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【廃止せよ!!】時代錯誤の悪制度!? 学校の校則

学習・学校

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回も、学校における制度について考えていきたいと思います。

本日の内容:時代錯誤な悪制度!? 学校の校則

さて、その制度とは、本日の内容『【廃止せよ!!】時代錯誤な悪制度!? 校則』というお話をしていきたいと思います。

学校には、校則があって当たり前、校則なかったらどうすんの?

そんな声が聞こえてきそうなほど当たり前になっている学校の校則に切り込んでみたいと思います。

教職はブラックだ、改革が必要だ!

そう叫ばれています。

改革と言っても何をどう改革するのか?

そう考えた時、業務を一つひとつ見ていき、必要なもの、そうでないものとに分けて考えて、不要なものについては、そのあり方をじっくり考えることが必要だと考えます。

児童、生徒が安全で安心に学校生活が送れるようにと設けられているであろう学校の校則。

私は、この制度?ルール?を時代錯誤な悪制度だと考えています。

時代錯誤と言えば・・リゲインがそうでしょう。

『24時間働けますか?』というキャッチフレーズのもと、CMが一世風靡しましたね。

でも、現代において、『24時間働けますか?』なんて言ったら、ブラックだ、とか、上司がそのように部下に聞いたらパワハラだとか叫ばれてしまいます。

そもそもエナジードリンクまで飲んで仕事するのはいかがなものか?

という現代の価値観にあっていないリゲイン。

リゲインと、リゲイン同様に現代におけるミスマッチが山積している校則とには共通点があります。

古くから効率的に学校運営を行うために設けられた制度で今なお残るものは数々ありますが、今回取り上げる校則は現代においてあまり効率的とは言えません。

校則、これについては当然私が教員になった20年前から存在しており、携帯・スマホについてなど現代的な新しい校則が設けられたりと変化?増加?をしています。

以後、校則は増加はしても削除されることなく、現在もなお扱われています。

そんな校則の存在はおかしいと一時の話題になることはあっても、大きな改善をすることなく、脈々と継続されています。

教員の疲労感については、いろいろなところで議論されています。

毎日行われる校則に関わる指導は、疲弊し、不平を増大させている教員のメンタルを支える上でも大きな負担となっているものとしてお話しできる上に、個人的に改善の余地があるものだと考えているので、取り上げさせていただきます。

まずは、校則について整理していきます。

学校の校則の歴史

現在の校則の原型は1873年に文部省が制定した「小学生徒心得」と考えられています。

これには17条にわたる規定がしめされており、

朝起きて洗顔、整髪に始まって、登校、校内生活、下校といった様々な心得が列挙されていました。

細かいように思われますが、現在の生徒心得も基本的な構成に関してはこれと変わりありません。

内容の細かさにおいては比べものにならないほど現代の方が多岐にわたっています。

校則の内容が細かくなったのは、昭和40年代の大学紛争が中・高等学校までに波及した結果だといわれています。

大学生の権利要求が、中・高校生の権利要求に影響を及ぼし、

特に髪型や靴、アルバイトなどの自由化を要求するかたちで波及したと考えられます。

髪型がこれまでの丸刈りから長髪に変われば、髪型に関する規定が新たに設けられ、規定そのものが細かくなるのも、当時はある意味当然のことでした。

生徒たちの権利要求が逆に校則による管理を強めたとも言えます。

こうした大学紛争ののち、昭和50年前後には非行が社会問題化しました。

問題行動が急増した時期、昭和57・58年がピークの校内暴力が頻発した時期へと続き、こうした状況の中で、校則の規定はますます細かくなり、校則による管理が強まっていきました。

いわば、校則を「楯」にした形での生徒指導が行われるようになったわけです。

これまでが校則についての歴史的経緯です。

って、結構昔の話で終わっているけど、その後はどうなっているの?

とお感じになられるかもしれませんが、

実は、その後あまり大きな変化はありません。

少しずつあまりに時代にそぐわないものは削除され、現代的に必要なものは追加されているでしょうが、大元はこの辺りに作成されたものとなっているはずです。

学校の校則の教育的意義

校則の教育的意義について考えてみます。

主要な教育的意義は、校則を通じて子どもたちに規則や規律、社会的ルールの重要性を教えていく事だと思います。

しかし、現状は「校則だから守らせる」「守らなければいけない」と言うように子どもたちを規制するだけのものになっています。

教師自身も実はこれに管理されているかもしれません。

その結果、校則違反に対して教師は厳しい処罰を加えざるをえず、本来の教育的意義である、規範意識や規律の精神の体得をかえって阻害しているといっても過言ではない状況にあるのが現状です。

では、次に、校則が存在することのメリットについて考えてみます。

学校の校則のメリット

何より1番のメリットは、管理しやすいということではないでしょうか?

