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【クレームなし】ひと味違う実践ノウハウ 通知表の渡し方

教育全般

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、1学期の締めくくり方について考えていきたいと思います。

本日の内容:【クレームなし】ひと味違う実践ノウハウ 通知表の渡し

【クレームなし】ひと味違う実践ノウハウ 通知表の渡し

題して『【クレームなし】ひと味違う実践ノウハウ 通知表の渡し方』といった内容でお届けします。

さて、先生方、今日まで本当にお疲れ様でした。

本当に怒涛すぎる1学期、ついにあと1日で終了です。

そして、翌日からは夏休み(https://nextageschool.com/summervacation/)です。

仕事はあるけれど、毎日子どもたちが登校してくる学期中に比べ、心にゆとりをもつことができるようになりますね。

気持ちよく無事に夏休みを迎えるために、1つだけお話しさせていただきます。

それが、通知表を渡すあの学活1時間の過ごし方です。

私が現行の通知表に関して否定的な考えを持っていることについては少し前にお話させていただきました通りです(https://nextageschool.com/reportcard/)。

では、なぜ今回このような内容を取り扱っているのかというと、終業式の日の大事な最後の学活の1時間を”教育効果の低い”通知表を渡すに終始するではなく、なるべく教育効果の高いものにするために、苦慮してたどり着いた現在までのベストプランがあるからです。

今回の内容は、通知表を渡すのに特に考えなしに渡していた先生、終業式の日の最後の1時間を持て余してしまっていた先生向けのお話です。

この内容をご覧いただくことで、クレームなく爽やかな気持ちで学期の最後の1日を締め括ることができるようになります。

では、早速いってみましょう!!

通知表渡しの最後の学活ノウハウ

通知表渡しの最後の学活ノウハウ

さて、早速本題ですが、最後の学活の内容は、

①通知表を渡す

②楽しかった1学期

③○○さんへカード

この3つを同時進行に行います。

1つ1つ見ていきます。

最後の学活ノウハウ①通知表を渡す

最後の学活ノウハウ①通知表を渡す

まずは、作った以上絶対にやらなければならない通知表渡しです。

まさか、お便りを渡すかのごとく次々に渡していくような真似はしていませんよね。

それだけは絶対にやめましょう。

それこそ、せっかく苦労して作ったあまり教育効果の高くない通知表の教育効果がさらに低くなります。

それどころか、最悪クレームの温床と化してしまいます。

必ず、時間をとって”一人ひとりと会話しながら渡す”ようにしてください。

時間の短い面談のような感じです。

その時他の子どもたちは何をしていれば?

退屈で騒がしくなるのではないか?

そう思いますよね。

何もやることを指示していなければ、どんな良い子たちもそうなります。

そこで、次に説明する②と③の指示を出します。

その説明は後にすることにして続けます。

教室の後ろに教師用の机椅子、児童生徒用の机椅子と2セット用意します。

対面ではなく、横並びに近い斜めくらいの配置にします。

教室の後ろにしているのにも訳があります。

他の児童生徒が通知表をもらう児童生徒の様子が気になってジロジロ見てしまいます。

それを防ぐためというのが1つ。

そして、他の児童生徒が後ろから先生が見ているという緊張感を与えるためです。

静かに作業をさせるための工夫です。

そんなこんなで教室の後ろで面談をしながら通知表を渡していきます。

この時に心がけることは、次の3つです。

この3つを通知表渡しノウハウと名付けます。ノウハウは次の通りです。

①雰囲気づくり

②顔色を見る

③説明する

です。

1つ1つ見ていきます。

通知表渡しノウハウ①雰囲気づくり

通知表渡しノウハウ①雰囲気づくり

まずは”雰囲気づくり”です。

この日の子どもたちは、浮かれています。

今日がいつもよりも早く帰れること、明日から夏休みであること、そしてついでに親から褒められるか、そうでないかに関わる通知表をもらうことがその要因です。

通知表、その趣旨をきちんと説明せずに渡してしまうと、この子どもたちの浮かれた波に飲まれて教育効果0になってしまいます。

そこで、一人ひとりに渡す前に”通知表の趣旨、意義”について語ることをしましょう。

さまざまな考えがあると思いますが、私の場合は『通知表は、先生から皆さんへのお手紙』であると伝えます。

一人ひとりのことを考えに考えて書いた大事な大事なお手紙なので、無闇に否定したり、友達と見せっこしたりするのはやめるように説明します。

きちんと説明をすると、子どもたちはわかってくれます。

これを怠ると、友達同士で見せ合い騒がしくなるとともに、

『何であいつがこの成績で、俺はこんな成績なんだ!』

ということに安易になりがちです。

そのため、この全体に対する説明は同じ内容だとしても毎学期しましょう。

通知表渡しノウハウ②顔色を見る

通知表渡しノウハウ②顔色を見る

続いては、”顔色を見る”です。

実際に教室の後ろでプチ面談をする際に心がけるポイントです。

通知表を一緒に見るように児童生徒に見せます。

まだ教師は何も言いません。

そして、この時の児童生徒の様子をよーく観察します。

顔色を見るのです。

どんな心境でいるのかを察するのです。

ここで顔が青ざめるようだったり、声を上げて悲しんだりする児童生徒がいたら、”納得がいかない”という感想をもっている可能性が大です。

それをそのままにしておいて家に帰したら、間違いなく親からクレームの電話がかかってきて、説明に追われ、信用を損ない、気持ちの良い1学期の締めくくりと、夏休みのスタートが切れなくなってしまいます。

