みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、それでは『教師インターン』第10講目やっていきたいと思います。
この10講目を持って、最終回とさせていただきます。
前回は、『身に付く漢字練習法』ということで、学習面での要となる国語におけるこれまた大事なポイントとなる漢字の教え方、学び方についてお話しさせていただきました。
そして、今回ですが、最終回に何を持ってくるか、非常に悩みました。
今回のこの教師インターンという試みは、教職を志す人が少しでも教師としてより良いスタートが切れたり、途中悩みを抱えた時にその支えの一助となれるようにと、教職に対して前向きな気持ちでその必要性を考え実行に移しました。
これまでは、身近な人にしかお伝えできなかったことが、このような形をとることで、より多くの人にお伝えすることができる。
コンピュータ技術の発達によって、本当に時代が変わりました。
これまでのようにオフラインでの学びが全てだったら、このような計画を思いついても、実行することは難しかったと思います。
ところが、このような形をとることで、私の目標の一つが叶いました。
こういった学びの機会は、手前味噌になりますが、教育界にとって先進的だと個人的には考えています。
これからさらに技術が進歩し、教師としてできることも増えることと思います。
これから教職に就かれるみなさんには、そういった時代の転換期にあって、より良い形での教育を実践していくことが求められることでしょう。
そういった状況を鑑みて、最終回である第10講目の今回の内容は、
本日の内容:【教師インターン第10講】これからの時代の教師に期待すること
『これからの時代の教師に期待されること』という内容でお話ししていきたいと思います。
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教育には、不易と流行があると言われています。
『不易』とは、時代が変わっても変わらないもの、『流行』とは、時代とともに変わるものを言います。
まさに、現在の教育界は、この不易と流行の精選が必要なタイミングにあると思います。
それを見極め、実行していくのがみなさんです。
これからいくつかの話をしますが、いずれも不易なものか、流行なものです。
そんなことも考えながら聞いていただければと思います。
期待① コーディネート力
まず1つ目は、『コーディネート力』です。
みなさんは、EdTechという言葉をご存知でしょうか?
EdTechとは、教育(Education)× テクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、教育領域にイノベーションを起こすビジネス、サービス、スタートアップ企業などの総称を言います。
「100年前の教師が現代にやってきたとしても何ら問題なく授業を行えるだろう」と揶揄されるように、教育現場は良くも悪くも変化のないいわば“聖域”としてしばしば取り上げられてきました。
しかしながら、あらゆる分野でテクノロジーが活用されることで私たちの生活が変わり、その恩恵を享受するようになった今、教育分野もまたテクノロジーを取り入れようとしています。
ここで指すテクノロジーとは、AIやVRなどの先端技術はもちろんですが、すでに一般的となっている汎用技術(アプリやソフト、デバイス)も含みます。
こうした技術を活用し、これまで当たり前と思っていた仕組みや制度、考え方までも含め、根底からひっくり返してしまうようなイノベーションの可能性が期待されています。
日本でEdTechが注目されるきっかけとなったのは、文部科学省がすべての小・中学校で一人一台のタブレット端末の導入を目指すという指針”GIGAスクール構想”を発表したことにあります。
現在はその整備の真っ只中にあります。
ここまでをまとめると、要するに、テクノロジーを取り入れた教育を『EdTech』という訳ですね。
では、これによって旧態依然の教育がどう変わるのか?
変化① eラーニング
変化の1つ目は、『eラーニング』です。
EdTechが注目されるよりずっと前に、教育領域でICT活用がスタートしていた分野がeラーニングです。
学校や塾、企業研修等において、特定の場所に集合し教育者が直接講義をおこなう〝リアルな教育〝に対し、パソコンやタブレット、スマートフォン等を活用しインターネットを介して学習する「eラーニング」。
時間や場所にとらわれずに、いつでも・どこでも・何度でも教育を受けることを実現した学習スタイルです。
そのeラーニングは、従来の“知識学習”の域から、現場での経験を通してより印象的かつ効率的に学習を進め、業務成果に直結した学びの環境を提供する“経験学習”の領域にも広がりつつあります。
そして今、EdTechが注目されるようになったことで、同じ教育×テクノロジーの領域で経験のあるeラーニングが新たなステージを迎えようとしています。
これまでeラーニング業界が長年にわたって培ってきた、学習管理の考え方やシステム(LMS)、コンテンツ(オンデマンド、ライブ配信)に関するノウハウ、教育効果を高め学びを継続させるための知見などを生かし、eラーニングから進化したEdTechを実現していくことが期待されています。
そして、これらを授業に取り入れていくことになります。
変化② 学習管理の効率化
変化の2つ目は、『学習管理の効率化』です。
教員専用の学習管理ツールや教員・生徒・保護者がつながるSNS型ツールなどさまざまなものがありますが、この分野で先行しているのがLMS(Learning Management System)と呼ばれる学習管理システムです。
LMSとはeラーニングを実施する際のベースとなるシステムで、インターネット上で教材を配信・回収したり、学習者が学習した履歴を管理したりするためのプラットフォームとなります。
多くのLMSは受講者がログインして学習する受講機能と、教員や管理者が管理・運営を行う管理機能から成ります。
子どもたち一人ひとりの進捗状況を一元管理する概念は、EdTechでも重要な役割を果たすと考えられます。
これは、大きな変化です。この変化は、順調にいけば、教師にとって追い風となります。
これまでアナログで管理していた大切な記録を一元管理できるとすれば、かなり効率が良くなります。
ここに割いていた時間を他に割くことができます。
あらためて期待① コーディネート力
このような変化を経て、あらためて、これからの教師に期待されることは、『コーディネート力』です。
例えば、授業。
授業では、これまでのように教師が45分ないし50分のほとんどを喋って終わる、こういった授業とはおさらばになるわけです。
代わりに、映像授業を用いたり、学習コンテンツを用いたり、そして、教師が説明したり。
このように複数の選択肢がある中から、単元などによって最適な学習方法をコーディネートしていくことが求められていきます。
こういった力をコーディネート力としました。
ご理解いただけますでしょうか?
