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【教えて、のりそら先生】デジタル時代における漢字学習について考える

教育全般

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、漢字学習についてお話をさせていただきます。

本日の内容: 【教えて、のりそら先生】デジタル時代における漢字学習について考える

題して『【教えて、のりそら先生】デジタル時代における漢字学習について考える』といった内容でお届けします。

学校教育の定番といったら漢字学習です。

小学校では、多くの学校で毎日の宿題に位置付けられていますよね。

この漢字学習を苦手または嫌いとしている子どもたちは、めちゃくちゃ多い実態です。

そんな中、時代はデジタル化が進んでいます。

漢字学習の必要性が問われることも多くなってきたのではないでしょうか?

今回このお話を聞くことで、漢字学習のあり方について考えを深めることができます。

お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。

「作業」になってしまう宿題

繰り返しになりますが、現代ではデジタル化が進んで文字を手書きする機会は減っています。

それなのに、アナログの時代と同じように、漢字の学習に多くの時間を割くことは果たして必要なのでしょうか。

デジタル化が進んでも、漢字を読んだり、変換候補の中から正しい漢字を選んだりすることの必要性は変わりません。

仕事などで手書きをする機会は確かに減っていますが、私的な場面でメモを取ったり手紙を書いたりすることは、まだまだ日常的にあるのではないでしょうか。

今のところはまだ、漢字を正しく読み、手書きすることは重要だと言えます。

小・中学校の授業で漢字の手書きが減っているという印象はありません。

「GIGAスクール構想」で学校現場に1人1台のデジタル機器が導入されてからも、特に小学校ではタブレットに指で手書きしている場面をよく見ます。

「書くこと」に偏っていないか?

実体験に基づき、繰り返し書くことで覚えることができるという効果を知っている人たちが先生になり、子どもに教えているということの影響もあると思います。

子どもが1人で黙々とやりやすい学習法だということもあるでしょう。

確かに、手を動かして覚えたことは、思い出すときに記憶を取り出しやすいというメリットがあります。

ただ、そのやり方ではうまくいかない人もいます。

書いても書いても覚えられなくて困っている子もいることでしょう。

子どもたちの中には、新しく習った漢字を10回書きましょうという宿題が出たときに漢字を1字ずつ書くのではなく、まずは偏だけ10回、次につくりを10回といった感じでパーツ別に書き、単なる作業になっていたという人がいました。

とりあえず書くということが目的になっていて、その漢字の読み方や形を記憶したり意味や用法を確認したりしながら学ぶということには結びついていないことが分かります。

国語科の授業において、すべての漢字をしっかりと教えて定着させるのは難しく、学年が上がるほど自主学習や家庭学習に委ねることになります。

そのためには子どもたちが自分で学習する力をつける必要があります。

しかし、現在学校で行われている漢字指導にその視点があるかというと、十分ではないところもあるのではないかと思います。

では、どのような指導が必要なのか?

