みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、子どもたちの目指すべき方向性についてお話させていただきます。
本日の内容:【教えて、のりそら先生】子どもたち、自分をレアカード化せよ
題して「【【教えて、のりそら先生】子どもたち、自分をレアカード化せよ」といった内容でお届けします。
”レアカード”
そう聞くと子どもたちは興味を示すのではないでしょうか?
ポケモンなどのカードで馴染みのある、そして手に入れたいという気持ちを誘う用語だからですね。
実は、自分自身をレアカード化していく生き方こそが必ず食べていける人になるために重要な要素だという話があります。
ポケモンカードに通じるお話です。
興味をもって聞いていただけると嬉しいです。
今回このお話を聞くことで、必ず食べられる人になる方法について理解することができます。
お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
どうぞお付き合いください。
100万人に一人の希少価値ある存在になれ
以前にもこのブログ内で紹介したことのある教育改革実践家の藤原和博さん。
この方が兼ねてからお話しされていることがあります。
それが、
AIに仕事が取って代わられそうなこれからの時代、食いっぱぐれないようにするためには、
”100万人に一人の希少価値ある存在になれ”=自分自身をレアカード化せよ!
というものです。
とはいえ、一つの分野で100万分の1の存在になることなんて普通の人には夢のまた夢といった感じですよね。
藤原さんもそこは理解していらっしゃって、GLOBISの知見録では、次のように述べています。
もちろん1つのキャリアだけで…、相撲でも体操でも会計でもいいですが、1つの仕事だけで100万分の1の希少性を確保する力がある人は、それでやったらいいと思います。ただ、それで勝負するのはかなり大変。99万9999人を倒さなきゃいけないし、さらに言えば、それで屍みたいな人も出ると思うんです。そのリスクが結構あります。
引用:GLOBISの知見録
では、どうすればいいか?
3つの分野のスキルを掛け合わせる
そこで提案してくれているのが、
3つの分野で100人に一人の人になり、スキルを掛け合わせる作戦です。
1/100 × 1/100 × 1/100
で、100万分の1人。
こうすれば、
一般の人でもオリンピックのメダリスト級の人材!になれるというのです。
このようなお話を藤原先生がされています。
このアイディアを子どもたちに提示する際に、
子どもならどの分野で1%の人になるとよいのかを考えてみました。
自分をレアカード化する意識で学ぶ
「いやいや100人中の一番だなんて、それも無理!」
そんな声が聞こえてきそうです。
でも、1クラス35人だとすると、3クラスの中で「自分の好きな事、得意な事」で1番であれば良いのです。
ゲームでも、音楽でも、アニメ情報でも、かけっこでも、そろばんでも、手芸でも、なんでもいいんです。
だったらそれほど高いハードルではないですよね!?
なので、子どもたちには、こう話しています。
3つの分野で1%の人になって、自分をレアカード化しよう!
おススメの分野は以下の3つ。
①好きな事
②新しいことに対するアンテナを高くし、行動する
③専門・使命
①好きな事で希少性を高め1%の人になる。
まず最初に考えてほしいのは、好きな事で自分の希少性を上げること。
自分の”好き”をとことん追求することが、取り換え可能でない希少性を生むと思うからです。
なぜなら・・・
物事を極めるには1万時間が必要
何事にもマスターするにはだいたい1万時間かかるのだそうです。
1万時間とは・・・
1日3時間取り組んだら、365日で1000時間ですから、10年続けてやっと到達するのが1万時間です。
1日6時間取り組んでも5年かかる計算です。
1万時間に至る計算を聞いて、皆さんはどう感じられましたか?
私は、『長いなあ』と感じました。
1日6時間取り組んで5年かかるということは、一つのことを習得するのに、小学校の義務教育とほぼ同じだけの時間を費やさなければならないということです。
だからこそ思うのです。
好きな事を選ぶのが一番だと。
他人軸で、他者が良いと言っているものを選んでそれに従っても、1万時間も続けられないとは思いませんか?