それだけではなく、2学期の始まりに際して気の重たさが倍増してしまいます。

よって、一人ひとりの顔色を見て、『どんな感想をもった?』とまずは児童生徒に喋らせます。

それを受けて、次です。

通知表渡しノウハウ③説明する

通知表渡しノウハウ③説明する

3つ目は、”説明する”です。

児童生徒の感想をもとに、通知表の内容について説明します。

児童生徒が何かを思うであろう箇所については、特に丁寧な説明をしてあげます。

すると、もうきちんと説明を受けたので、仮にその内容をきちんと理解できていなかったとしても、また文句を言ったところできちんとした理由を説明されるだけ、と観念するしかなくなります。

児童生徒は、単純に最近のテストの出来などで通知表の成績を予想しがちですからね。

きちんと説明してあげましょう。

そして、期待を込めて、その子の成長に必要なアドバイスをしてプチ面談を終えましょう。

これをすることで、”教育効果の低い”通知表をなるべく教育効果の高いものにすることができます。

ここではきちんと関係ができていれば、所見で文章化は出来なかったけれど、本当に伝えたいことをきちんと伝えることができます。

それを児童生徒がきちんと受け止めてくれれば、教育効果は上がります。

以上ここまでが”通知表渡しノウハウ”でした。

最後の学活ノウハウ②楽しかった1学期

最後の学活ノウハウ①通知表を渡す

”最後の学活ノウハウ”に戻ります。

2つ目のノウハウは、”楽しかった1学期”というものです。

これは、少し準備が必要です。A4半分くらいの厚紙を用意します。

そこに教師が1学期を振り返ってみんなにメッセージを書きます。

もちろん内容は全てポジティブなものにします。

それを終業式の日に子どもたちが登校する前に黒板に貼っておきます。

前日の放課後にやっておくことをお勧めします。

すると、登校してきた児童生徒から何?何?といった感じでそのメッセージを読みます。

そして、最後の学活の通知表渡しの裏でこのメッセージカードを一人ひとりに書いてもらいます。

担任がとても楽しかった1学期であった旨の内容を書いているので、当然児童生徒はこれに引っ張られます。

そして、いろいろあったけど、とても充実した1学期だったという気持ちを深めます。

学級を最後にポジティブなオーラで包むことができます。

そして、このカードは、夏休みのうちに教室の一角に掲示しておいてください。

2学期に子どもたちがそれを読み、良いクラスだということを思い出してのスタートが切れますので効果的です。

最後の学活ノウハウ③○○さんへカード

最後の学活ノウハウ②楽しかった1学期

最後のダメ押しに、”○○さんへカード”です。

これは、最後の学活の前に子どもたちに紹介しましょう。

これも事前の準備が必要です。先程の”楽しかった1学期”のメッセージカードに似ていますが、”○○さんへカード”というのを作ります。

これは、クラスの誰かに向けてのメッセージカードです。

ただし、その相手は○○さんです。

つまり誰とは特定されていないということです。

誰に渡るかわからない学級の誰かに渡るカードを作ります。

その内容は、『このクラスでの1学期はどうでしたか?』とか『△△なことがあって楽しかったね』や『夏休みの予定はありますか?』などやや抽象度の高いものとなります。

ですが、この誰に渡るかわからないパターン。

このパターンでは、自分が好意を抱いている子に向けてメッセージを書くという心理が働きます。

すると、自然とその内容が温かいものとなり誰がもらっても温かい内容になっていくのです。

これを『さようなら』をして、教室を出る前に順番にくじ引きのようにしてもらっていきます。

これにて1学期終了です。

このクラスで良かった、最後にそんな印象をもって1学期を終えることができるでしょう。

【クレームなし】ひと味違う実践ノウハウ 通知表の渡し方

以上『【クレームなし】ひと味違う実践ノウハウ 通知表の渡し方』についてでした。

まとめ

【クレームなし】ひと味違う実践ノウハウ 通知表の渡し方

さて、今回は、『【クレームなし】ひと味違う実践ノウハウ 通知表の渡し方』というお話をさせていただきました。

教科指導以上に通知表の渡し方などは教えてもらえるものではなかったりしますよね。

ですが、それぞれの先生は自分の経験則でより良い良い方法というのを考えて、実行しています。

こういう実際の姿は、たとえ教室が隣でも全くわからないものです。

自分も同じ時間を過ごしているためです。

でも、何も考えがない場合と、今回のようなことを実行した場合とでは、ずいぶんと1時間の内容の濃さが変わると思いませんか?

私の経験なんかで良かったら、こういった具体的かつ実践的な話もできますので、コメントを下さい。

先生方の良いパフォーマンスに繋がることを考え、発信していきます。

加えて、先生方の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。

先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。

私のできることはさせていただきます!!

のりそらからは以上です!!

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