みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、SNSをめぐる問題についてお話させていただきます。
本日の内容:【教えて、のりそら先生】SNSのこの事案、どう思われますか?
題して「【教えて、のりそら先生】SNSのこの事案、どう思われますか?」といった内容でお届けします。
今さらですが、SNSの普及が進んでいます。
大人はもちろん、子どもたちの間でも普及しています。
教育関係者、保護者として心配になるのは、正しく使えなかった時に生じるトラブルです。
トラブルを回避させる方法、トラブルになってしまった時にどう対応していくか、簡単な話ではありません。
この簡単な話ではない問題に積極的に取り組んだ結果、生まれた議論があります。
今回は、その様子を共有し、お互いに考えを深められたら良いと考えています。
今回このお話を聞くことで、子どもとSNSについて考えることができます。
お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
どうぞお付き合いください。
練馬区中学校の「SNSパスワード」提出問題
今回、みなさんにお考えいただきたいのは、東京都練馬区にある中学校における出来事についてです。
この事案を考えることで、子どものSNSと親の、子どものSNSと学校の向き合い方について考えるきっかけになると思います。
概要を説明します。
東京都練馬区の教育委員会が策定した「SNS練馬区ルール」にもとづき、練馬区の中学校で、生徒にSNSのパスワードを記載した書類(リーフレット)を提供させるという事案が生じました。
パスワード記載のリーフレットは、そもそも教育委員会の事務局が作成したものでしたが、保護者からも賛同を得られたことから、実現に至ったという背景があったといいます。
区教委では、家庭でのSNSルールづくりの啓発や、家庭で作成したルールづくりの確認のために、「SNS練馬区ルール」のリーフレットを生徒に配布しています。
このリーフレットには、SNSのパスワードの記入欄があったそうです。
そのため、区教委はパスワードを記載せずに提出することを各学校に通知していたが、区立中学校の一つで「学校への提出にあたってSNSのパスワードの記載は不要」との説明を失念したため、提出した生徒のパスワードを学校が知り得る事態が起きてしまったというのです。
保護者からの連絡をうけて、ミスに気づいたものの、すでに276人から提出を受けたといいます。
他校では同様のミスはなかったということです。
事務局は素直に反省する一方、SNSやインターネットの利用をめぐる「いじめ・トラブル」を念頭に、場合によっては子どものパスワードを親がいつでも見られるようにする家庭内の約束も必要だとの考えを示しています。
問題提起
このリーフレット策定に大きく関わっていたのは、「いじめ対応等支援チーム」という教育委員会が発足したチームです。
つまり、先ほどもあった通り、SNSやインターネットの利用をめぐる「いじめ・トラブル」の未然防止やトラブル解決を念頭に策定されたものだということです。
このようなご時世ですから、SNS等に関わる指導は、子どもたちの健全育成には欠かせない教育的内容でしょう。
今回、このことが問題になったというのは、極めて個人的な情報かつ他人に安易に教えるべきではない内容を提出させてしまったという点にあると思います。
これにより、どのような問題が発生するのか?
パスワードを知った教員が悪用をしたり、紛失などにより誤って流失させてしまったりといったことが考えられますが、これだけ取り上げられているので、その心配は恐らくないかとは思います。
一方で、議論に値する内容は、
①SNS等の利用のあり方についてどこまで学校が介入するのか?
②親がどこまで介入すべきなのか?
③トラブルを未然に防ぐにはどうしたら良いのか?
④万が一、トラブルになってしまったらどう対処していくのか?
⑤保護者の管理下にある子どもの個人情報はどこまで個人情報なのか?
などが考えられます。
全てについて議論をして議論をすることは難しそうなので、次の点に絞って自論をお話しさせていただきます。
それに対して、どうとか、こうとか、みなさんもお考えになっていただければと思います。
SNS等の利用のあり方についてどこまで学校が介入するのか?
SNS等の利用のあり方の全てについてお話しするのも広すぎるので、子ども同士がメッセージをやり取りするタイプのものに絞ります。
正直、これが一番トラブルとして多いのではないでしょうか?
対面していない環境下で、文字を媒体として”悪口を言ったとか、言わないとか”。
こう言ったことがきっかけとして、学校で対面しての人間関係に亀裂が入っている。
人間関係に亀裂が入っているので、学校は、教員はその修復のために間に入ることになる。
きっかけがSNSということで、対面でのいざこざに比べて厄介さがある。
『正直そこは学校外での出来事でしょ?どこまで介入すればいいんだよ・・』
これが本音ではないでしょうか。
学校の指導が至らないからSNS等でトラブルが起きるのでしょうか?
学校側でトラブルを解決していくのであれば、先ほどあったように学校側がパスワードを管理したって何の問題もないのではないでしょうか?
それでも未然に防ぐことは難しいと思いますが、学校の先生がやりとりを見ているとなれば、子どもたちのやりとりのあり方も変わるでしょうし、一定の効果はあるかもしれません。
しかし、子どもたちの個人情報は当然ダダ漏れになります。
あっては欲しくありませんが、教員が悪用しないとも限りません。
もっとも、こうなれば子どもたちは教員の目の届かない場所をまた作り出します。
イタチごっこになることは想像するに難しくありません。
一方、教員にはなくても、保護者にはパスワードを知ることをはじめ、メッセージのやり取りと子どもから見せてもらうことはあっていいように思います。
親に見せられないようなやりとりが、トラブルの元になりうる可能性が大きいことはこれまた想像するに難しくありません。
”親も子どものプライバシーを尊重すべきだ”
このような意見もあります。
しかし、これは安全と同じ土俵で語られるべきではなくないですか?
安全が脅かされているのに、プライバシーなんて言ってられませんよね?
SNS等のトラブルは、相手方がいて初めて起こるものです。
ですから、どの家庭でも、子どもたちを危険から守るようにルールを定めてそれを徹底せねばなりません。
そのルールのあり方や、ルールの必要性の指導等は学校でもできることだと思います。
確実にSNSについては、学校、家庭、地域、警察、販売会社等それぞれの役割分担が必要なものだと考えます。
みなさんは、どのようにお考えになりますか?
まとめ
さて、今回は、「【教えて、のりそら先生】SNSのこの事案、どう思われますか?」というお話をさせていただきました。
スマホはすでに子どもたちの間に普及し、なくてはならないものと化しています。
これは否定的な側面ではなく、便利に使えるという良い側面も多分にあります。
問題なのは、スマホではなく、その使い方です。
どのようにすれば正しく利用ができるのか?
実は、それは本質的にはモラルの問題ですよね。
その子自身がしっかりとした道徳観があれば、誤った利用には繋がりません。
そういう本質的な部分は、学校教育の中でも大いに指導できる部分ではないでしょうか?
問題の根は深いですが、考えようによってはシンプルなのかもしれない。
そんな風にも思いました。
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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