忙しくなる方向へ進もうとしています。
これでは、教師は人気の職業にはなりませんよ。
現場の声、世間の声は文科省には届かないようになっているのですかね?
過重労働になって現場が大変な思いをしている責任は、文科省にありますよ。
現場の認識にこれだけのズレがあるというのは信じがたいけれど事実のようです。
他にも教員の人気がない理由はたくさんありますよね。
教職不人気の理由② サービス残業
『サービス残業』これもそうです。
わずかな教職員調整額を理由に残業代が一切出ません。
その上、仕事量は本当に多いので、残業せずには仕事が回らないという現実。
働けど、働けど、報酬は上がらない上に時間がどんどん奪われていく。
こう言った現実は、教員の世界の中だけにとどまらず、報道等を通して世間にも知れ渡っています。
これを聞いて、教員になりたい!と思う人が増えますかね?まだあります。
教職不人気の理由③ 保護者対応
『保護者対応』これもよく聞かれます。
いわゆるモンスターペアレントの存在ですね。
学校には理不尽な要求が突きつけられます。
理不尽であるのに、その対応にあたらねばならず、その上多くの時間と労力を奪われる。
これも非常にダメージが大きいです。
まだまだありますが、簡単にまとめると、『めちゃくちゃ忙しくて大変な割に、給料はそれほど高くない』こんな感じではないでしょうか?
では、一体どうすれば人気の職業に再びなれるのか?
かつて教師が憧れの職業だった頃を想像して考えてみましょう。
例えば、
教職かつては① 尊敬されている
『尊敬されている』これはあったのではないでしょうか?
『先生』と呼ばれる数少ない職業の1つです。
私も最初は子どもたちに『先生』と呼ばれるのが嬉しくて嬉しくて、そんな時もありました。
『先生』という言葉の裏に尊敬が隠れていたものです。
しかし、今はどうでしょう?
世間の風当たりがいささか強くなったように思われます。
学校に対しても、先生に対しても、どこか言いたい放題。
それを見ている子どもたちは、尊敬の念を抱くでしょうか?
逆ですよね。
教職かつては② 感謝されている
『感謝されている』尊敬されているに似ていますが、教師の仕事がありがたがられていたというのもあったのではないでしょうか?
そう言った感謝の念が教師にも届いて、いっそう気概をもって職務にあたっていたと想像します。
さらに、
教職かつては③ 先生の言うことは正しい
『先生の言うことは正しい』こんな感じの考えもあったのではないでしょうか?
この辺りは、学歴社会と関係がありそうですが、昔は大学を出て職に就いている教師の言うことは、何でも正しいと思われていました。
ところが最近では、教師よりも学歴が高かったり、社会的地位が高かったりする保護者も少なくなくなり、『先生の言うことは正しい』とは一概に言えない雰囲気になっている感じがします。
こうしてかつての教師像と現在とを比較して考えてみると、教師に対するイメージ、捉え方が随分変わってきた言うことが、教師人気に影響しているとは考えられないでしょうか?
だとしたら、これから『教師を憧れの職業へ』と変えていくには、昔のようなイメージを抱けるような方策をとらねばならないのではないでしょうか?
『尊敬される』に値するには、どうしなければならないのか?どうしていく必要があるのか?
『感謝される』ようになるには?『先生の言うことは正しい』と思ってもらうには?と言った感じで考えていってはどうでしょうか?
現状を何も変えず、ただ単に尊敬に値する教師になることは不可能です。
それには、現役教師も含めて相応の努力がまた必要になると思います。
でも、自らの立場を改善するための努力ならする価値を感じるのではないでしょうか?
まとめ
さて、今回は、『文部科学大臣、『教員を憧れの職業へ』本気で教育改革するならば・・』というテーマでお話させていただきました。
『教員を憧れの職業へ』という考えには大賛成です。
ただ、何もしないでそうなることはないし、しっかりとこれまでの変化や現状分析が必要になる案件かなとは思います。
今回具体的な方策については述べていませんが、かつての記事(動画)で具体的な方策も述べていますので、そちらの方もぜひご覧いただければと思います。
もしこの記事がお役に立てたら下の2つのバナーを1日1回ポチッとクリックお願いいたします!!
それを活力に頑張ります↓↓
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
メルマガもやってます。
リンクを貼っておきます↓↓
そして、これ、便利です。疲れたらドラマでも観て一息つきましょう↓↓
コメント