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日本の次世代か?世界の教育シリーズ:オルタナティブスクール④ (サマーヒル・スクール教育編)

オルタナティブ教育

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、オルタナティブスクールについて考えたいと思います。

本日の内容:日本の次世代か?世界の教育シリーズ:オルタナティブスクール④ (サマーヒル・スクール教育編)

日本の次世代か?世界の教育シリーズ:オルタナティブスクール④ (サマーヒル・スクール教育編)

今回は、『日本の次世代か?世界の教育シリーズ:オルタナティブスクール④ (サマーヒル・スクール教育編)』というテーマでお話をしていこうと思います。

現在取り上げているオルタナティブスクールですが、世界に目を向けると、さまざまな特徴のある教育がそこには含まれていて、簡単にでもそれらの教育の特徴を掴むことで新しい何かに気付けたり、発見できたりする方もいるのではないかと思い、シリーズ化して主な教育の取り組みをご紹介して一緒に学んでいけたらと考えています。

今回この話を聞くことで、イギリスで始まったサマーヒルスクールの取り組みを理解していただけるようになります。

では、早速本題に入っていきたいと思いますが、その前に、私の日々の活動では、 教員歴18年、小中特別支援学校と義務教育の全校種での教員経験を生かして、教育に関わるテーマを毎日1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

また、その延長線上に、『教育に選択肢を、人生に革命を』をモットーに、経営理念を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLの創造とした次世代の学校を作りたいと考えて活動しています。

これがまさにオルタナティブスクールになるわけです。

今回の話を聞いて、少しでも勉強になったとか、また一緒に考えたいと思っていただけた方は、これまでの内容もチェックしていただけると嬉しいです。

という感じで本題に入っていきますが、大事なことなので刷り込むべく復習をしておきましょう。

大前提としてオルタナティブスクールって何?ってところから確認です。

定義:オルタナティブスクールとは?

定義:オルタナティブスクールとは?

オルタナティブスクールとは、現在の公教育=一条校(学校教育法第一条に規定された学校)とは異なる、独自の教育理念・方針により運営されている学校の総称です。

総称なので、オルタナティブスクール全体に共通した教育観はありません。

各校それぞれに理念・特色があります。

参考までに、学校教育法の第一条は、次のような内容です。

第一条 この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。

学校教育法第一条

そのような定義を持つオルタナティブスクールの中には、海外の教育法を取り入れた学校も少なくなく、そこで取り入れられている主な教育法について、簡単にお話ししていこうシリーズの第4弾ということです。

はい、第4弾は、

今日の課題:サマーヒル・スクール

今日の課題:サマーヒル・スクール

”サマーヒルスクール”です。サマーヒル・スクールは、改革教育運動に影響を受けた教育家のA.S.ニール(Alexander Sutherland Neill)により1921年に創立され、もうすぐ100歳を迎える世界で最初のフリースクールです。

今も当時の姿のまま、ロンドンより電車で2時間ほどの距離にある、サフォーク州の小さな田舎町レイストン(Leiston)に健在しています。

学校面積のほとんどが森に覆われた、自然あふれた小さな全寮制の学校で、さまざまな国の4歳から18歳の子どもたち約60~70名ほどが親元を離れ、コミュニティとして共同生活をしています。

前提:サマーヒル・スクールの考え方

前提:サマーヒル・スクールの考え方

創立者のニールは、子どもの役割は子ども自身の人生を主体的に、意欲的に生きることであり、『社会の強制・親の価値観・教育者の知識』を無理やりに押し付けられる事ではないという信念を持っており、知識の習得や成績よりも、子どもの幸福を最も重要視しました。

そしてその幸福を生む大切な要素は、子ども個人に最大限の「自由」を与えることだと考え、その思想を実践した教育環境こそがサマーヒル・スクールでした。

続いては、サマーヒルスクールの特徴をまとめていきたいと思います。

サマーヒルスクールの特徴① スクールミーティング

サマーヒルスクールの特徴① スクールミーティング

まず、特徴の1つ目は、『スクールミーティング』です。

ニールがサマーヒル・スクールで子どもたちに託した「自由」の1つのかたちは子どもたち自身による自治です。

週2回の「スクール・ミーティング」は、校則や学校内でのトラブルをコミュニティが話し合う、サマーヒルの中核要素で「デモクラティック・エデュケーション(民主教育)」の実践の場です。

