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【廃止せよ!!】天下の悪制度!?学級担任制

学習・学校

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今日もシリーズ化しつつある、学校におけるある制度について考えていきたいと思います。

本日の内容:【廃止せよ!!】天下の悪制度!? 学級担任制

さて、その制度とは、本日の内容『【廃止せよ!!】天下の悪制度!? 学級担任』というお話をしていきたいと思います。

教員であれば多くの人が経験しており、この制度に疑問すら感じないほど当たり前になっている学級担任に切り込んでみたいと思います。

教職はブラックだ、改革が必要だ!そう叫ばれています。

改革と言っても何をどう改革するのか?

そう考えた時、業務を一つひとつ見ていき、必要なもの、そうでないものとに分けて考えて、不要なものについては、そのあり方をじっくり考えることが必要だと考えます。

1人の教員が1つの学級を受け持つというこの制度。

私は、これを天下の悪制度だと考えています。

悪制度、悪法と言えば・・中小企業基本法が一部でそう言われています。

1963年に制定されたこの法律。

中小企業を応援して日本経済を元気にしようという精神からつくられた法律が、優遇に甘えられる「中小企業の壁」を築き、「他の先進国と比べて小さな企業で働く労働者の比率が多い」という非効率な産業構造を生み出してしまったと言われています。

教員間の負担に大きな格差を生んでいるという点で似たものを感じます。

教員の制度の悪制度は数々ありますが、今回取り上げる学級担任制は教員を苦しめています。

学級担任制、これについては当然私が教員になった20年前から存在していました。

以後、ほとんど姿を変えず、ただし、担任の業務量、カバーする点は増加の一途。

そんな学級担任制は大きな違和感を持つことなく、脈々と継続されています。

教員の長時間労働は、いろいろなところで議論されています。

学級担任制は、疲弊し、不平を増大させている教員のメンタルを支える上でも大きな負担となっているものとしてお話しできる上に、個人的に非常に問題のある制度だと考えているので、取り上げさせていただきます。

まずは、学級担任制というものについて整理していきます。

学級担任制とは?

学級担任制とは、みなさんご存知のように、1人の教師が、1つの学級の児童・生徒の教科指導および生徒指導のすべてにわたって担当し、一義的に責任を負う教授・学習のシステムを指します。

この制度は、我が国の学校において教育組織の根幹をなすものとなっています。

この制度が採用されてきたのには、当然メリットがあるからです。

そこで、学級担任制のメリットをあげてみたいと思います。

学級担任制のメリット①担任教師と児童生徒との信頼関係

メリットの1つ目は、担任教師と児童生徒との信頼関係が築かれる、というものです。

もちろん、うまく機能した場合を想定してのことですが、多くの時間を共にする中で、児童生徒のさまざまな面を目にし、言葉をかけ、そう言ったことを積み重ねていくことにより、お互いのことがわかっていく。

ひいては、困ったことがあった時に、相談等もしやすいという安心できる環境を築けるということを前提にこの制度が採用されていると言えるでしょう。

”信頼関係に基づく安心”これが学級担任制の何よりの利点と言えるでしょう。

学級担任制のメリット②授業時間の弾力的運用

メリットの2つ目は、授業時間を弾力的に運用できる、という点です。

この点は、主に小学校での話になります。

担任が他のクラスの授業に出ることもないし、他の教師が自分のクラスの授業をするということが、一部音楽などを除いてはないため、授業時間を弾力的に運用することができます。

この日は、調理実習をしたいので、いつもよりも家庭科の時間を多く取るとか、あまり良くないですが、日常においても、区切りがいいところで授業が終われなかったので、次の時間に続きをやる、といったことが現実的に可能です。

