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日本の次世代か?世界の教育シリーズ:オルタナティブスクール③ (シュタイナー教育編)

オルタナティブ教育

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、オルタナティブスクールについて考えたいと思います。

本日の内容:日本の次世代か?世界の教育シリーズ:オルタナティブスクール③ (シュタイナー教育編)

日本の次世代か?世界の教育シリーズ:オルタナティブスクール③  (シュタイナー教育編)

『シリーズ:オルタナティブスクール③(シュタイナー教育編)』というテーマでお話をしていこうと思います。

現在取り上げているオルタナティブスクールですが、世界に目を向けると、さまざまな特徴のある教育がそこには含まれていて、簡単にでもそれらの教育の特徴を掴むことで新しい何かに気付けたり、発見できたりする方もいるのではないかと思い、シリーズ化して主な教育の取り組みをご紹介して一緒に学んでいけたらと考えています。

今回この話を聞くことで、クロアチア生まれのシュタイナーがドイツで始めたシュタイナー教育という取り組みを理解していただけるようになります。

では、早速本題に入っていきたいと思いますが、その前に、私の日々の活動では、 教員歴18年、小中特別支援学校と義務教育の全校種での教員経験を生かして、教育に関わるテーマを毎日1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

また、その延長線上に、『教育に選択肢を、人生に革命を』をモットーに、経営理念を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLの創造とした次世代の学校を作りたいと考えて活動しています。

これがまさにオルタナティブスクールになるわけです。

今回の話を聞いて、少しでも勉強になったとか、また一緒に考えたいと思っていただけた方は、これまでの内容もチェックしていただけると嬉しいです。

という感じで本題に入っていきますが、大事なことなので刷り込むべく復習をしておきましょう。大前提としてオルタナティブスクールって何?ってところから確認です。

定義:オルタナティブスクールとは?

定義:オルタナティブスクールとは?

オルタナティブスクールとは、現在の公教育=一条校(学校教育法第一条に規定された学校)とは異なる、独自の教育理念・方針により運営されている学校の総称です。

総称なので、オルタナティブスクール全体に共通した教育観はありません。 各校それぞれに理念・特色があります。参考までに、学校教育法の第一条は、次のような内容です。

第一条 この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。

学校教育法第一条

そのような定義を持つオルタナティブスクールの中には、海外の教育法を取り入れた学校も少なくなく、そこで取り入れられている主な教育法について、簡単にお話ししていこうシリーズの第3弾ということです。

はい、第3弾は、

今日の課題:シュタイナー教育とは?

今日の課題:シュタイナー教育とは?

”シュタイナー教育”です。オルタナティブスクールの中でも、極めて難解な教育法とも言われるのがシュタイナー教育です。

そんなシュタイナー教育ですが、せめて要点だけでもつかめるようにしていきたいと思いますのでお付き合いください。

さて、まず、1919年、ドイツにシュタイナー学校を設立し、今では世界中に広がっています。

現在だと、学校が1000校以上、幼稚園だと1800校以上が存在します。

これまで紹介してきた中でもかなり多い学校数になりますね。

同じような教育理論としてモンテッソーリ教育も同年代に始まっており、この時代からヨーロッパでは豊かな教育環境が整備され始めたと言えるでしょう。

モンテッソーリ教育とシュタイナー教育は同時期に始まったこともあり、よく比較されます。

創始者であるシュタイナーは哲学者です。

シュタイナーは哲学者ですが、哲学だけではなく芸術、薬学、医学、経済、農業などさまざまなジャンルに影響を与えており、これも1つの特徴だと言えます。

幅広い学問に精通したいわば”天才”のような人なので、その考えの全てを理解する事は、非常に難解だというわけです。

日本でも最近になって、斎藤工さんや村上虹郎さんなど、個性的な俳優さんがシュタイナー教育を受けていた事で話題になりました。

そんなシュタイナー教育について一緒に勉強していきましょう!!

前提:シュタイナー教育の考え方?

前提:シュタイナー教育の考え方?