国語科の授業では、形の似ている漢字や、同じ部首をもつ漢字など、どのように漢字を捉えるのかという学習を体系的に積み重ねています。

その学習を単発的なものとして終わらせるのではなく、自己学習の視点として組み込むことが必要だと思います。

また、どのような宿題を出すかも大きく影響します。

現状はドリルやワークブックを使って繰り返し書かせる宿題を出す学校が多く、子どもも、その学習法しか知らないということもあるかもしれません。

一方で、子どもたちに「漢字学習ノート」を作らせて総合的な知識を身につけさせようとしている学校もあります。

子どもたちはノートに漢字と読み方を書くだけでなく、その漢字が使われている言葉を集めたり、文を作って書いたりします。

高学年になると、同じ部分をもつ漢字や間違えやすい漢字など、自分に必要だと思う学習法を選択して取り組むことになります。

このような方法で漢字学習に取り組むことによって、子どもたちはこのノートをモデルとして、漢字の使い方まで含めた学習法を定着させることができます。

発達過程や個に応じた柔軟な学習法を選択するという視点も大事です。

一般財団法人総合初等教育研究所が2003年に実施した調査で書字の誤答傾向をみると、中学年ごろから同音異義語などの誤答が増える傾向があります。

こうした実態や子どもの発達に合わせ、学習法を柔軟に見直していく必要があります。

個に応じた指導については特別支援教育に学ぶものが大きく、学習者の認知特性に応じた学習法についての研究もたくさんあります。

また、日本語教育の分野でも学習者の目的や環境に応じた学習法についての研究が進められているので、それらの事例も参考になると思います。

学習法は実にさまざま

朝日新聞フォーラム面のアンケートで、

「漢字はどのように覚えるのが効果的だと思いますか?」

と聞いたところ、「何度も書いて覚える」は65%で、「書き方を唱えて覚える」「じっくり見て覚える」と答えた人も一定数いました。

「自分はこうやったら覚えやすい」ということを経験的に知っている人は多いと思います。

目で見るのか、耳で聞くのか、手を動かすのか、学習法はさまざまです。

漢字については、字源や字形などアプローチもさまざまで、市販のワークもいろいろあります。

その子に合う学習法は、どうやって見つけたら良いか

その子が漢字の何を難しいと思っているのかを意識することが大切だと思います。

例えば、細かな点画が抜けるのか、それとも部首が異なっているのか、同音異義語で間違っているのかなど、どのように間違っているのかを見極めることが大切です。

テストで間違えた字を集めてみると、傾向が分かるかもしれません。

他にも、繰り返し書いても覚えられないなど、自分に合った学習法ではないことにより困っている子もいるかもしれません。

一つのやり方でうまくいかないようなら、ほかの方法を試したり、組み合わせたりしてみてください。

その子に合った学習法を見つけ、自ら学ぶ力をつけていってほしいと思います。

以上参考:朝日新聞EduA(https://www.asahi.com/edua/article/14562636?p=2

その子なりの学習法

ここまでの話で、漢字の学習には、その子に合った学習法を見つけ、身に付けることの重要性がわかります。

これまでの、また現在のように担任の先生が一律に出す宿題によって身に付く子はあまり多くはないと考えるのが必然です。

そうでなければ、学期末等に行われるまとめのテストの出来がこんなに残念な結果になることはありません。

ですから、教師は漢字学習の仕方をいくつかのパターンで紹介し、子どもたち自身に自分に合っているものを選ばせ、そしてより高度な要求になりますが、自分流にアレンジを加えさせて個別最適化した学習法を確立させることができたら、これまでとは違う結果が見られるような気がします。

年度の初めの国語の授業では、少々時間を取って、このような取り組みをしてみてはいかがでしょうか?

例)・読みは、ICT教材を使ってインプットしていく

・書きでは、自分は何回書いたら覚えられる傾向があるのかを自覚する

・新出漢字を使って熟語をつくり、作文をする

・漢字の意味を調べて、その意味から構成を読み取る

・似た意味や似た形をもつ漢字のグループにして順番を変えて覚える

・新出漢字に関わる内容のまとめノートをつくる

・漢字にまつわるイラストを描く 等

思いつくままに書き出してみました。

それゆえ稚拙な意見です。

これら全てがどの子にも効果的だとは思いません。

伝えたかったことは、教師自身が工夫した覚え方を考え、子どもたちに提案していくことです。

このどちらもがあり、そういった中で子どもたち自身が自分に合う学びを模索することではないかと思います。

いかがでしょうか?

まとめ

さて、今回は、『【教えて、のりそら先生】デジタル時代における漢字学習について考える』というお話をさせていただきました。

今回は、漢字学習を例に取りましたが、漢字学習以外にもこれまでの常識を疑っていく必要性のあるものはあると思います。

いっそのこと削ってしまっても良い内容もあるでしょう。

一方、新たに加えるべき内容もあるでしょう。

学習内容がこれまでよりも柔軟に取り入れたり、削ったりできるものとなることも求められるような気がします。

私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。

加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。

先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。

私のできることはさせていただきます!!

のりそらからは以上です!!

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