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【廃止せよ!!】天下の悪制度!? 通知表

学習・学校

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今日もシリーズ化しつつある、学校におけるある制度?今回は慣例?もう制度としちゃいます。

制度について考えていきたいと思います。

本日の内容:【廃止せよ!!】天下の悪制度!? 通知表

さて、その制度とは、本日の内容『天下の悪制度!? 通知表』というお話をしていきたいと思います。

みなさんも必ずもらっており、先生であれば作成しているであろう通知表に切り込んでみたいと思います。

教職はブラックだ、改革が必要だ!そう叫ばれています。

改革と言っても何をどう改革するのか?

そう考えた時、業務を一つひとつ見ていき、必要なもの、そうでないものとに分けて考えて、不要なものについては、そのあり方をじっくり考えることが必要だと考えます。

3期制の学校であれば年に3回大きな仕事として存在している通知表というこの制度。

私は、これを天下の悪制度だと考えています。

悪制度、悪法と言えば・・ジム・クロウ法があります。

1876年から1964年にかけて存在した、人種差別的内容を含むアメリカ合衆国南部諸州の州法の総称です。

主に「黒人の一般公共施設の利用を禁止、制限した法律」を総称して言います。

理不尽で、一定期間教員を職員室に幽閉するという点で似たものを感じます。

教員の制度の悪制度は数々ありますが、今回取り上げる通知表は教員を苦しめています。

通知表、これについては当然私が教員になった20年前から存在していました。

以後、さまざまな変化が見られています。

手書きから印刷へ。

総合、道徳、英語の評価の追加などがありました。

そんな通知表は教員から非常に嫌われています。

嫌われながらも脈々と継続されています。

学校の長時間労働は、いろいろなところで議論されています。

疲弊し、不平を増大させている教員のメンタルを支える上でも大きな負担となっているものとしてお話しできる上に、個人的に非常に問題のある制度だと考えているので、取り上げさせていただきます。

まずは、通知表というものについて整理していきます。

通知表とは?

実は、通知表は作る必要がない……と言ったら驚くでしょうか。

実際に作らない学校は、まずないと思います。

ただ、通知表を作って渡すことが法律などで義務付けられているわけではありません。

学校に作成の義務があるのは「指導要録」です。

指導要録は、児童・生徒の出席状況や成績、健康状態などを記載した、学校の公式記録です。

単に記録し保存するだけでなく、転学や進学した学校にも抄本か写しを送ることが義務付けられています。

何のために記録するかというと、外部に対して証明する際の原簿という役割もありますが、一番重要なのは、先生たちが以後その児童・生徒の指導に役立てるためです。

一方、通知表は、原簿である先ほどの指導要録を基に作成されます。

指導要録が先生たちのためのものであるのに対して、通知表は先生の指導の一環として、児童・生徒の課題を本人や保護者に伝えることで、その後の勉強などをがんばってもらうためです。

そのため、実は通知表の様式や伝え方も、各学校で違うんです。

あらかじめ決まった形式があるわけではありません。

それなのにどの学校もだいたい似通っているというのは実に奇妙です。

あらためて整理すると、通知表は、

作成の義務はなく、児童・生徒や保護者とのコミュニケーション手段として位置付けられています。

そういった色合いを持つ通知表、これは実に教員の負担となり、重く肩にのしかかっています。

【廃止せよ!!】通知表の負担①所見

まず一番大きな負担は、”所見”です。

所見とは、多くの場合通知表の最後にある担任が見取った子どもたちの様子について、文章表記されたものです。

これは重い負担として担任の肩にのしかかっています。

30人以上の児童生徒の様子について、文章記述していくのです。

これだけでも大変なのですが、一番葛藤があるのは、

”取り繕わねばならない”という点です。

最近の通知表の所見の文言って、とっても優しくないですか?

昔は、もっとズバッと言っていませんでした?

