みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回も、前回に引き続き、社会で本当に必要な力についてお話させていただきます。
本日の内容:【教えて、のりそら先生 】続:藤原和博先生発『1万時間×3の法則』
題して「【教えて、のりそら先生 】続:藤原和博先生発『1万時間×3の法則』」といった内容でお届けします。
あらためまして、みなさん、藤原和博先生をご存知ですか?
前回の記事にも載せさせていただきましたが、ご存じない方のために前提を揃えます。
今回の内容は、その藤原和博先生が唱えた『1万時間×3の法則』というものに迫りたいと思います。
今回このお話を聞くことで、”これからの社会で求められる力”について理解することができます。
お子さんの教育について課題をおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
どうぞお付き合いください。
藤原和博先生
Wikipedia先生によりますと、藤原和博先生は、
リクルート在籍中、年俸契約の客員社員「フェロー」制度を創設した。その後、「たった一人からの教育改革」を旗印に自治体の教育委員会の教育改革担当を経て、東京都における義務教育初の民間人校長として杉並区立和田中学校に赴任した。
同校では、生徒や大人も参加する形で自営業者やホームレスなど様々な立場の社会人の講義を聞くなどして世の中について学習する「よのなか科」の創設や、学習塾と連携した有料の課外授業「夜スペ」の実施に携わった。漢字検定も実施した。 「よのなか科」については、同校をモデルとした学校支援地域本部事業を文部科学省より受託した。「よのなか」科のホームページはオールアバウトジャパンスーパーおすすめサイト2003審査員特別賞を受賞した。
2008年8月から2011年10月まで大阪府教育委員会特別顧問を務めた。
2016年4月に校長として就任した奈良市立一条高等学校では、「よのなか科」の授業等が新たに実施されている。
引用:Wikipedia
そんな経歴をおもちの藤原先生は、「あることに1万時間を投下すると、その道の達人になれる」と提唱しています。
それをかけ合わせると・・といったお話が今回の主な内容です。
「1万時間」で達人になれる
藤原先生は、こうおっしゃっています。
「あることに1万時間を投下すると、その道の達人になれる」と。
達人とは、「おおよそ100人いるなかで、その道についてのトップスキルを持つ」と定義されます。
しかし、そのことで得られる対価(月収と考えてください)を倍にすると考えると、天文学的な難易度を感じます。
ほとんどの業種で『不可能』という言葉が頭を過るのではないでしょうか?
では、別の分野にさらなる1万時間を投下すると、どうなるでしょう?
ちなみに1日8時間働くならば、1週間で8時間×5日間=40時間
1カ月は40時間×4週なので=160時間となります。
1年で約2000時間となるので、5年で1万時間となります。
たとえば、営業に1万時間投下した人が、農業に1万時間投下する。
その人は、農業と営業の両方で卓越した人という立ち位置になります。
100人のなかでトップであって、さらなる100人のトップ……。
100分の1×100分の1=1万分の1。
他にも、1万人中の1人という組み合わせを考えてみましょう。
美容の達人で、講演も達人……。
英語が達人で、寿司も達人……。
絵画の達人で、心理学も達人……。
では、ここに別ジャンルでのさらなる1万時間を投下してみる。
たとえば「ネットマーケティング」の分野に1万時間かけてみると……。
100分の1×100分の1×100分の1で、100万人に1人の人材になれます。
こうなるともう、その人は「オンリーワン」の存在と呼べます。
1万時間かけて学んだ3つのジャンルが作る三角形。
この三角形の面積部分を自分の「希少性」の大きさと考えることができます。
この希少性をいかにして大きくしていくかがすごく大事だと言います。
例にあげた3つのジャンルで言えば、「営業スキルと農業の知識と経験、それに加えられたネットマーケティングのノウハウ」という、他の人が簡単に真似できない才能を持つ人になれる、というわけです。
この、意図的にキャリアの大三角形の面積を広くするような得意分野を作り上げるのが、藤原和博さんが提唱する「1万時間×3の法則」になります。
普通に仕事をしていたらこの三角形の面積すなわち希少性はそれほど大きなものにはなりません。
多くの人が現在の仕事に関わるスキル一本で勝負しているのが現実ですよね。
でもそれだと、希少性は生まれない。
さあ、どうしますか?
あなたは、どんな「三角形」をつくるか?
おそらく、すでにあなたはある業種において1万時間を投下した世界を持っているでしょう。
すると、次の1万時間は何にしたらいいでしょうか?
不得意なことより、得意なこと、嫌いなことより、大好きなことが苦のない1万時間を与えてくれます。
たとえば、次の3つの質問で自分自身を振り返ってみてください。
(1)子どもの頃に熱中していたことは何か?
(2)お金を払ってでもやりたいことは何か?
(3)他人からよく褒められることは何か?
