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【教えて、のりそら先生】今、あらためて いわゆる”不登校”について考える

教育問題

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、いわゆる”不登校”の現在の自論をお話させていただきます。

本日の内容: 【教えて、のりそら先生】今、あらためて いわゆる”不登校”について考える

題して『【教えて、のりそら先生】今、あらためて いわゆる”不登校”について考える』といった内容でお届けします。

何らかの事情により学校に行くことが難しい子どもたちの居場所としてNEXTAGE SCHOOLをつくり、もうすぐ1年が経とうとしています。

この間、そして今も、個人的には多くの課題と向き合っています。

それら課題についての現在の正直な想いを言葉にすることで、一緒に考えてくださる方が現れたり、自分の気持ちの整理ができたりするかもしれないと思い、あらためて いわゆる”不登校”について考えてみたいと思いました。

当然、全てのお子さんに当てはまるものではなく、タイミングや事情次第ではこの限りではないことを承知の上でお読みいただけると良いと思います。

今回このお話を聞くことで、いわゆる”不登校”についての一意見を知り、それによりご自身のいわゆる”不登校”についての考えを深めることができます。

お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方にお話ししていきます。

課題① 毎日通えるのに、毎日通うことが難しい

正直、いわゆる”不登校”の子どもたちにとって当校の魅力が弱いのでしょう。

平日の毎日13:30から15:30まで、デイスクールとしていわゆる”不登校”のお子さんを対象に学びの場を提供しています。

当初の見通しとは違い、毎日2時間通うことが難しいお子さんがほとんどというのが現状です。(送迎等の家庭の事情によるものは例外です)

当校は、学校の勉強を柱に運営をしています。

学校に行けないことと、学校で習うはずの勉強ができないことは別の問題であると考えているからです。

加えて、学校の勉強すなわち基礎学力は、子どもたちが社会的自立をしていく上である程度必要になると考えているためです。

将来の選択肢を増やす意味でも必要であると考えます。

もし、学校の勉強にこだわらずに、もっと自由に過ごせたり、体験的な学習に終始したりしていたら、もっと楽しく通えるのかもしれません。

しかし、当校が目指す楽しさは、学びを通して ”わかる” ”できる” そして自身の成長を実感できる、そういったものです。

こう聞くと、学校の勉強に固執しているようにお感じになるでしょうが、当校のカリキュラムには、”探求学習”といってこれからの時代に必要な学びも選択できるようにしています。

当校に通ってくれている子どもたちの”社会的自立”、これこそが当校の最上位目標です。

学びには継続が必要です。

気が向いた時だけ、または嫌々学習しても身になりません。

”社会的自立”に向けた学びの必要性を感じ、毎日通学できることを願っています。

そして、その先に”社会的自立”に向けた”本当の生きる力”を身に付けてもらうことこそが当校の使命であると自負しています。

何らかの事情により学校に行くことが難しい、つまりいわゆる”不登校”であることが問題であるのではありません。

日々”社会的自立”に向けた広い意味での学びを継続しているかが重要であると考えます。

課題②コミュニケーション能力の育成

次に気になっている点は、コミュニケーションに関わるものです。

いわゆる”不登校”にあるお子さんの多くは、他者とのコミュニケーションを不得手としている現状にあります(あくまでお子さんによります)。

自分の気持ちを他者に伝えることがうまくできない、他者の気持ちを推察することがうまくできない、そういった様子です。

いろいろな事情があって、そのような状況にあるのだと思います。

現在がそういう状況にあることが問題なのではありません。

コミュニケーションを避け続けることは、”社会的自立”にとってマイナスとなり得るという話です。

時代がオンラインの関係性のみではなくなった現在、そしてそれらがますます加速していくであろう将来においても、一定のコミュニケーション能力は必要となると考えます。

コミュニケーション能力を育むためには、コミュニケーションを取る経験が不可欠です。

すごくたくさんの人とのコミュニケーションが必要だということではありません。

しかし、まずは1対1のコミュニケーションに始まり、ある程度の人数でのコミュニケーションはとれた方が良いと考えます。

コミュニケーションが苦手という意識が先行し、他者との関わりを避けてしまいがちで、その本来自分が表現しなければならないことを保護者の方が代弁しているケースが多い傾向にあります。

先天的なものでない限りは、少しずつでいいから他者とのコミュニケーションに挑戦してほしいと願います。

当校では、私がその役割を担いたいと考えていますが、子どもたちの様子を見ていると、その準備が整っていないため、ある程度以上の関わりは、当校に来たくなくなってしまう理由になりそうで、踏み込みきれない葛藤があります。

しかし、やはり”社会的自立”に向けた学びとしての必要性は感じるため、様子を見ながら少しずつ少しずつ関わっている現状です。

課題③「課題の”不”分離」

「嫌われる勇気」という本がベストセラーになりましたが、この本は、アルフレッド・アドラーという心理学者が提唱する、アドラー心理学に基づいて書かれています。

そのアドラー心理学に出てくる考え方のひとつに、

「課題の分離」というものがあります。

簡単に言うと、

”それは、誰の問題か?と考えて、相手の課題(解決すべき問題)と自分の課題をごっちゃにしないで、分ける”

