みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は教師の夏休みについてお話をしていきたいと思います。
本日の内容:決して楽ではない”教師の夏休み”その改革を提案します
題して『決して楽ではない”教師の夏休み”その改革を提案します』といった内容でお届けします。
「教師って夏休みがあっていいよね。」
「夏休みって、先生たちも休みなんでしょ?楽でいいよね‥」
世間のイメージは、実はいまだにこうかも知れません。
こんな風に聞くと、実際との違いに怒りさえ覚える先生方も少なくないのではないでしょうか?
今回はまず、そんな世間の誤解を解きます。
それとともに、教師の夏休みの現状を打破し、夏休みを日頃超過勤務等で忙しい思いをしている先生方が報われる機会とするよう改革案を提示したいと思います。
教師の夏休みの過ごし方の現状に不満を抱いている方、教師という仕事の忙しさばかりに目がいき、もう嫌だと思っている先生方を救える案だと思います。
そのため、”教師の夏休みのあり方を見直そう”という改革の声が大きくなるよう願います。
この話を聞くことで教師の働き方改革シロが夏休みにこそあることをご理解いただけます。
先生方がより生き生きと教職に勤しむことができるようにと頭を捻りましたので、最後までお付き合いください。
それでは、いってみましょう!!
結論:夏休みは休みではありません!!
まずは、5秒で世間の誤解を解きましょう。
はい、先生方みんなで声を合わせて大きな声で言いますよ!!
『せーのっ!!』
『夏休みは、休みではありません!!』。
はい、よくできました。
世間の皆様、ご理解いただけましたでしょうか?休みではないんです。
毎日が出勤日なんです。
そして、そうなると、次はこうですよね?
『え!? じゃあ何してるの?』ですね。
お答えしましょうよ、先生方!!
教師は、夏休みに‥
夏休みの教師の仕事
- 研修
- 水泳指導、部活指導
- 2学期の行事準備
- 2学期の授業準備
- 事務作業
などです。
これから簡単に一つひとつ解説していきますね。
教師の夏休みの仕事① 研修
まずは、研修です。
最近は、夏休みにさまざまな研修が入ります。
研修というのは、都道府県教育委員会や市町村教育委員会などが主催する勉強会と考えていただければ良いかと思います。
勉強会ですからためになるわけです。
ためになるものであれば、教師自ら手を挙げて積極的に参加したくなるわけです。
でも、実際は‥行かされている研修になってしまっています。
校務分掌によっていかざるを得ない研修となっています。
役に立たないわけではないけれど、身に迫って勉強したい!!と思えるものでないことから、ただの負担となってしまっているというのが実際です。
そんな研修の機会が何日かあります。
似たような点で言えば、人によっては免許更新のための講義の受講などもあります。
教師の夏休みの仕事② 水泳指導、部活動
続いて2つ目は、水泳指導、部活指導です。
運動という点で一括りにさせてもらいましたが、水泳は小学校、部活は中学校、高校です。
小学校の水泳指導は、全児童向けのプール開放に加え、都道府県によるかも知れませんが、水泳大会が催され、それに向けての特別指導、大会運営、引率などもあります。
部活動については、ご存知の通りです。
最低でも毎日午前中ないしは午後のどちらか半日は部活動の指導をしていますよね。
部活動の負担はやはり特に大きいです。
教師の夏休みの仕事③ 2学期の行事の準備
続いては、2学期の行事の準備です。
2学期には、さまざまな行事が催されます。
小学校では、特に大きなもので運動会。
この運動会の特に表現(ダンス)を考えることはかなり大変な作業になります。
その他にも校外学習や宿泊学習など、学年行事が予定されている学校がほとんどです、その準備があります。
教師の夏休みの仕事④ 2学期の授業の準備
続いて4つ目は、2学期の授業準備です。
学期中はイレギュラーな仕事に追われなかなか授業の準備に時間を割くことができません。
そのため、夏休みにはここぞとばかりに授業の準備に力を入れる先生方も少なくありません。
教師の夏休みの仕事⑤ 事務作業
5つ目は事務作業です。
指導要録と言って通知表の元になる重要書類のハンコ押し。
保健関係の記録のまとめ。
1学期にどの教科をどれだけ指導したかという時数のチェックなど、細々とした事務作業があります。
夏休みの教師の仕事5つ
さて、ここまで夏休みの教師の仕事5つについてお話ししてきました。
本当にザックリです。
もっと先生によっていろいろな仕事があります。
ともあれ、お伝えしたかったことは、夏休みにも教師の仕事はあるし、それなりに小忙しくしているということです。
そんな現状にある教師の夏休みを改革すべきであると私は考えます。
学期中の苦労が報われる、教師っていう仕事の中にもメリットがあるじゃん、そう思えるような改革案です。
改革案は、
教師のための夏休み改革案:自宅研修
『自宅研修』です。『自宅研修?何それ?』そうお思いですよね。
でも、この自宅研修という言葉、私がつくったのではなく、元々あった言葉なんです。
というか、私が教師になる以前には、夏休みは『自宅研修』だったんです。
