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【教えて、のりそら先生】「特別の教科」小中学校の「道徳」の調査を受けて物申したい

学習・学校

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、道徳についてお話をさせていただきます。

本日の内容: 【教えて、のりそら先生】「特別の教科」小中学校の「道徳」の調査を受けて物申したい

題して『【教えて、のりそら先生】「特別の教科」小中学校の「道徳」の調査を受けて物申したい』といった内容でお届けします。

2015年に「特別の教科」となった小中学校の「道徳」について、文部科学省が、学校での取組状況や課題などに関する初めての調査結果を公表しました。

この調査からどんなことが見えてくるでしょうか?

一緒に考えていきましょう。

今回このお話を聞くことで、小中学校の道徳について考えを深めることができます。

お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。

道徳の授業を実施する上での課題

調査は、全国の公立の小中学校およそ2300校を抽出して行われました。

「道徳の授業を実施する上での課題」を複数回答で尋ねたところ、小学校の63.8パーセント、中学校の59.9パーセントが、「話し合いや議論などを通じて、考えを深めるための指導」を挙げました。

また、小学校の51.0パーセント、中学校の54.2パーセントが「教材の吟味や授業構想のための時間の確保」を挙げています。

評価を行う上での課題

「評価を行う上での課題」では、小学校の67.5パーセント、中学校の65.5パーセントが「評価の妥当性や信頼性の担保」を挙げました。

一方、「道徳が『特別の教科』になったことを受けた変化」では、小学校の88.2パーセント、中学校の85.4パーセントが「児童生徒同士による話し合いや議論が活発になった」と回答しています。

自由記述

自由記述では、「児童生徒の成長の様子を把握することは容易ではなく、評価に不安を抱える教員が増えた」といった回答もありました。

文科省では、一層の授業改善へ向け優れた授業実践の共有などを進めていきたいとしています。

道徳は2015年の学習指導要領改定で「特別の教科」と位置付けられ、18年度からすべての小学校、19年度からすべての中学校で授業が行われています。

「話し合いや議論などを通じて、考えを深めるための指導」をするために

小学校の63.8パーセント、中学校の59.9パーセントが、課題として挙げていた「話し合いや議論などを通じて、考えを深めるための指導」は、道徳性を養う上でとても重要なことです。

さらには、複数人が集まって授業を行う学校という場だからこそできることです。

”道徳に答えはない”とよく言いますが、それゆえ、どんな考えを子どもたちがもち、それを発表しても大丈夫だということが担保されているわけです。

本来、他の教科以上に発表がしやすいものとなっているはずです。

それなのに、多くの学校で「話し合いや議論などを通じて、考えを深めるための指導」に難しさを感じているということは、道徳という教科の醍醐味が大きく損なわれていると言わざるを得ません。

”道徳に正解はない”

年度初めに必ずその言葉と意味を伝えて授業開きとしてきました。

加えて、日頃の学級内での子どもたち同士の関係性も「話し合いや議論などを通じて、考えを深めるための指導」においては極めて重要になります。

私の経験値において考えるに、本来子どもたちは議論(特に討論)をすることが大好きです。

『先生、道徳の授業で討論しましょうよ』

かつて私が受け持ったクラスでは、このような声が例外なく一定の子どもたちから聞かれました。

大切なのは、本時に扱う内容のどの場面で議論を深めさせるかです。

教材研究においては、そこを見極めることが大切です。

そこ次第で、議論の深まりがガラッと変わります。

道徳の評価について

道徳の評価については大いに議論、検討していくことが必要であると考えます。

現在の学校における道徳の評価は、そのほとんどが文章記述によるものだと思います。

しかも、授業における評価を行うということが基本となっています。

それゆえ、

『◯◯という題材において、△△のような発言が見られ、□□だという気持ちを強くしているようでした』

といった感じで記載されます。

正直、これでは子どもたちの道徳性を評価として伝える意味があるのか?多くの先生方が疑問に思っていると思います。

しかし、人物評価としてはならないとか、悪いところは書いてはいけないと言ったような制約があり、上述のような上っ面な評価に留めているのが現状ではないでしょうか?

教科化されたから、評価をしなければならない。

この理屈でもってとりあえず評価をしているというのが実態ではないでしょうか?

評価は、行動の記録のような◯や△で道徳性の高い部分、考えたい部分を示すような形でもいいような気がします。

みなさんは、どのようにお考えになりますか?

まとめ

さて、今回は、『【教えて、のりそら先生】「特別の教科」小中学校の「道徳」の調査を受けて物申したい』というお話をさせていただきました。

教員時代、個人的に道徳という教科がとても好きでした。

人格の完成に大きく寄与する教科だと考えていたためです。

教育基本法第1条にある教育の目標は、人格の完成です。

現在のような立場になっても、子どもたちと毎日議論を交わす、社会で起こっている出来事などについての考えを問う時間を設けています。

それは、極めて道徳の授業に近しいものとしています。

教育において、道徳は必要不可欠なものであると考えます。

私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。

加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。

先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。

私のできることはさせていただきます!!

のりそらからは以上です!!

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コメント

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