誰かから与えられた価値観で判断する前の、子どもの頃に熱中したことにヒントが隠れていたりします。
損得なしに没頭でき、あなたのほうがお金を払ってでもやってあげたいことは、あなたの喜び以外の何ものでもありません。
他人から褒められ、「こんなことは誰でもできますよ」とあなたが見過ごしていることのなかに、他人がお金を払って頼みたくなることが含まれるケースがあります。
あなたにとっては簡単で好きだからこそ、「得意なこと」となかなか認識されてない特別な才能があるものなのです。
得意なことって、自分よりも周りの人の方がわかっていることがあります。
「私って何が得意だと思う?」と周りの人に聞いてみるのもおすすめです。
きっと思わぬ自分の特性に気づくことがあるはずです。
ポイントは、”人が困っていること”
また、自分の持っているコンテンツを磨くときの1つの有効な切り口として、「人が困っていること」に目をつける、という方法もあります。
仕事とは「誰かの悩みを解消するお手伝いをすること」です。
あなたの困っていることは、何でしょうか?
誰かが困っていることは、何でしょうか?
たとえば、小さいお子さんを持つお母さん向けであれば、お受験対策を教えたり、「育児1年目について教える『ママ1年生教室』」だって仕事になると思います。
「パーティーを盛り上げます!」だって、「誕生日を盛り上げます!」「クリスマスプレゼント選び!」だって困りごとの解決になるのです。
若い女性向けなら、初めてのデート術、彼氏とのカラオケの楽しみ方、女子力アップ術、ワインの楽しみ方、人間関係の断捨離術、通勤時間の使い方、SNS写真術……。
あなたが提供できる何かを見つけましょう。
悩みごと、困りごとの1つや2つ、誰でも抱えているはずです。
その昔、「そこに水の流れがあれば、水車を回し、電力を作れる」と言った人がいます。
水の流れを他人の困りごとと置き換えてみてください。
カフェの経営者は、ランチタイムに人がいっぱいになることを求めています。
歯医者さんは3年前から来なくなった患者さんが、どうしたら戻ってきてくれるかなと思案しています。
本を読みたいけど、仕事が忙しい人は、本の要点だけでもいいから知りたいと思っています。
1人で夕食を食べないといけない人は、「誰かと食べられたらな~」と思っています。
フットサルがやりたいけど、仲間が集まらないとか、コートが取れないと悩んでいる人がいます。
「話し相手がいればなあ」と思っている老人もいます。
「少しだけ子どもを預かってくれる人がいたらなあ」と悩んでいる主婦もいます。
「困っている人」のサポートを仕事にする。
お助けして、感謝してもらいながら、お金もいただけるのです。
相手も自分もハッピーのオールウィンです。
誰かの悩みを解決することで、あなたがあなたをコンテンツにすることができるのです。
どんな人がどんなことに悩み、痛みを感じ、困っているかを知ることで、仕事を生み出すことができます。
「人が困っていること」を見つける効率的な方法は、まず、「自分が困っていることは何か?」を考えてみること。
自分に起こる困りごとは、必ず他の人にも起こります。
たとえば、「コンサートのチケットがなかなか取れない……。困ったなぁ」
あっ、「代理でチケット取ります」って仕事になる!
「人気のラーメン店で食べたいけど、何時間も並ぶのはたいへんだなぁ」
あっ、「あなたの代わりにラーメン屋の行列に並びます」って仕事になる!
「パソコンを買ったけど、セッティングができないよ~」
あっ、「パソコンのセッティングやります」って仕事になる!
こう考えれば、自分をコンテンツ化する方法はいくらでも生まれてくるのです。
「コンサートのチケット取り」「行列に並ぶ代行」「パソコンのセッティング」などという一見小さな仕事も、スタッフを使って大がかりにやり、大きな事業に変えることもできます。
「結婚式や披露宴で親戚役をするというバイト」もあります。
新婦のプロフィールを事前に記憶して、本当の親戚のように、新郎の招待者と話を合わせたり、時には、お祝いのスピーチをしたりするそうです。
これも、「相手の招待客に比べて、自分の招待客は見劣りする。どうしたらいいのだろう……」という困りごとのお助けビジネスとして成立しています。
世の中をただの風景として眺めるのではなく、目を凝らしてみてください。
仕事のネタは、いくらでも見つかるはずです。
まとめ
さて、今回は、「【教えて、のりそら先生 】続:藤原和博先生発『1万時間×3の法則』」というお話をさせていただきました。
この法則に自分を照らしてみると、公立学校の教員としては10,000時間を投入しています。
そして・・と考えてみると、今現在が2つ目の100人に1人をつくりにいっているところかな?と考えます。
まだまだ修養が必要です。
ただ、『1万時間×3の法則』は心に留めて生きていきたいと思います。
みなさんは、どのように考えましたか?
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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