メリットの2つ目は、授業時間の弾力的運用でした。

学級担任制のメリット③責任の明確化

メリットの3つ目は、責任の明確化です。

あまりメリットに聞こえないかもしれませんが、児童や生徒の問題に対し、誰が関わっていくかが明確であるという点です。

まずは担任、というのが基本的な認識であるため、何か問題があった時に、誰に話せば良いか、誰が対応すれば良いかで戸惑うことがなく、わかりやすいという点です。

繰り返しますが、これが良いか悪いかは別の話です。

メリットの3つ目は、責任の明確化でした。

メリットについては以上で、ここからはデメリット、これまでの流れを組むと負担、について考えていきたいと思います。

【廃止せよ!!】学級担任制の負担①責任重大

まず一番大きな負担は、”責任重大”という点です。

担任の教師は、担任する児童生徒の全生徒の問題に対して責任を負う、と言っても過言ではありません。

30人以上いる個性豊かな児童生徒の問題に対してです。

その問題の種類は、その子によって多種多様。冷静に考えれば、無謀とも言えるこの責任に対し、日夜挑んでいるのが担任教師です。

気が休まることはありません。

児童生徒は、担任の思うようなタイミングで問題を生じさせてくれはしません。

それどころか、不思議と忙しい時に限って問題が起こってしまいます。

『今忙しいから、ちょっと待って!』そんなことが通用するわけがなく、即対応しているのが現実です。

問題が解決できれば良いのですが、いじめのように一筋縄にはいかないことがあります。

そのような場合には、自分の力不足を嘆き、やる気と自信を失ってしまうこともあります。

【廃止せよ!!】学級担任制の負担②学級事務

2つ目の負担は、”学級事務”です。

これは、学級を運営するにあたって必要な事務作業です。

例えば、大きなもので言うと、通知表の作成、学級通信の作成、学級日誌の確認、提出物の提出状況の確認及び催促などなどです。

細々と担任としてやらねばならぬ事務作業が結構あります。

【廃止せよ!!】学級担任制の負担③道徳、学活、総合的な学習の時間

3つ目の負担は、”道徳、学活、総合的な学習の時間”です。

これらは、担任が授業することになっています。

もちろん小学校では、音楽等の専科を除いては全ての教科の授業もします。

この辺りは、他教師とも分けあえるものだと思いますが、現実問題ほとんど全てを担任が行っています。

ということで、ここにあげただけでも学級担任制をめぐってザックリで3つの負担が読み取れました。

実際は、もっとあるでしょう。

中でも特筆すべきは、大きな負担であるということです。

先生は忙しい、忙しいと言っているけど、一体何がそんなに忙しいの?

に対する答えとして、この学級担任制のように、事象としては1つなんだけど、実際の負担が複数にわたるという現実があります。

忙しさはこういったことの積み重ねからくるように思います。

そして、この学級担任制については、その歴史があることも含めて変化が見られませんでしたが、これについては動きそうです。

小学校でも2022年度から教科担任制の導入予定です。

大きな変化ですが、それでもまだ担任という制度は残ります。

それでも担任の負担感を和らげる一定の効果はあると考えています。

担任として苦しむ先生方の負担を和らげていただき、ありがとうございます。

さて、学校の業務としてみた時に、

1つ1つは小さな負担でも(今回は大きな負担ですが)、積み重なると、非常に大きな負担になるのです。

学級担任制については、毎日の大きな負担というパターンです。

これが実は、教員の大きな負担感を生んでいるのではないかと思います。

と、実はここまでは前提のようなもので、本当に言いたい事は、実はこれからです。

問題提起:学級担任制は悪制度だ!!【廃止せよ!!】

ここまでを踏まえて、あらためて言いたいことは、”学級担任制は悪制度だ!!”ということです!!

この制度に対する不満がめちゃくちゃあります。

まず、

【廃止せよ!!】学級担任制の不満①温度差

1番の不満は、”温度差”です。

担任と担任以外の先生との間で、起こっている事象に対して温度差が生まれてしまうという点です。

担任は、本当にクラスの児童生徒のことを我が事のように心配し、対応しています。

それは、運命共同体的な意味合いがあるかもしれません。

互いに呼応しあっています。

ところが、担任外の先生は、そうは思っていない。

一歩距離を置いているよな感じになってしまいます。

なってしまいますとしたのは、担外の先生に優しさが足りない場合もありますが、システムの問題と捉えているためです。

どうしたって、担任と同じようにはなかな問題と向き合えないでしょう。

また、担外の先生の立場から考えると、担任を差し置いて出過ぎたマネはできないという思いもあるでしょう。

いずれにせよ、温度差を生んでしまっているこの制度は不満です。

【廃止せよ!!】学級担任制の不満②組織的対応?