何をって、特に欠点的な内容についてです。

ど直球に欠点を述べると、クレームが来るため、もし、欠点的な内容を伝えるならば、オブラートに包んで記述するように指導されています。

結果的に、伝わらない、何が言いたいのかが全くわからない所見となっているというのが現実です。

真実を真実のままに伝えていないのですから意味をなすわけがありません。

それをわかっていながら、ただただ誰も傷つかない作文をしなければならない担任の負担は大きいです。

最近では、総合的な学習の時間、道徳でも文章表記となっており、こちらもやはり同様で、担任はこんなにたくさん作文をしなければならないのです。

大きな負担です。

【廃止せよ!!】通知表の負担②学習評価

2つ目の負担は、”学習評価”です。

これも実は先ほどの所見同様に配慮が必要になっているんです。

これについては後で詳しくお話しさせていただきます。

【廃止せよ!!】通知表の負担③提出期限

3つ目の負担は、”提出期限”です。

これはあって然るべきものですよね。

それは私もわかっています。

しかし、この提出期限が少々早すぎます。

通知表は、学校から出される個人情報満載で大切なものなので、管理職の先生方の目を通します。

管理職の先生方は、全ての児童生徒の通知表を見なければならないので、学年ごとにその見てもらう時間を踏まえた提出期限が設けられています。

その提出期限が早すぎるのです。

学習評価については、まだ確定できていないものであり、不完全。

そして最近では事務処理日として通知表を作成したり、事務処理をしたりする時間が設けられているのですが、その事務処理日よりも提出期限が前なんてこともあります。

結果的に、管理職への提出後に、担任は何度か修正を加えています。

負担です。

ということで、ここにあげただけでも通知表をめぐってザックリで3つの負担が読み取れました。

実際は、もっとあるでしょう。

中でも特筆すべきは、大きな負担であるということです。

先生は忙しい、忙しいと言っているけど、一体何がそんなに忙しいの?

に対する答えとして、この通知表のように、事象としては1つなんだけど、実際の負担が複数にわたるという現実があります。

忙しさはこういったことの積み重ねからくるように思います。

そして、この通知表については、その歴史があることも含めてあまり教員側からも削ろうとする強い意志は感じません。

そして、通知表を出す分、他の仕事を削る、そういったことも一切ありません。

前回までの学校評価も人事評価も、教員免許更新も、部活動も、どんどんどんどん積もっていきます。

1つ1つは小さな負担でも(今回は大きな負担ですが)、積み重なると、非常に大きな負担になるのです。

通知表については、年3回の大きな負担というパターンです。

これが実は、教員の大きな負担感を生んでいるのではないかと思います。

と、実はここまでは前提のようなもので、本当に言いたい事は、実はこれからです。

問題提起:【廃止せよ!!】通知表は悪制度だ!!

ここまでを踏まえて、あらためて言いたいことは、”通知表は悪制度だ!!”

ということです!!

この制度に対する不満がめちゃくちゃあります。

まず、

【廃止せよ!!】通知表の不満①現実との乖離

1番の不満は、”現実との乖離”です。

子どもを本気で成長させるには、学校と家庭とが同一歩調で共通理解のもとで子どもの成長に関わることはとても大事なことです。

そのための通知表である、と言いたいところですが、先ほど述べたように、現実とお伝えしているものが違ってしまっています。

厳密に言うと、違わないのかもしれませんが、伝わらない表現をしているという点では同じです。

”児童・生徒や保護者とのコミュニケーション手段”という目的を達成しているものではありません。

目的に迫れない制度は不要です!!

【廃止せよ!!】通知表の不満②絶対評価?

2つ目の不満は、”絶対評価?”という点です。

先ほどの評価の具体です。

現在の学校における評価は”絶対評価”というものです。

絶対評価とは、あらかじめ決められた評価規準を達成できたかどうかによって、評価を決定する評価方法です。

ですから、みんなができるようになったのであれば、みんなに良い評価がつきます。

いや、つくはずです。

ところが、絶対評価以前に行われていた”相対評価”の概念がまだなぜか持ち込まれているというおかしさがあるというのが実際なんです。

相対評価とは、他者との比較によって成績を決めるという評価方法です。

いい評価をつけることができる人数が決まっているということです。

この評価は良くないとして、絶対評価に変わったという経緯があるのですが、

現在もその相対評価が持ち込まれているのです。

成績『5』が多すぎると物言いが入ります。

でも、みんながみんな理解できたという状況は発生しえますよね?

それでもなぜか認められないのです。

よって、現在は”絶対相対評価”です。

これは私が作った造語です。

『絶対に相対評価になってるぞ!』という意味です。

ここでも現実との乖離が多少入ってきているというのが現実です。

よって不要です!!