教師が児童生徒を管理しやすいということです。

定義のはっきりしない”学生らしさ”を理由に校則で児童生徒の動きを規制することで、問題が起こらないようにすると言った感じでしょうか?

この辺りを象徴する例が、少し前に都立高校であった”ツーブロック問題”です。

ツーブロックを禁止する校則を設け、指導する理由として教育長の回答は、

『外見等が原因で事件や事件や事故に遭うケースなどがございますため、生徒を守る趣旨から定めているものであります』

というものでした。

みなさん、納得ですよね?

ってそんな訳ない。

ツーブロックにしていて、事件や事故に巻き込まれる?

意味不明です。

逆にどんな髪型だったら、事件や事故から身を守れるのか教えていただきたいです。

ツーブロックと一口に言っても、そのバリエーションは豊富です。

華美過ぎるものは考える余地があっても、一般的なツーブロックはむしろ清潔感さえ覚えます。

ビジネスマンをはじめ、大人の人のツーブロックは実に多い現状です。

先の回答は、もはや正しい理由になっていません。

校則のメリットは、以上です。

学校が、教員が、生徒を管理しやすくするため、この1点です。

そんな一方で、教員の負担はこうです。

【廃止せよ!!】校則の負担①エネルギー

まず一番大きな負担は、教員の”エネルギー”という点です。

先にもお話ししたように現状は「校則だから守らせる」「守らなければいけない」と言うように子どもたちを規制するだけのものになってしまっています。

教師自身も実はこれに管理されています。

その結果、守らせるために細かいことをいちいち指導する。

これには実は莫大なエネルギーを使っているはずです。

ということで、不満の1つ目は、大きなエネルギーを使っていることでした。

【廃止せよ!!】校則の負担②嫌われる

2つ目の負担は、”嫌われる”です。

小言を言わなければならないので、子どもたちから嫌われます。

誰も好き好んで嫌われたいとは思いません。

でも、小言を言ってくる対象は、誰にとっても嫌な存在ですよね。

【廃止せよ!!】校則の負担③周囲の目

3つ目の負担は、”周囲の目”です。

誰からの目かと言うと、他の先生方からの目です。

自分の本音では、これくらいはいいのでは?

という事象に対しても、それを見逃していると、他の先生方から『ちゃんと指導しなさいよ!』という無言の圧力を感じることがあります。

自分の気持ちと違う行動を周りの目によって強制されている感じは非常に負担です。

ということで、ここにあげただけでも校則をめぐってザックリで3つの負担が読み取れました。

実際は、もっとあるでしょう。

先生は忙しい、忙しいと言っているけど、一体何がそんなに忙しいの?

に対する答えとして、この校則のように、事象としては1つなんだけど、実際の負担が日常的かつ複数にわたるという現実があります。

忙しさはこういったことの積み重ねからくるように思います。

そして、この校則については、その歴史があることも含めて無くそうという動きはなかなか見られません。

無くした時に生まれるかもしれない弊害を被ることを特に管理職は嫌がります。

校則の廃止は、実は教員の負担感を和らげる一定の効果はあると考えています。

忙しさ、疲労感に苦しむ先生方の負担を和らげることができます。

毎日毎日の校則指導、1つ1つは小さな負担でも(人によっては大きな負担ですが)、積み重なると、非常に大きな負担になるのです。

校則指導については、毎日の大きな負担というパターンです。

これが実は、教員の大きな負担感を生んでいるのではないかと思います。

と、実はここまでは前提のようなもので、本当に言いたい事は、実はこれからです。

問題提起:学校の校則は時代錯誤の悪制度だ!!

ここまでを踏まえて、あらためて言いたいことは、”学校の校則は時代錯誤の悪制度だ!!”ということです!!