好きでもないことを、今の流行だから、将来性がありそうだからとはじめてみても、「好き」で「何時間やっても苦にならない」人の出来栄えにかなうわけがありません。
さらに、皆が良いと思うものは、多くのライバルがいるということでもあります。
1万時間かけて習得しても他の人に置き換えられてしまう可能性が高い。
1万時間かけることができずに、誰でも身につけられるレベルで終わってしまえば、それこそせっかく学んだ知識が陳腐化してしまうのは目に見えています。
習得が難しくても続けられライバルが多くてもその中で抜きんでるくらいの努力ができるあなたの「好き」を見つけることが必要です。
「好き」を見つける
そんな話をすると
「何が好きなのかわからない」「特にやりたいことがない」
そう言う人が必ずでてきますが、心配いりません。
若いうちは誰しもそうなのです。
自分の適性は、自分の内側をいくら見つめても出てきません。
実際にやってみて、周りと比べて、初めてわかってくるものなんです。
「自分ではできて当たり前だと思ってたけど、周りの人より上手にできてる!
これがボク・私の得意ってこと!?」
と。
ですから、少しでもおもしろそうだなあと琴線に触れることがあったら、どんどんチャレンジしてみましょう。
その中から次第に自分の得手不得手が見えてきます。
三日坊主をたくさん経験しないと「好き」は見えてこないんです。
②新しいものにアンテナを高くし、行動する
2番目は、新しいものにアンテナを高くし、行動する。
世の中には、実は自分にとって未知なるもので溢れています。
その未知なるものの中に、1/100の存在になる可能性をはらんだものが実は多くあったりするものです。
私は、最近『サバイバルゲーム』を体験しました。
みなさんの中に『サバイバルゲーム』を体験したことがある方はいらっしゃいますか?
あまり多くないとしたら、この分野を極めることで1/100の存在になることは比較的容易に可能です。
このように、自分にとって未知なるものというのは、他の人にとっても未知なるもので、案外人は未知なるものに挑戦しようとは思わないものです。
それゆえ、挑戦するだけで希少性が高まり、その出会いが自分の興味にあったものであるならば、その分野で1/100の存在になることは決して難しくありません。
情報感度を高くもち、チャンスとあれば挑戦する。
この繰り返しにより、他人とは違ったレアなものに出会える確率がグッと上がると思います。
③将来の夢、つきたい職業(専門・使命)で1%の人になる
3つ目は、将来の夢やあこがれの職業(専門知識や使命)で1%の人になることです。
将来の夢、つきたい職業、あこがれの人、はたまた、世の中に対する憤りや不条理に感じていることがあなたの使命に通じていることは少なくありません。
静かに、じっくり、自分の本音に耳を傾けてみましょう。
成長とともに変化していくこともあるので、とりあえずの目標で構いません。
「こんな自分になれたらワクワクする!!」
という姿を思い浮かべて思いっきりウキウキ&ニヤニヤできるあなたは幸せ者です。
その理想の姿になるために必要なことを洗い出し、ゴールまでのロードマップを描き、今できることへとタスクを細分化して、日々の行動に落とし込めたら最高です。
しかし、まだ何も思い浮かばないというあなたは、学校の勉強で100分の1の人になることを目指しましょう。
学校の勉強は、将来のすべての学びの基礎ですし、自分にとってのメリットも大きいですよね。
宿題やテストという勉強させてくれる仕組みがすでに整えられているので、自己管理することなしにマスターしやすいのが学校の勉強です。
”AIがどんなに普及しようとなくなることはない”
といわれているのが人の成長を支援する仕事です。
学校の勉強が得意であれば「先生」という職業にだってつけますよ。
まとめ
さて、今回は、「【教えて、のりそら先生】子どもたち、自分をレアカード化せよ」というお話をさせていただきました。
コロナで今まで通りの働き方ができなくなったり、AIに仕事が取って代わられるかもしれない!など社会の急激な変化に誰もが戸惑っているのが日本の、いや世界の現状です。
先の見通せない時代だからこそ立ち止まって真剣に生き方を考えてみるのにはよいチャンスだとも言えます。
藤原和博先生が言われるように、100人のうち1番になれることが、3つの分野で見つかれば100万分の1というオリンピックのメダリスト級の希少価値のある人材になれます。
100万分の1の人材になれれば食いっぱぐれることがないのであれば、内面を深く掘り下げ自分自身をレアカード化することに全力を傾けるのは悪くない選択だと思います。
目の前のやるべきことに全集中!できればきっとこれまでとは違う世界が広がっていくはずです!!
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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