まず、シュタイナー教育の考え方を知っておきましょう。

シュタイナー教育の根本的な考え方は、自由な生き方ができる人間を育てることです。

これは、決して自分勝手という意味ではなく、自らの意思によって行動できる人物を指します。

そのために、安心感が得られる環境づくりを重視しています。

家具に自然素材のものを使用したり、温かみのあるピンクなどの壁紙やカーテンを使うことが推奨されています。

また、生活リズムを整え、同じ時間・曜日・季節に同じイベントを繰り返すことで子どもに安心感をもたらすとしています。

シュタイナー教育は、あくまで人間形成が目的であり、学力を上げることが目的ではないという事は前提として理解しておくと良いと思います。

続いては、シュタイナー教育の特徴をまとめていきたいと思います。

シュタイナー教育の特徴① 「からだ」「こころ」「あたま」

シュタイナー教育の特徴① 「からだ」「こころ」「あたま」

まず、特徴の1つ目は、『「からだ」「こころ」「あたま」』です。

シュタイナー教育の最も大きな特徴を一言で言えば、「からだ」と「こころ」と「あたま」のバランスを大切にする、ということだと思います。

大人になったときに、身体だけ発達し過ぎるのも、感情的になり過ぎるのも、頭でっかちになり過ぎるのもよくない。

身体と心と頭が「バランスよく調和する」ことが、人間にとって大切だ――ということが、シュタイナー教育ではとても重視されています。

そして、

シュタイナー教育の特徴② 3つの発達段階

シュタイナー教育の特徴② 3つの発達段階

関連して、2つ目には、『3つの発達段階』というものが重要な特徴です。

シュタイナー教育では成長の節目を7年周期で考え、0~21歳を3分割して、その時期ごとに「からだ」「こころ」「あたま」と重視するものを変えます。

次のような感じです。

0歳~7歳:体を動かし、「意思」を育む

まず、0歳~7歳を一つの区切りとし、ここでは、「体」を育てることが重要な時期としています。

手足をたくさん動かすことを重視し、勉強やテレビを取り除いて教育します。自分の意図した動きをするという経験が、想像力の発達にもつながるとされています。

7歳以下の子どもは記憶力が育っていないため、言葉で何か教え込むのではなく、大人の真似をさせることで教育することも重視しています。

8歳~14歳:「心」や「感情」を育む

続いて、8歳~14歳の区切りです。

ここでは、「心」を育てることが重要な時期としています。

音楽や美術、詩など、多くの芸術に触れることで感情を豊かにする体験をすることが重要だとしています。

15歳~21歳:「思考」や「自我」を育む

最後に、15歳~21歳の区切りです。

ここでは、「頭」を育てることが重要な時期としています。

思考力を養うため、一般教養だけでなく高等数学や論文の書き方なども学び、パソコン・ネット・テレビなどにもこの段階で触れます。

といったように、子どもの成長の節目を3段階に分け、その段階に成長させるにふさわしい部分を徹底的に育むというのが大きな特徴と言えるのではないでしょうか。

シュタイナー教育の特徴③ 芸術活動

シュタイナー教育の特徴③ 芸術活動

さて続いての特徴、3つ目には、『芸術活動』です。

シュタイナー教育の特徴として、教育を「感情や意思に働きかける総合芸術」と捉えている点があります。

その上で、シュタイナーは、2つの科目を生み出しました。

科目① オイリュトミー

1つ目の科目が『オイリュトミー』です。

オイリュトミーとは、音楽に合わせて体を動かし、図形や感情を表現する科目のことです。

オイリュトミーは、「美しいリズム」という意味でシュタイナーが生み出した運動芸術です。

自然で美しい身振りや他者との調和を学ぶことを目的としています。

科目② フォルメン

2つ目の科目は『フォルメン』です。

フォルメンとは、直線・曲線・渦巻きなどで構成された、幾何学模様を色を使って描画し集中力を養ったり指先を訓練する科目のことです。

こちらも、オイリュトミー同様、シュタイナーが考案した芸術教育です。

これを数学や美術の基礎的学習として位置付けています。

まとめ

日本の次世代か?世界の教育シリーズ:オルタナティブスクール③  (シュタイナー教育編)

さて、今回は、『日本の次世代か?世界の教育シリーズ:オルタナティブスクール③ (シュタイナー教育編)』というテーマでお話させていただきました。

シュタイナー教育のもとになっているルドルフ・シュタイナー博士の思想を調べてみたら、難解で挫折してしまう人もたくさんいます。

私もこれが現時点では限界に近いです(笑)。

100年前の思想の上に、いわゆる「スピリチュアル」な面もたくさんあり、違和感のある人もいるかと思います。

シュタイナー教育を実践する人は、これを全部理解して、全部に賛同しているのか…といえば、そうでもないようです。

全部を理解しなくても、シュタイナー教育の大切な部分は理解できますし、実際の幼稚園や学校に通う親にも、色々な考え方の人がいます。

シュタイナー教育の幼稚園や学校などでは、初心者向けのやさしい公開講座を行っています。

やさしい本もたくさん出ているので、よりよく理解していくためには、まずはそちらをご覧になってみてはいかがでしょうか?

のりそらからは以上です!!

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