【廃止せよ!!】通知表の不満③タイミング

3つ目の不満は、”タイミング”です。

通知票を渡すタイミングです。

当たり前のように通知表は終業式に渡されます。

終業式の次の日からは、長期休みです。

通知表を通して少なくとも個々に課題が見出されるわけですよね。

その課題を子どもたちはいつ克服するのでしょうか?

長期休みにしてね!

っていうのが実際だと思いますが、果たしてこれは学校が学習に対する責任をきちんと果たしていると言えるでしょうか?

『わからなかったところ、やっといてね!』ですよ。

丸投げ。

いやいや、そもそもわからなかったんですって!

それを自分でやっといてねって言われてできるようなら最初からできてますって!

そうじゃなくて、例えば今より1ヶ月早く通知表を渡し、学校が休みでない期間内にきちんと復習してできるようにする。

それでないとできないものはできないままですよね?

おかしなことを言っていますか?

至極当たり前のことを言っているのですが、伝わりますよね?

結果のみに一喜一憂し、生かされない通知表は不要です!!

【廃止せよ!!】通知表の不満④伝わらない

4つ目の不満は、”伝わらない”です。

通知票を見ただけでは、何を理解できていて、何を理解できていないのかが全く理解できないということです。

国語の関心・意欲・態度『3』これを見て何をどう改善すれば良いかわかりますか?

せっかく伝えるなら、見て努力すべき点がきちんとわかるものであって欲しいですよね。

小学校も中学校も評価が抽象的すぎて、何ができていて、何ができていないのかがサッパリわかりません。

これに意味がありますか?

ないとしか言いようがありません。

もうこういうものだとほとんどの人が思考停止してますよね?

でも、わからなくないですか?

と、いうことは意味がなくないですか?

よって不要です!!

【廃止せよ!!】通知表の不満⑤義務ではない

5つ目の不満は、”義務ではない”という点です。

ただでさえ、忙しい、忙しいと言っている現状です。

そんな現状にあって、出す義務のない大きな負担をなくさない意味が全くわかりません。

常識に囚われ過ぎていて、変化することを考えないようにしてはいませんか?

珍しくやらなくてもいいというものをわざわざみんなでやっているのです。

そして、前述のようにたいした意味や効果があるわけではありません。

”指導要録”は作らなければなりません。

でも、実際は通知表が指導要録の元になってしまっています。

いやいや、これは違いますよね。

指導要録ありきの通知表です。

もう本末転倒虫なんです。

学習や生活の振り返り、家庭との共通理解は大切なことです。

それであれば、指導要録の元となっている単元のテストの点数一覧を渡してはいかがでしょうか?

”採点ソフト”に入力しているアレです。

グラフ化もできて便利です。

学習についてはわかりやすいです。

生活については、面談しましょう。

やや負担ですが、通知表に費やす時間に比べれば短く済むはずです。

現在の通知表は不要です!!

結論:通知表は不要!!【廃止せよ!!】

結論です。

通知表は、不要です。

慣例となり過ぎているため見過ごしちゃうという黒魔法が効いてしまっています。

もっと、建設的に教員の世界の現状を捉え、改善の方向に動き出さねば、本当に教育界は危険です。

危ない状況にあるものを現在は見事に見て見ぬふりをして逃れていますが、このままでは、どこかで爆発します。

その前に、通知表の見直しにより、教員の負担を解消することが必至だと思います。

よって、不要です!!

まとめ

さて、今回は、『天下の悪制度!? 通知表』というお話をさせていただきました。

やはり一番引っかかるのは、効果的に役立っていない、その割に労力や負担が大きいことです。

本気で業務改善をするのなら、これまでの常識を覆さなければなりません。

役立たないことに大きな労力を注ぐほどの余裕はないはずです。

だとしたら、法的な縛りのないこの通知表に切り込むのは至極当然なことのように思いますが、違いますかね?

私は、納得ができない仕事をせず、子どもたちの教育に全力を注げる環境に身を置くことにしました。

NEXTAGE SCHOOLという永遠に進化し続ける学校をつくりました。

強制されるではなく、自らの意思で仕事をしていくことを選びました。

大切なのは、自分が納得できているか、そうでないかではないでしょうか?

外から教育を変えていきます!!

改革が必要です!!

以上です!!

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コメント

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