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【非常勤講師って?】公立と私立でも違う 教師の雇用形態

教育全般

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、教師の雇用形態について考えていきたいと思います。

本日の内容:【非常勤講師って?】公立と私立でも違う 教師の雇用形態

本日の内容:【非常勤講師って?】公立と私立でも違う 教師の雇用形態

題して『【非常勤講師って?】公立と私立でも違う 教師の雇用形態』といった内容でお届けします。

少し前にお話させていただいた教師の病休について(https://nextageschool.com/time-off/)。

これが可能なのも、実は今回の内容が関係しています。

今回の内容は、これから学校の先生になりたいと考えている方、実際に学校で働かれている方で雇用の形態をよくわかっておらず、無茶な仕事を押し付けてしまっているかも?とヒヤッとしている先生向けのお話です。

この内容をご覧いただくことで、教師の雇用形態に種類や違いがあるという外側からでは分からないことについて理解していただくことができます。

では、早速いってみましょう!!

教師の雇用形態

さて、早速本題ですが、まず、教師の雇用形態として、

①「正規雇用」

②「非正規雇用」

とがあります。

教師の雇用形態①正規雇用

教師の雇用形態①正規雇用

”正規雇用”とは、定年まで働くことができる雇用形態を言います。

これは、公立、私立に共通の概念です。

そして、ここからやや複雑になりますがついてきてくださいね。

同じ正規雇用でも、公立学校では正規雇用の教員は「正規教員」と呼ばれます。

私立学校の場合、正規雇用の教員は「専任教諭」と呼ぶのが一般的です。

正規雇用①正規教員

正規雇用①正規教員

公立学校の「正規教員」。

こちらは、大学で教員免許状を取得し、教員採用試験に合格して本採用されると60歳で退職するまで基本的には教員として過ごすことになります。

業務的には、授業はもちろん、クラス担任や教科主任、進路指導、部活動など、校務分掌といって校内の重要な仕事を任されることになります。

正規雇用②専任教諭

正規雇用②専任教諭

一方、私立の場合には、「専任教諭」と呼ぶのが一般的です。

公立の場合と同じく教科指導や生徒指導、さまざまな校務分掌を担当します。

終身雇用が基本で定年退職は60%が60歳、25%が65歳となっています。

公立学校が何年かおきに異動があり、働く環境が変わってしまうのに対して、私立学校は原則として異動はありません。

教師の雇用形態②非正規雇用

教師の雇用形態②非正規雇用

もう1つの雇用形態が”非正規雇用”です。

読んで字のごとく、正規ではない教師のことを言います。

要するに、雇用期限があるということです。

非正規雇用

そして、ここからまたやや複雑になりますがついてきてくださいね。

同じ非正規雇用でも、「常勤講師」と呼ばれるものと「非常勤講師」と呼ばれるものがあります。

非正規雇用①常勤講師

非正規雇用①常勤講師

「常勤講師」とは、有期雇用のフルタイムの教員です。

公立では臨時的任用教諭と呼ばれています。

公立が教員採用試験合格を目指すための「浪人」的な捉え方がされるのに対して、私立の常勤講師は専任教諭の前段階としての「試用期間」的な意味合いがあります。

常勤講師として勤務し、そののち同じ学校の専任教諭になることも珍しくありません。

常勤講師時代に積み上げてきた指導力や経験を途切れさせることなく活かせるのが、私立学校の常勤講師といえるでしょう。

常勤講師は1年契約が基本ですが、仕事の内容は専任教諭と同じで教科指導をおこないます。

担任などの校務分掌や生徒指導、定期試験の作成・採点、部活動の顧問なども担いますが、その範囲は学校により異なります。

非正規雇用②非常勤講師

続いて、もう1つは、「非常勤講師」です。

「非常勤講師」とは、パートタイムで教え、給与も授業のコマ数で計算されます。

教科指導が中心で、生徒指導や校務分掌は担わないケースがほとんどです。

公立では、教員経験はあるが家庭の事情などで退職した人や、定年を迎えた元教員がなるケースも多く、正規教員や臨時的任用教員よりも収入は大幅に少なくなります。

私立では、非常勤講師が「教科指導のプロ」として扱われます。

たとえば理系なら理科実験の充実した授業ができる、スポーツを専攻しているなら体育の授業で専門的な見地から生徒にアドバイスができる、留学経験を生かしてコミュニケーション中心の英会話授業ができる、などです。