校則で子どもたちを管理することに対する不満がめちゃくちゃあります。

まず、

【廃止せよ!!】学校の校則の不満①信頼を損なう

1番の不満は、”信頼を損なう”という点です。

時代錯誤な校則が存在し、それを守らせることに注力していると、子どもたちからの信頼を損ないます。

子どもたちは、子どもたちなりに考えが当然あります。

校則についても考えがあります。

その考えを無視して、『ルールだから』という理由で指導していたら、教員にとってそれがたとえ本意でなくても、子どもたちからは、”わかってくれない大人”とみなされてしまいます。

きちんとした理由があって、それをきちんと子どもたちに説明することで納得してもらえるような校則でなければ、存在する意義はありません。

きちんと説明できない校則が現状は多すぎます。

よって不満です!!

【廃止せよ!!】学校の校則の不満②否定的な目

2つ目の不満は、”否定的な目”という不満です。

校則があることで、それを守らせなければならないということにより、教員は子どもたちを温かい目ではなく、否定的な目で見るようになってしまいます。

どこか校則違反をしているところはないかな?

と無意識に探してしまうようになります。

それをしていないと、職務を遂行していないような錯覚に駆られます。

すると、どうでしょう?

やはり、否定的な目で見てくる対象に対しては、やはり子どもたちは警戒心を強めます。

これでは本当の信頼関係を築くことが難しくなります。

それではいい教育などできません。

よって不満です!!

【廃止せよ!!】学校の校則の不満③考える機会を奪う

3つ目の不満は、”考える機会を奪う”という点です。

自分たちの集団がより良いものであるために、自分たちはどうするべきか?

そんなことを一人ひとりが考えることができる集団は、素晴らしい集団です。

各学校は、そういった集団を目指すべきではないでしょうか?

一方的にこれはダメ、あれはダメ!と言っていると、子どもたちは考えることをしなくなります。

そうして育った者たちが形成する社会は、より良いものとなっていくでしょうか?

子どもたちを見ていると、子どもたちの正義感は真っ当です。

実は大人以上に真っ当ではないでしょうか?

1人2人迷惑な行為をしようとするものがいても、集団がそれになびくかと言ったらそんなことはありません。

でも、教師はそう曲解をしてしまっています。

もっと子どもたちを信じてあげて良いのではないかと思います。

子どもたちとともに必要に応じてルールを作っていく、これくらいがちょうどいいです。

多少手間がかかりますが、長期的に見れば負担減に繋がるはずです。

何より子どもたちに考える力が育ちます。

そして、教師と子どもたちとの信頼関係が深まります。

その方が断然有意義なので、現在の校則は、不満です!!

結論:学校の校則は不要!!廃止せよ!!

結論です。

校則は、不要です。

いや今回の場合はこれでは言い過ぎで、子どもたちが納得しない校則は不要です、というのが正しいですかね。

まだまだ校則でしばるのが一番手っ取り早いという黒魔法が効いてしまっています。

もっと、建設的に世の中の現状を捉え、改善の方向に動き出さねば、本当に教育界は危険です。

危ない状況にあるものを現在は見事に見て見ぬふりをして逃れていますが、このままでは、どこかで爆発します。

その前に、校則というものを見直し、教師と子どもたちとの間で合意形成がなされた意味ある校則としていくことにより、教員の負担を解消することが必至だと思います。

よって、不要です!!

まとめ

さて、今回は、『【廃止せよ!!】時代錯誤な悪制度!? 学校の校則』というお話をさせていただきました。

一番引っかかるのは、時代が変化しているのにもかかわらず、校則が変化しきれていない点です。

本気で教師の負担を減らす業務改善をするのなら、もっと日常にスポットを当てて、これまでの常識を覆さなければなりません。

教師と子どもたちとの関係が健全であれば、教師のメンタルも健全に保てます。

子どもたちの主体的な学びの大切さが叫ばれる今だからこそ、校則も改革が必要です。

私は、ガチガチのルールを設けて運営していくのではなく、本当に必要なルール(他人に迷惑をかけない等)のみにして、それ以上は子どもたちの自主性を重んじながら必要に応じて、子どもたちを交えてルールづくりをしていける学校をつくるという道を選びました。

変化の激しい時代には、小回りが効く方が有効だと考えます。

やってみてダメならまた別の方法を考えるNEXTAGE SCHOOLという永遠に進化し続ける学校をつくりました。

子どもたちのことを本気で考える学校です。

強制されるではなく、自らの意思で仕事をしていくことを選びました。

大切なのは、自分が納得できているか、そうでないかではないでしょうか?

外から教育を変えていきます!!

改革が必要です!!

以上です!!

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