そんな時代があったんです。
『自宅研修』とは、学校の外で授業の準備をしても良いというものです。
かつては年休を使わなくても学校の外で研修ができたんです。
普段は、できないような体験(たとえば社会科の授業準備のため、職人さんの仕事を見たり聞いたりすること)も可能だったんです。
ところが、今は、年休か夏期休暇をとらなければできない。
臨時的任用教員などのように年休が少ない教師は、学校の外で授業の準備をしたくても外に出ることができず、無駄に学校の中で過ごさなければいけない時間も出てきています。
教師の夏休みの休暇には柔軟性がほしいと思うのです。
よって私の改革案は、『自宅研修』の復活です。
『自宅研修』をこう定義します。
夏休み自宅研修① 年休扱い
まず、”年休扱い”です。
年休というのは年間20日と定められた教師が自由に取れる休みのことです。
この20日間を全て夏休みに使ってしまったら、学期中に何があっても休暇を取ることができなくなってしまいます。
それでは困りますよね。
ですので、年休は使いません。
夏休みは全て年休”扱い”ということです。
年休の時と同じように行動すれば良いということです。
年休の時に、『朝遅れます』という連絡を学校に入れますか?入れませんよね。
入れなくていいんです。
年休の時に学校に来て仕事をしてはいけないんですか?学校に来て仕事をしてもいいんです。
どこかへ出かけることを制限されますか?されないんです。どこへ行ってもいいんです。
これで十分だと思います。
その代わり、先生方には自己管理をしっかりとしてもらわねばなりません。
当然、年休扱いとは言え、公序良俗に反するような行為をしてはならないし、自分のスケジュール管理はきちんと自己責任において行う。
先に挙げたやるべき業務もきちんとこなすということが求められます。
これまでとの大きな違いは、”信用して任せられている”ということです。
休養も必要でしょう。
たっぷり休んでください。
でも、その分、やることはやりましょうね!と言った感じです。
これで十分に回ると思いませんか?
夏休み自宅研修② 日直は学校
続いて、”日直は学校”にいなければならない、です。
これだけはごめんなさい。
”年休扱い”とは言え、さすがに誰かは学校に来ているとは思いますが、たとえ来なくても誰かが学校にいるようにはしなければいけないと考えます。
特に、児童生徒に何かがあった時に対応ができないからです。
日直は、児童生徒の身に何かが起こった旨の連絡を受けたら、関係の教師に連絡を入れる。
そして、児童生徒への対応にあたるようにする。
さすが”自宅研修”をしていて自宅や外出中だったとしても、自分の関わる児童生徒の身に何かがあれば駆けつけたり、なんとかするために行動しますよね。
万が一の備えはこれで十分だと思います。
夏休み自宅研修③ 識見を深める
最後は、”識見を深める”というものです。
『自宅研修』においては、先生方がご自身の力で識見を深めるようにしてください。
具体的には、読書をする、映画を見る、行ったことのないところへ行く、普段関われない人と交流する、観劇をする、セミナーなど勉強会に参加する、異業種交流会に参加する、などです。
理由は、全て子どもたちのためであるということです。
教師は裸一貫その体一つで勝負しています。
あなたが魅力的な人間であることは、子どもたちにとって大いにプラスに働きます。
いろいろなことを知っていて、いろいろな人の気持ちがわかり、いろいろなものの良さを知っている、そんな先生は尊敬に値するものです。
夏休みを通して、『教員は世間知らずだ』と言わせないために識見を深めてください。
以上が、教師の夏休み改革案です。
それでは決を取りたいと思います。
『この改革案に賛成の方は、いいねボタンやフォローボタン、メルマガ購読ボタンを!!』
『賛成多数につき、この”自宅研修”という教師の夏休み案を可決いたします』
まとめ
さて、今回は、『決して楽ではない”教師の夏休み”その改革を提案します』というお話をさせていただきました。
もう直ぐ夏休みですね。
現状でも普段よりは肩の荷が多少は下りますかね。
でもでも、やっぱり今の教師の夏休みは管理されすぎていると思います。
正直、学期中に教師の負担を軽くする方策を取ることは容易ではありません。
だからこそ、どこかで報われる場所があって良くて、その可能性を大いに秘めているのが今回取り扱った夏休みだと思うのです。
もうもはや教師が夏休みに少しくらい自由になっても世間は咎めないのではないでしょうか?
それだけブラックな労働環境は周知され切っていると思います。
先生方がまた2学期から本気で子どもと向き合えるようにするには、心身ともに大きなリフレッシュをすることがとてもとても重要です!!
こんな未来になると良くないですか?
以上です!!
もしこの記事がお役に立てたら下の2つのバナーを1日1回ポチッとクリックお願いいたします!!
それを活力に頑張ります↓↓
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
メルマガもやってます。
リンクを貼っておきます↓↓
そして、これ、便利です。疲れたらドラマでも観て一息つきましょう↓↓
コメント