みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、学校の現状についてお話をさせていただきます。
本日の内容: 【教えて、のりそら先生】衝撃 ”学校が崩れる”
題して『【教えて、のりそら先生】衝撃 ”学校が崩れる”』といった内容でお届けします。
”学校が崩れる”
強烈な見出しに、思わず手を取りました。
「週刊東洋経済」における特集記事のタイトルです。
”学校が崩れる” 衝撃的な見出しをとして、教員不足が招く公教育の異常事態などに警鐘を鳴らしています。
今回このお話を聞くことで、現在の学校の危機的状況についての考えを深めることができます。
お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方にお話ししていきます。
叫ばれ続ける教員不足
文部科学省の調査では、全国で最低でも2000人の教員が不足しているといいます。
熊本県の不足率は小学校でワースト2位、中学校ではワースト1位となっています。
その原因について、熊本県教育庁学校人事課は「非正規教員の大幅減少」と「特別支援学級の増加」を挙げています。
それまで非正規だった人たちが、団塊の世代の大量退職による影響で、正規採用されたことで非正規教員の数が減ったというのです。
その結果、育休や産休で出た欠員を埋めきれなくなってしまったといいます。
また、8人の子どもに1人の教員を充てる特別支援学級の数も増えたため、教師不足が起きた、と説明しています。
熊本県に限らず、こうした状況は全国各地で生じています。
教員不足を埋めるため・・
今年欠員の代替で入るのは3度目だという都内の小学校に非常勤講師として勤務する82歳の女性が紹介されています。
なんと代替分は無給だといいます。
この女性は、
『自分が断れば学校運営がままならないことを知っているため、引き受けている。』
と話しています。
こうした個人の善意によって、公立学校はぎりぎりもちこたえているという状況であると言えます。
休職者の増加、教員志願者の減少
休職者が増えているのも、教師不足の原因の一つです。
教員の精神疾患による病気休職者数は1990年からの20年間で約5倍に増えました。
そして、教員志願者の数が年々減り続けていることも背景にあります。
競争倍率は3倍台にまで低下しています。
不合格だった人を講師名簿に登録し、休職者が出た場合に非正規の臨時的任用教員として充てていましたが、その層が薄くなっているからというのが背景の理由です。
急増する発達障害
このほかにも、少子化でも特別支援学級はなぜ増えるのか?として、急増する「発達障害」についてレポートしています。
この13年で10倍になっていますが、
「普通学級での指導や支援が工夫されないまま、安易に支援学級への転籍が検討されるケースがある」
という専門家の声も紹介しています。
さらに、発達障害とされる子どもに対して、安易に向精神薬が使われている、と警告しています。
「ふとり」教育
このほかにも、「ゆとり」教育の反動で教育内容が増えた「ふとり」教育に疲弊する現場や、中学受験が激化し広がる格差など、公教育のさまざまな問題を取り上げています。
そんな充実した教育特集となっているのが、
「週刊東洋経済」特集 ”学校が崩れる”です。
抜本的な改革を阻む壁
これだけ危機的状況にある日本の学校教育。
何とかしなければならないけれど、1つ1つを解決していくことはおろか、年々問題が増えていっているとさえ感じます。
なぜ、教育界では抜本的な改革がなされないのでしょうか?
①お金の問題
いくつも理由があると思いますが、大きなものとしてお金の問題があります。
教育予算が十分でない、よって教員を増やすことができない、国として一丸となった改革が打たれない等に繋がります。
そもそもある時点から教育費の国庫負担は2分の1から3分の1に減っています。
特色ある教育を、という名目のもと、各自治体の費用負担割合が増えています。
これでは教育格差が生まれてしまいます。
②危機的状況の周知がなされていない
日本の学校教育は、本当に危機的状況にあると思います。
ところが、この状況を多くの国民の周知の事実かというと、そうではない気がするのです。
教育の危機は、日本の未来の危機です。
この認識が浅すぎるような気がしてなりません。
学齢期のお子さんをお持ちのご家庭でさえ、自分の子どもが通っている学校が大変な状況にあると感じている人が少ないように思います。
何とかなっているように、または何とかしようと必死に日々先生方が身を削っていることによって何とかなっていることに気付けていないのです。
”教育を何とかしなければいけない”
このことが周知され、大きなムーブメントを生まなければ、事態が変わることはないでしょう。
③時代を読めていない
時代は止まることなく変化しています。
今、この瞬間もそうです。
ビジネスの世界では、時勢を読むことができなければ淘汰されます。
ところが、学校教育は淘汰されません。
それゆえ、もはや古典的と言っていい仕事と未来志向の仕事が混在しています。
混在する中で、現場における優先度が高いのは、実は古典的な仕事です。
もっとテクノロジーの活用に目を向けたら教員の負担を減らすことができるはずです。
教員の負担を減らすことができれば、雇用の問題も、授業の負担感も軽減することができるはずです。
④公の力だけで何とかしようとしている
学校教育は、公のものであるという意識が日本はやたらと強いと感じます。
それゆえ、根拠のないプライドのようなものを感じます。
自分たちの力で何とかしなければ・・そのような責任感があるのであればまだいいのですが、そもそも民間を下に見ているきらいがあります。
子どもたちにどのような指導をされているのでしょうか?
『人という字は人と人とが支え合って生きているんです』
金八先生のようなお話はされないでしょうか?
餅は餅屋、社会はそれぞれの得意を生かして協働的に仕事をしています。
⑤笑顔が少ない
最後です。
教員不足、教員志願者の減少、なぜこうなるのでしょうか?
もちろんこれまでに述べてきたような背景が要因として大きいです。
加えて、教育に携わる者の”笑顔が少ない”っていうのもありませんか?
心の底から生き生きと楽しそうに仕事ができていないことはおろか、子どもたちの前で取り繕うことさえできていないんです。
むしろ逆に子どもたちの前で意識的に怖い顔をしている先生の方が多いように思います。
そうすることで、本質的な導きではなく、恐れによる管理が行われていて、それで子どもたちがある程度従っているように見えるものだから、それでいいとなる。
教員という仕事は、給料+αの何かしらの価値をもって成り立つものという側面があります。
その+αとして、子どもたちの成長や感謝の言葉、敬意などがあります。
でも、これらは教員に心の余裕があってこそ素直に受け止められるもののように思います。
であるとしたら、やはり先生方の心に余裕がない現在の日本の学校教育は危機的状況であると言えます。
そこに子どもたちの未来が託されているとしたら、
『学校、変われ!!』
と叫ばずにはいられません。
まとめ
さて、今回は、『【教えて、のりそら先生】衝撃 ”学校が崩れる”』というお話をさせていただきました。
本文の中で話させてもらっているように、この危機的状況が周知されていないことが状況を変えられない要因の一つであると考えます。
よって、ここで微力ながら周知を図りました。
少しずつでも、現在の学校の様子について考える方が増えることを願って。
私のりそら、学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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