学校における教員の第一の役割は授業をすること。

その点で生徒を引き付ける魅力的で、興味深い授業をすれば非常勤講師であっても校内で一目置かれる存在になれます。

常勤講師そして専任教諭への登用のチャンスもぐんと開けてきます。

と、以上が教師の雇用形態についてですが、ややこしくなったので一度整理します。

教師の雇用形態はまず、

①正規雇用

②非正規雇用

とに分かれます。

さらに、正規雇用については、

①正規教員

②専任教諭

に分かれ、その違いは公立か、私立かの違いでした。

一方、非正規雇用については、

①常勤講師

②非常勤講師

とに分かれました。違いは勤務時間のしばりでした。

常勤講師はフルタイムで、非常勤講師はパートタイムでした。

これは、公立私立共通の呼び名でした。

最後に、少しだけ話に出てきた地公臨というものについてご説明させていただきます。

地公臨

”地公臨”、一般的には耳慣れない言葉ですよね。

教員の中でも、地公臨=地方公務員法に基づく臨時的任用職員の略称ののことです。

簡単に言えば、この地方公務員法に基づいて、正式任用ではなく、1年間などの一定期間の契約をえて、臨時的に任用される職員のことを指しています。

一説には、地公臨として採用された若い人は、月額基本給 23 万円の頭打ちで、しかも契約期間が 3 月 30 日となっているために、年度末で一度退職となり、退職金は月額の 0.6%が支払われます。

そして、4 月 1日からまた新たな契約で勤務します。

3 月31 日は契約期間ではないので、勤務年数が継続されません。

空白の一日と呼ばれているそうです。

この問題は根が深く、教職員組合でも県教委交渉を長く行ってきたそうです。

空白の一日があるために、その 1 日だけ国保に加入しなければなりませんでした。

いまは勤務校が同じならば社会保険は継続になったようですが、経験年数が切れてしまうという問題は残るようです。

この地公臨についてはあまり情報が多くなく、古い情報かもしれませんので、その点はご留意ください。

問題提起:非正規雇用の割合

ここまで教師の雇用形態についてお話してきました。

最後に、この教師の雇用形態についての問題提起です。

それは、

非正規雇用の教師の割合です。

これも少し古いデータしか見当たらなく、正確なものかは疑わしいですが、非正規雇用の教師の割合は、公立でおよそ20%、私立でおよそ40%近いものとなっています。

私が働いてきた公立の実感としては、もっと倍近くに多いような肌感覚でした。

非正規雇用の方が雇用する側の立場としては、何かと都合が良いのはお分かりかと思います。

教師の雇用に関わっては、教師のなり手が不足しているとか、いじめをするなど相応しくない教師の存在、精神疾患などによる病休者の増加など課題が多くあります。

そんな中にあって、非正規雇用という雇用の形態が果たして適正なのか?

については、ご一考願いたいところです。

以上『【非常勤講師って?】公立と私立でも違う 教師の雇用形態』についてでした。

まとめ

【非常勤講師って?】公立と私立でも違う 教師の雇用形態

さて、今回は、『【非常勤講師って?】公立と私立でも違う 教師の雇用形態』というお話をさせていただきました。

時代の変化とともに、あえて自ら非常勤講師としての働き方を選ぶ方も増えてきているようです。

そうすれば、副業もできるので、1つの働き方にしばられずに済む、そのように考えているようです。

これを聞くと、優秀な先生ほど、この道を選ぶ傾向が強まるのではないかと考えます。

教師の一般的な大きな魅力でもある福利厚生的なものを投げ打ってまでそうする理由は何なのか?

現場で苦労されている先生方にはわかるのではないでしょうか?

教師の働き方には課題が山積みです。

どんな働き方が一番良いパフォーマンスに繋がるのか、考え、発信していきます。

加えて、先生方の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。

先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。

私のできることはさせていただきます!!

のりそらからは以上です!!

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