ということです。

誰の課題なのか、分からない時は、”最終的に、困るのはだれ?”と考えると分かりやすいです。

いわゆる”不登校”の状態を例に考えると、

学校に行かないと困るのは、子どもたち自身。

だから、これはいわゆる”不登校”のお子さんたちの課題。

そのため、保護者は一緒に悲しんだり、どうしよう?と悩まない。

お子さんの課題を奪わない、ということになります。

こうして、課題を分けることで、お子さんは、向き合うべき課題に向き合って、自分を成長させることができるし、保護者の方は、お子さんの課題を自分に取り込むことなく、不必要にに悲しまないで、お子さんの足を引っ張ることなくサポートできるということになります。

このようにして「課題の分離」をある程度してあげないと、目の前のことしか考えることが出来ずに、本来自分が取るべき行動を考える機会を奪うことになってしまいます。

いわゆる”不登校”であろうとなかろうと、人間誰しも自分自身と向き合いながら生きています。

自分と向き合い、どうすることが必要かをお子さん自身に考えさせることは、ある程度のタイミングで必要となるのではないでしょうか?

課題④いわゆる”不登校”に対する問題意識

文部科学省が2021年10月に発表した「令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、小・中学校における不登校の児童生徒数は19万6,127人と過去最多となっています。

1クラスに1人どころか2〜3人いるクラスも珍しくありません。

それだけの状況にあるにも関わらず、なかなか良い打ち手が打たれていない現状であると考えます。

いわゆる”不登校”は、学校の問題に留まらず、社会的な問題であると考えます。

もっと社会で何とかしていくことが必要であると考えますが、現状多くはそれぞれの努力次第といった状況ではないでしょうか?

いわゆる”不登校”のお子さんが、どう過ごすのかはそれぞれ(各家庭)が考える。

いわゆる”不登校”のお子さんに対する学校の対応の多くは担任次第。

いわゆる”不登校”の子どもたちの居場所づくりをする者もほとんどが自助努力。

いわゆる”不登校”のお子さんの未来は自分次第(家庭の努力次第)。

といった具合です。

いわゆる”不登校”のお子さんたちやそのご家族は、どうしたら良いかわからない方がほとんどです。

そもそも家庭の教育力が低いがゆえにいわゆる”不登校”になっているケースも少なくないといいます。

もちろん、対応の仕方はそれぞれに違います。

ただ、ある程度のインフラ的なものを整えることは急務であると考えます。

例えば、学校を休みがちになったら、どこに相談する、そこでは学校での対応をはじめフリースクール等居場所となりうる場の情報を与える、相互に連携を図る、相互に連携を図り続けその都度最適解を模索する、といった具合です。

19万6,127人、およそ20万人にもなる子どもたちに対する手立てがもっともっと必要であると考えます。

課題⑤学校以外の選択肢に対するネガティブさ

今の日本の現状では、学校以外の選択肢を取ることがネガティブに捉えられがちです。

そもそも、学校以外の教育の場がもっと認められ、一般的になっても良いと考えます。

それには、相応の費用も必要になってくる訳ですが、なんらかの形で国や自治体にバックアップをお願いしたいものです。

いわゆる”不登校”以外の学校の課題も、こうすることで改善が見込まれるはずです。

例えば、教員不足。

学校教育一択であるがゆえに、学校があらゆる教育活動を担わなければならない。

だから、多くの人手が必要となる。

しかし、足りない。

教員のなり手を増やそうと試行錯誤するも、抜本的な改革が見込まれないためなり手が増えない。

ますます学校の先生が疲弊していく・・。

負の連鎖が起こっています。

学校の権限を、学校の担う教育活動を、もっと民間等に移譲していけば良いのではないでしょうか?

教育の民営化です。

そうすれば、もっと多様な教育の場が設けられ、現在の学校に馴染めない子も馴染める場ができていくのではないでしょうか?

”教育に選択肢を、人生に革命を”

まだまだ小さな学びの場ですが、そんな未来を創造すべく、日々頭を捻りながら地道にコツコツ運営しています。

学校のあり方、いわゆる”不登校”の子どもたちの現状、みなさんは、どのようにお考えになりますか?

まとめ

さて、今回は、『【教えて、のりそら先生】今、あらためて いわゆる”不登校”について考える』というお話をさせていただきました。

これまでの経験を通して感じていることを正直に綴らせてもらいました。

届きづらいであろう話も、勇気をもってさせていただきました。

そうさせてもらったのは、真剣に向き合っているからです。

どうすることが良いのか、日々考えているからです。

一人の力の小ささに日々落胆し、それでも明るい未来を迎えてほしいと願っているからです。

どなたかにとっては嫌な言い方をしてしまったかもしれません。

しかし、どなたかを傷つける目的など1mmもないことをご理解いただけるとありがたいです。

私の自論が全ての答えだなんても思っていません。

私もどんどんアップデートできるように努めます。

私のりそら、学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。

加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。

先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。

私のできることはさせていただきます!!

のりそらからは以上です!!

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