みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、教師の働き方についてお話をさせていただきます。
本日の内容: 【教えて、のりそら先生】校長、信用失墜行為に? 〜教師の働き方〜
題して『【教えて、のりそら先生】校長、信用失墜行為に? 〜教師の働き方〜』といった内容でお届けします。
この度、文科大臣が教師の働き方について厳しい判断を指摘しました。
なかなか進まない教師の働き方改革。
その背景には、ある種闇のようなものがありそうです。
迫っていきたいと思います。
今回このお話を聞くことで、教師の働き方について考えを深めることができます。
お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
学校現場、勤務時間の過少申告
末松信介文科相が5月17日の閣議後会見で、教員の勤務時間について過少申告が当たり前のように行われているという専門家の指摘に関連して、
「勤務時間の正確な把握は、働き方改革を進めていくうえで根本的なことであり、スタートラインである」
と述べました。
この当然とも言える発言の背景には何があるのでしょう?
多くの方がもはやご存知のように、教員の過重労働は社会問題化しています。
それだけに教育委員会や校長など管理職は教員の超過勤務には神経を尖らせている現状があります。
タイムレコーダーが導入された学校もあります。
これは、超過勤務を管理するための導入です。
裏を返せば、これまで教員の超過勤務は把握されてこなかったことになるわけで、実際に正確な勤務時間など勤務時間など気にすることさえない職場環境でした。
記録がないことが、過労死認定を困難にする要因にもなっていることから、きちんと勤務状況を把握する必要性が出てきました。
そのため、文科相が「スタートライン」と位置づけるのは当然であり、むしろ「遅すぎる」と言わざるをえない状況です。
教員の働き方改革には貴重な資料となるのはまちがいありません。
ただし、あくまで「正確であれば」のことです。
残念なことに、タイムレコーダーを押してからも仕事を続けたり、早朝に出勤してもタイムレコーダーを押さずに仕事をしておいて定時になってから押す、などといった虚偽の記録が横行しています。
私自身も晩年はそのような感じでした。
時間外勤務の時間数が多すぎると管理職に指摘されて訂正させられることもありました。
「正確な報告」は、自分の首を絞める行為だとも聞かされました。
「正確な把握」とは逆のことなのですが、学校では横行していると言わざるを得ません。
働き方に関わるガイドライン
文科省が公立学校教員の超過勤務について上限を1ヶ月あたり45時間というガイドラインを示したのが2019年1月のことで、それに従って各自治体でも同じように上限を定めています。
上限を決めたからといって、仕事のそのものが減るわけではありません。
ここが何とも理不尽なところであり、”掛け声だけの働き方改革”はただただ煩わしいだけのものでした。
仕事量が減らなければ、当然ながら超過勤務の時間数も減るわけがありません。
それでも上限を守っているように取り繕うために、超過勤務の時間数を実際よりも減らして記録することが行われているというからさらに面倒。
教員自らが虚偽の記録をしたいわけではないはずです。
超過勤務の上限が守られていないとなると、責任を問われるのは教育委員会や校長。
そのため、教育委員会や校長は必死になていますが、仕事量そのものを減らす効果的な手立てが講じられていないのが現実です。
そして、「虚偽」を強いる。
教育委員会や校長に対して不信感を募らせますし、由々しき状態です。
ある小学校教員は、
「超過勤務が多いと校長室に呼ばれて指導されるので、言うとおりにするしかない。呼ばれて文句を言われるのも嫌だし、校長に説明するのも面倒だし、それに時間を割かれて仕事に支障がでるので、自分で事前に過少に記録するようなことになっています」
こんな風に話しています。
教員は勇気を出して ”真実の報告” を
末松文科相は5月17日の記者会見で、
「万が一、校長が虚偽の記録を残させるようなことがあった場合には、信用失墜行為として懲戒処分の対象ともなり得る。これは重要なポイント」
と強調しました。
校長が教員に虚偽の記録を強いているなら処分する、と文科相はそう言っています。
教員の味方に立っています。
そのため、教員は虚偽の記録をしないこと、強いられているなら実態を明らかにするべきです。
その声に文科相がきちんと耳を傾けて、対策を講じるなら、教員の働き方改革は前進していくことになるでしょう。
教員は、この言葉をきちんと受け止め、”真実の報告”をすべきです。
それが「スタートライン」、全ての始まりではないでしょうか?
みなさんは、どのようにお考えになりますか?
まとめ
さて、今回は、『【教えて、のりそら先生】校長、信用失墜行為に? 〜教師の働き方〜』というお話をさせていただきました。
学校の中には残念なことに怪しいことが結構あります。
慣例的なものと言えばいいのでしょうか?
それが世間とズレていることもあり、悩ましいところです。
そんな部分は是正しなければなりません。
それには、『正確な報告』です。
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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