ですから、IT関係の技術はもはや必至となるでしょう。
しかし、この辺りには自信のある方も少なくないのではないでしょうか?
『これからの時代の教師に期待されること』1つ目は、『コーディネート力』でした。
期待② 情熱と誠実さ
2つ目は、『情熱』です。
学校という場で、多くの子どもたちと接してみて感じることは、”子どもたちは人を見る”ということです。
あの人の言うことは聞くけど、あの人の言うことは聞かなくていいと意識的にも無意識的にも判断します。
たとえ、同じことを言っていても、ある人からの声は届くけれど、ある人からの声は届かない、と言うことがあるのです。
では、子どもたちは、どんな点で判別をしているのか?
そこを掘り下げて考えてみると、子どもたちが言うことを聞く人の共通点は、情熱がある、というものがあります。
一口に先生といってもいろいろな人がいます。
明らかに怖そうな人、優しそうな人、面白い人、かわいい人、いろいろな人がいる職員室が理想です。さまざまなキャラクターをもった先生たちですが、そのキャラクターのいずれかでないと子どもたちを導けないなんてことはありません。
その人なりのキャラクターで思い切り子どもたちとぶつかっていけばいいのです。
すると、先生の熱は子どもたちにじんわりじんわりと伝わっていきます。
じんわりじんわりとです。
一朝一石にはいきません。
少しずつ、少しずつです。
すると、次第に子どもたちに前向きな変化が起こります。
そう、学校の先生という職業は、”人を変える力がある”魅力的な職業なのです。
あなたの想いやその想いから来る行動により、子どもたちを変えることができるのです。
それには、さらに誠実であることも大事です。
嘘はつかない。間違えてしまったら、素直に謝る。よく若い頃は教師として虚勢を張って生きているので、間違いを認めない先生がいます。
間違いを認めたらバカにされるだろうと。
これは大きな間違いです。
逆です。
教師だろうが、間違えたら素直に謝る。
それが正しい姿であり、子どもたちに教えるべき姿です。
素直に誤ってくれたら、子どもたちは、逆にあなたを信頼します。
『これからの時代の教師に期待されること』2つ目は、情熱と誠実さ、でした。
期待③ 保護者対応力
3つ目は、『保護者対応力』ができる力です。
モンスターペアレント、そんな言葉がありますね。
残念ながら、一部の保護者には、そういった方がいらっしゃるのが事実です。
つまり、理不尽なことを言ってくる親ですね。
どんなことをしていても、理不尽なことを言ってくる時は言ってくるのですが、やはりここでも誠実に仕事に向き合っていれば、かなりの確率で保護者との確執は生まれずに済みます。
例えば、クラスで授業中に手紙を書いていて厳しく指導した子がいたとします。
きっとわかってくれただろうと思っていても、実はその想いが伝わっておらず、その子が教師に対して不満を持って家に帰ったとします。
そして、母親に先生にこんな理不尽な指導をされたと偽って泣きついたとします。
すると、その保護者は、怒って学校にクレームです。
もうこうなってしまうと、教師がいくら真実を話しても”言い訳”のようになってしまいます。
ところが、その子を指導した後に、念を押すために先に保護者に電話連絡を入れて、ことの顛末を子どもが帰るよりも前に話していたとしましょう。
すると、これは”説明”になります。
そして、子どもが帰って泣きついたとしても、『先生からはこう聞いているよ』と逆に共通理解で指導ができます。
このように、先回りして物事を考えるようにして、保護者と協力関係を気付けるようになると、どんどん信頼の輪が広がっていきます。
『これからの時代の教師に期待されること』3つ目は、『保護者対応力』でした。
期待④ 傾聴力
4つ目は、『傾聴力』です。
子どもの話をよく聞く力です。
学校現場は本当に忙しいです。
次から次へとやることがあります。
そんな日常なので、子どもの話をよーく聞いてあげることが疎かになります。
すると、何らか問題が起こってきます。
そんな時、そんな時は、忙しい歩みを止めてじっくり子どもの話を聞いてあげてください。
生徒指導的な内容は、教師が教え導くことこそが解決の道ではありません。
教え導くことのみをして終わろうとすると、反発を生むことや未解決になってしまうことが多々あります。
ですから、子どもの話をよく聞くのです。
教師が経験をもとに勝手に判断しないように心がけるのです。
この子どもの話をよく聞くちから『傾聴力』、『傾聴力』という言葉が本当にあるかどうかはわかりませんが、年を重ねるごとにその大切さを痛感しています。
何か問題が起こったときだけでなく、普段から子どもたちの話をよく聞こう、というスタンスでいる先生には、子どもは心を開いていろいろと話をしてくれることでしょう。
そして、信頼関係が築かれていくでしょう。
そうあれるように努力しましょう。
『これからの時代の教師に期待されること』4つ目は、『傾聴力』でした。
期待⑤ スーパースターに
5つ目は、『スーパースターに』です。
昨今、教師という職業の評判があまりよろしくありません。
そのことはみなさんもご存知のことかと思います。
そんな状況にあって、先生を志して頑張るあなたには、ぜひ、『スーパースター』になって欲しいと願います。
スポーツなどではわかりやすいですが、スタープレイヤーの出現には、その職業を有名かつ魅力あるものにたらしめる力があります。
”学校の先生”の中にも、年齢を問わず優秀な人がいます。
その優秀な人が、その優秀さを認められ、仮に1億円プレイヤーにでもなろうもんなら風向きは一気に変わるのではないでしょうか?
