みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、高校受験等における倍率についてお話させていただきます。
本日の内容:【教えて、のりそら先生】高校受験と倍率
題して「【教えて、のりそら先生】高校受験と倍率」といった内容でお届けします。
みなさん、倍率についてどのようにお考えになられているでしょうか?
受験生にとって倍率というのは大きな数字で、その数字によって大きく心が揺さぶられることは多くあります。
今回は、そんな倍率について考えていきます。
今回このお話を聞くことで、受験における倍率について考えることができます。
お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
どうぞお付き合いください。
すでに発表されている『倍率』
『群馬県公立高校 倍率』とインターネットで検索してみると、群馬県教育委員会のホームページにたどり着く事ができ、その中に『令和4年度公立高等学校等の入試情報(https://www.pref.gunma.jp/03/x0100628.html)』というページがあります。
さらにその中の『4 進路希望調査結果・志願状況・選抜結果等』という項目の中に、『(5)令和3年度 中学校等卒業見込者進路希望調査結果』という箇所があります。
さらにその中の『令和3年度中学校等卒業見込者進路希望調査結果(第1回)』をクリックすると、令和4年3月に、県内の国・公・私立中学校及び特別支援学校中学部を卒業する見込みの者についての進路希望調査結果(第1回)が出ています。
こちらは、令和3年10月1日現在の様子です。
『学校倍率』『学科倍率』党の数字を見る事ができます。
これを見て、
「ああ、僕がいきたいと思っているA高校の倍率は、高いなあ・・」
「ラッキー、私の行きたいB高校は倍率が高くない・・」
「倍率が高いからC高校に変更しようかな・・」
当事者の受験生は、さまざま考えに思いを巡らせることと思います。
ここで気をつけたいのは、ここで見ている数字は、令和3年10月1日現在の『令和3年度中学校等卒業見込者進路希望調査結果(第1回)』の結果だということです。
この「倍率」という言葉、実はさまざまな種類があって、言葉によって意味が変わってくる難しい言葉だったりします。
見方や使い方をよく理解していないと間違った受け取り方をして状況を誤解してしまうこともあります。
たかが倍率。されど倍率。
受験生として正しい倍率の意味を知り、数字に惑わされないようにしてもらいたく思います。
ということで、倍率にもいろいろあるので、ここではその倍率について少し整理をしたいと思います。
高校受験等におけるの倍率とは?
あまり難しく考える必要はありません。
倍率とは、
『◯人のうち、1人合格する』
という意味です。
この◯に入る数字が倍率となるわけです。
たとえば倍率が3倍だとすると、
「3人のうち、1人合格する」
ということになるわけです。
つまり、2人は不合格になる。
これは群馬県下の現状においてはなかなか厳しい倍率と言えます。
では、2倍だとどうでしょう?
「2人のうち、1人合格する」
という意味になりますね。
実はこれでも現在の群馬県下においてはなかなか高い倍率と言えます。
これは先程の3倍に比べると合格しやすい状況と言えることになります。
要するに、
「倍率の数字が大きいほど合格するのが大変だ」
ということにはなります。
倍率の計算式は次のようになり、簡単に計算することができます。
受験する人の数 ÷ 募集定員 = 倍率
これにより、誰でも計算が可能です。
倍率には種類がある
実は、もう少し倍率については知っておきたい事があります。
倍率と一口に言っても、実は倍率にはいろいろあります。
主には、
- 最終応募倍率
- 受験倍率
- 実倍率
この3つを頭に入れておくと良いと思います。
実は、先程紹介した『倍率』はこのうちのどの倍率にも入っていません。
『令和3年度中学校等卒業見込者進路希望調査結果(第1回)』における倍率だからです。
受験生のみんなさんは、学校で『進路希望調査』を受けているはずです。
恐らくここでの数字は2学期が始まってすぐあたりの調査の結果ではないかと思います。
よって、大方の傾向をつかむ程度に解釈したほうが良いかと思います。