スタッフである大人も子どもも、平等に一票の権利を持ち、多数決で物事を決定していきます。

世界で一番自由な学校と言われるサマーヒル・スクール。

実は校則の数がとても多いのです。

それもこれも、子どもたち自身が必要と感じて設けた校則です。

サマーヒルでの校則は生活の至るところに存在しており、誰でもミーティングを通して内容を変えたり、廃止することが可能となります。

こういった話し合いの場『スクールミーティング』は、サマーヒルスクールの大きな特徴と言えます。

サマーヒルスクールの特徴② 大人を名前で呼ぶ

サマーヒルスクールの特徴② 大人を名前で呼ぶ

続いて、特徴の2つ目は、『大人を名前で呼ぶ』です。

サマーヒル・スクールでは、大人を名前では呼びますが「先生」とは呼びません。

校長すらも、「ゾーイ」と名前で呼んでいます。

コミュニティに絶対的な権力を持つ人は存在しないため、いじめっ子を叱ってくれる大人はおらず、どんなトラブルも自分たちで解決をしていく必要があります。

それが先程のミーティングという場の持つ、もう1つの大切な役割です。

もし誰かが私の自転車を無許可で勝手に使っていたとして、それを嫌だと思った私には、相手をミーティングに挙げる権利があります。

悪さをした子にどのようなペナルティを与えるべきか、または相手の言い分次第では与えないべきなのか、解決方法はみんなで決めます。

彼等にとってのルール(法律)や、ミーティング(法廷)は、コミュニティの誰もが平等な自由を持ち合わせて共存するために、自分達で管理しなくてはいけないものであり、その時々の住民の必要に応じて柔軟に変わり得ることが大切な民主主義の仕組みです。

サマーヒルスクールの特徴③ 遊びたいだけ遊ぶ

サマーヒルスクールの特徴③ 遊びたいだけ遊ぶ

さて続いての特徴、3つ目には、『遊びたいだけ遊ぶ』です。

サマーヒル・スクールの1日は、朝起きると「さぁ、今日は何をしようか?」と考えることから始まります。

「子ども時代は遊びたいだけ遊ぶことが大切」というニールの信念通り、特に何もせず、ふらふらしている豊かな子どもたちがたくさんいます。

レッスンへの出席は義務ではなく、1日を木の上で本を読むことに費やしても、美術室や木工室での工作に費やしても、森で遊ぶことに費やしても咎められることはありません。

自分の時間の使い方は誰からも強制されること無く、自ら考えて決めていくものであり、その毎日の繰り返しの中で、彼等は自発的に物事を起こす必要性を学びます。

レッスンには学年の分別はなく、欲しい教科と学びたい事を各教科の担任へ伝えると、1週間の時間割が子ども一人ひとりに合わせて構成されていきます。

興味の無い教科を受ける義務はありませんし、1学期中に1度も足を運ばなくても、怒られることはありません。

逆に好きなこと、興味があることは、朝から晩まで飽きるほど続けることができます。

しかし、どんな場でも、人の邪魔をする行為は友達であろうとミーティングに挙げられてしまいます。

サマーヒルの中では、他の人への尊重無き行い、自由の侵害は、レッスンを受けないことよりも非常識とされるのです。

自分自身で考えるという行為は、日常生活の中で起きる人間関係のトラブルでも同じです。

誰かと喧嘩をしても、どんなに気が合わない人がいても、小さな学校の敷地の中では、その人たちと顔を合わさずに生きていくことはできません。

問題と向き合うことが余儀なくされ、その都度、相手や自分の感情を受け入れ、自らの力で切り開かなければ、誰も何も解決をしてはくれません。

こうして自立の精神が育まれていくのでしょうね。

まとめ

日本の次世代か?世界の教育シリーズ:オルタナティブスクール④ (サマーヒル・スクール教育編)

さて、今回は、『日本の次世代か?世界の教育シリーズ:オルタナティブスクール④ (サマーヒル・スクール教育編)』というテーマでお話させていただきました。

ニールがサマーヒルスクールのような学校の必要性を感じた時に、イギリスの状況は、公教育以外の教育が認められるような状況ではなかったと聞いています。

では、ニールはどうしたか?その答えは、”学校を作っちゃった”そうなんです。

これを聞いて私は一気にニールの虜になってしまいました。

あれこれ考えても始まらない事は多いし、時期が来るとも限らない。

待っていても何も始まらないから、自分から始める。

ニールの行動自体が、子どもたちへの教育理念と一致していることに気づかされました。

”フリースクール”という言葉自体は日本でも一般的になりました。

その大元となったのが今回のサマーヒルスクール。

ぜひ、覚えておきたいですね!!

のりそらからは以上です!!

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