2つ目の不満は、”組織的対応?”という点です。

先ほどの温度差と似た面がありますが、学校で起こる諸問題に対しては、”組織的な対応”をするように、とよく言われるのですが、この学級担任制は、その組織的対応を阻害するものとなっています。

まずは、何はさておき、担任が対応。これが現実です。

学級担任制がなければ、誰が先に動いても良くなるはずです。

”組織的対応”をキレイ事たらしめているのは、学級担任制です。

よって、不満です。

【廃止せよ!!】学級担任制の不満③教員間格差

3つ目の不満は、”教員間格差”を生んでいるという点です。

ある教員は、毎年のように担任をしています。

ある教員は、毎年担任をしていません。

ある教員は、毎年最も大変な児童生徒を抱えるクラスの担任をしています。

ある教員は、大変だと言われる学年の担任を毎年しています。

また、ある教員は・・。

教員間でこのように格差が生まれています。

いろいろ経緯はあっても、最終的にできる先生の善意に甘える形になっています。

そして、一度引き受けたら、その責任の多くをその先生が負う、これが現実です。

これまでの人間関係上、年度初期にはどうしてもいじめが起きやすいクラスというのが存在してしまうことがあります。

相性が悪いもの同士が同じクラスになることがあります。

そういった状況を乗り越えるには、どの先生にも大きなエネルギーが必要になります。

今年がんばったから、来年は少し楽に、これが一切ありません。

有能であればあるほど、実は、学級崩壊だったり、いじめだったりと向き合う危険度が上がっているのです。

そう言った点で、できる先生にとってはとても不安定な職業です。

【廃止せよ!!】学級担任制の不満④”1人で抱えないで”の形骸化

4つ目の不満は、”1人で抱えないで”の形骸化です。

よく、文科省などが出すパンフレット等にこうあります。

”1人で抱え込まないで”

そして、問題が起こって深刻化した時にもまた、同僚や管理職から

”1人で抱え込まないで”

同じ言葉が投げかけられます。

わかります、言っていることはわかります。

では、どうしたら?

”1人で抱え込まないで”問題を解決するにはどうしたら?

本質であるここがいつだってありません。

よって、”1人で抱え込まないで”という言葉を聞くと、かえって辛くなります。

それだけ1人で抱え込んでいます。

とても不健康なまでに。

よって不要です!!

【廃止せよ!!】学級担任制の不満⑤方法はある

5つ目の不満は、”方法はある”という点です。

他に方法があるのです。

”学年担任制”にすれば良いのです。

学年のどの教員も担任。

仕事の持ち回り方は、みんなで考える。

いずれにせよ、全員が担任。

これなら平等です。

負担感が偏ったり、責任を1人で抱え込むことはありません。

組織的な対応が当たり前、”1人で抱え込まない”が当たり前になります。

心の負担が一気に軽くなります。

児童生徒にとっても相談できる相手が選択できるという大きなメリットがあります。

”担任の当たり、外れ”がなくなります。みんながハッピーです。

より良い案があるので、なおさら学級担任制は不要です!!

結論:学級担任制は不要!!【廃止せよ!!】

結論です。

学級担任制は、不要です。

当たり前という黒魔法が効いてしまっています。

もっと、建設的に教員の世界の現状を捉え、改善の方向に動き出さねば、本当に教育界は危険です。

危ない状況にあるものを現在は見事に見て見ぬふりをして逃れていますが、このままでは、どこかで爆発します。

その前に、学級担任制の見直しにより、特定の教員の負担を解消することが必至だと思います。

よって、不要です!!

まとめ

さて、今回は、『【廃止せよ!!】天下の悪制度!? 学級担任制』というお話をさせていただきました。

一番引っかかるのは、一部の教員に対する責任の大きさです。

本気で業務改善をするのなら、これまでの常識を覆さなければなりません。

教員の精神疾患による休職の増加が物語る教員の精神衛生上もかなり良くないと思います。

家庭の教育力の低下等により、子どもたちを取り巻く問題が複雑化している今だからこそ、改革が必要です。

私は、制度面からも自らが構築していける道を選びました。

NEXTAGE SCHOOLという永遠に進化し続ける学校をつくりました。

子どもたちのことを本気で考える学校です。

強制されるではなく、自らの意思で仕事をしていくことを選びました。

大切なのは、自分が納得できているか、そうでないかではないでしょうか?

外から教育を変えていきます!!

改革が必要です!!

以上です!!

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