それでは、次に実際に参考にすべき3つの倍率それぞれについて解説していきます。
最終応募倍率
公立高校の出願後に発表されるのが最終応募倍率です。
志願倍率とも言います。
最終応募倍率(志願倍率)とは、志願者数を募集人員で割ったもの、募集人員に対して、どれぐらいの受験生が志願しているかを表すものです。
志願者数が多いほど倍率は高くなりますが、倍率が高いからといって難易度が高いとは限りません。
倍率が高いA高校から、倍率の低いB高校に志願変更しても、募集人員内に入れる学力がないと合格はできないのです。
倍率は、混雑具合を表す目安で、難易度を表すものではありません。
志望者の中で、だいたいどのあたりの位置にいて、どのぐらい合格の可能性があるのかは、模試の成績などを活用して判断するのが適切です。
受験倍率
受験倍率とは、実際に受験した生徒数を分子にしたものです。
試験当日、何人かの受験生が欠席する場合があります。
他の第一志望校に合格した人などは欠席することがあるので、欠席者が出ることもあります。
受験倍率の計算は最終応募人員よりも新しい数字である実際の受験者数を使うことになります。
実倍率
最後に実倍率です。
合格が発表されると、合格した人の人数は募集人員より多かったということも稀にあります。
原因は辞退者が数名出るのを見込んで多めに合格を出したか、あるいは合格者の最下位が同点で数人並んだケースなどが考えられます。
計算は募集人数ではなく、確定した合格人数を使うことになります。
たしかに公立高校入試では大きく数字が動くことはあまりありませんが、私立高校の入試などでは最終応募倍率と実倍率がかけ離れていることは結構あるようです。
倍率1.0未満。これなら安心か?
公立高校などの最終応募倍率を見ると、たまに1.0よりも小さい数字の学校があることがあります。
応募(出願)者の数が募集人員より少ないと倍率が1.0未満になることになります。
では、1.0倍かそれ未満だと絶対合格できるのでしょうか?
実は、そうとは限らないので注意が必要です。
学校側には入学を認める最低のラインがあって、それを下回る人にはたとえ定員割れでも合格は出されません。
他の受験生との競争がなくても自分との戦いは残るということです。
受験する高校が1.0倍以下でも、入学試験は一定の点数を取らないと合格できないので準備はきちんとしておく必要があります。
志願先変更
公立高校入試には「志願先変更」というルールを設けている都道府県が多くあります。
「志願先変更」とは、出願後に希望する人は一度だけ受験校を変えることができるというものです。
そのときに1つの判断材料となるのが最終応募倍率です。
実力と照らし合わせて、出願した学校をそのまま受験するか、それとも別の学校に変えるかを判断することになります。
この判断は実はとても難しいものです。
その理由は、みんなが同じ最終応募倍率を見て動くことを考えるからです。
例えば、こんなことが起こります。
A高校 1.30倍
B高校 1.08倍
この2つの高校はだいたい同じレベルで、迷った末A高校に出願していたとします。
しかし、倍率を見ると大きな差がついていたので、B高校に志願先変更をしたとします。
ところが、志願先変更後の確定応募倍率を見ると・・
A高校 1.30倍→1.15倍
B高校 1.08倍→1.25倍
なんと、B高校の方が倍率が高くなってしまったのです。
何人かの人が同じ考えでA高校からB高校に移ったためです。
こう言ったことが実際に起こり得ます。
それだけに、いかに強い気持ちで志望校合格への準備をし続けるか、これが非常に大切なわけです。
まとめ
さて、今回は、「【教えて、のりそら先生】高校受験と倍率」というお話をさせていただきました。
受験生はさまざまな思いを巡らせ、悩むこともあるでしょう。
何事にも言えることですが、
『人事を尽くして天命を待つ』
これに尽きます。
『倍率』は、どこかど運のような要素が強い傾向があります。
運に頼ることではなく、自分の確かな力をつけていくことで受験に精一杯チャレンジしてほしいと願います。
頑張れ、受験生!!
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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