欲を言えば、その先生のルックスが芸能人並みに良ければなおさら印象アップです。
実際、教員の力量を正しく評価することは非常に難しいです。
よって、この場合は総合力ではなくてもいいかもしれません。
または、教員同士で投票させてもいいかもしれません。
いい意味で頑張っている先生に、良い評価を与えることができれば、モチベーションは上がります。
私は、バッジがいいと思います。
優秀と認められた先生は、バッジがもらえる。
そのバッジをつけている先生は、素晴らしい先生であるということが周知される。
その先生の言動に説得力が増す。
こういった力がバッジにあれば、このバッジ獲得を目指したいと思うと思いませんか?
モチベーションアップにつながると思いませんか?
スター教師の存在は、教員の未来を変えると思います。
そんなことを考えています。
『これからの時代の教師に期待されること』5つ目は、『スーパースターに』でした。
まとめ
さて、第10講目最終回の今回は、『【教師インターン第10講】これからの時代の教師に期待すること』という内容でお話させていただきました。
私には、目標があります。
それは、ベネッセなどのアンケートで発表される『子どもがなりたい職業ランキング』で、”学校の先生”という職業がトップ10以内に復活することです。
昔は入っていたと思うんですよね、上位に。
しかし、いつの頃からか”学校の先生”はトップ10から外れて久しいものとなっています。
世間でいう公務員の強みをもった職業であるにもかかわらず‥と言っても子どもたちにはあまり関係なさそうですね。
それでも親が安定なんて話をしていると、子どもも安定した職業が‥なんて言い出したりしますけどね。
それでも、やはりただ単純にその職業に魅力を感じるか、そうでないかが子どもたちの判定基準だと思います。
では、なぜ私がここにこだわるのかというと、前にもお話ししましたが、教師は、子どもたちが(親以外に)最初に出会う大人だからです。
その大人が魅力的であるかどうかは、子どもたちの今後に大きく左右すると思います。
考え方にも影響を及ぼします。
例えば、早く大人になりたい!!と考えるか、そうでないか、未来に希望を持つかどうかといった価値観の形成にも関わると思います。
他の多くの職業に先んじて、子どもたちと出会っているのに、また、子どもたちのために日々汗をかいているのに、その姿に憧れ、自分もそうなりたいと考える子が少ない。
これはなんだかすごく悲しくないですか?
私自身が素敵な先生に出会い、憧れを抱いて、そのままの気持ちをもち続けて教員になったので、余計に寂しさを感じるのかもしれません。
憧れとなる先生は、たった1人で十分なんです。
それなのに‥。
子どもたちは子どもたちで、いろいろな情報を見聞きし、さらに目の前の先生の忙しそうな、大変そうな先生を見ているから自分は‥と考えているのでしょうかね。
ですから、あなたに学校の先生の魅力度をあげて欲しいのです。
そのために、私のできることとして、これまで10回にわたる講義を行わせていただきました。
ここで学べるものはサッサと学んでいただいて、次のステージへ早く向かって欲しいのです。
こうして、自ら学ぼうという姿勢を持っているあなたには、その資質が十分にあります。
きっとあなたが教育に対する風向きを変えてくれると信じています。
今回は、『これからの時代の教師に期待されること』という内容でお届けしました。以上で全講義が終わりました。
本当にお疲れ様でした!!
そして、お付き合いいただき、ありがとうございました。
このような機会を持つことができて、私の夢がまた一つ叶いました。
もし、その他にもお届けできる内容があったら、ぜひ教えてください。
第2弾としてお役に立てるかもしれません。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
以上で教師インターン第10回目の講義、全講義を終わりにします。
本当にお疲れ様でした。
みなさまのご活躍をお祈りしています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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のりそらからは以上です!!
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