みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、男女別学についてお話をさせていただきます。
本日の内容:【教えて、のりそら先生】男子校、女子校のOWARI?
題して『【教えて、のりそら先生】男子校、女子校のOWARI?』といった内容でお届けします。
男子高校、女子高校が急速に減少しています。
少子化などを背景にした流れで、「共学化」に生き残りを懸けた高校が多いとみられますが、「歴史と伝統」が重荷になり、閉校を決めたケースもあるようです。
男女平等の考えも広まった令和の時代、男女別学校は消える運命なのでしょうか?
今回このお話を聞くことで、男女別学について考える事ができます。
お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
どうぞお付き合いください。
女子高は4割減、男子高は半分以下に
文部科学省が実施する「学校基本調査」によると、国立・公立・私立を合わせ、21年時点の男子のみが通う高校は98校で、01年の203校から51.7%減っています。
女子のみが通う高校は21年に281校。
01年(503校)比44.1%減です。
男女が通う高校(01年4634校、21年4371校)も減ってはいますが、減少率は5.7%にとどまっています(学校数は本校のみ、分校を除く。以下同)。
男女別高校が多い私立校に限って比較してみます。
01年に169校あった男子だけが通う私立高校は、21年には84校に、女子だけは394校から249校に減っており、減少は男子・女子合わせて230校に上った一方、男女が通う私立高校は744校から974校に増えていました。
増加分は男女別高校の減少分と同じ230校です。
統廃合もあり、一概には言えませんが、男女別だった私立校が共学校へと「リニューアル」を進めたことがうかがえます。
伝統校も免れず
教育とジェンダーに詳しい昭和女子大の友野清文教授(教育学)によると、私立校で共学化が進む最大の要因は、終わりの見えない少子化ということです。
私立は入学者数を確保できなければ、経営が厳しくなります。
閉校せざるを得なくなる前に、生き残りを図る動きが進んだといいます。
歴史が重荷に
伝統が重荷になったケースもあるようです。
1963年に開校した「札幌聖心女子学院中学校・高等学校」(札幌市)は2021年10月、23年度以降の生徒募集を取りやめ、25年3月末に閉校することを決めました。
定員は1学年80人ですが、21年度の入学者は中学が17人、高校が34人で、現在の在校生は中・高合わせて134人ということです。
かれこれ10年以上、大幅な定員割れが続いているそうです。
1学年当たりの生徒数が少なくなると、人間関係も固定化します。
公立でも進む理由
共学化の流れは公立高校でも見られます。
21年の男子だけが通う高校は01年比20校減の13校、女子だけの高校は同77校減の31校です。
男女が通う高校も減少(01年3877校、21年3384校)しましたが、21年の公立校全体に占める割合は01年の96.5%から98.5%に上昇しています。
しかし、少子化が経営難につながる私立校とは少し事情が異なるようです。
昭和女子大の友野教授などによると、戦前の日本には、そもそも女性が教育を受けることに否定的な考えがあったといいます。
戦後になって女性の高等教育進学率が上昇したものの、1970年告示の高等学校学習指導要領に「『家庭一般』は、すべての女子に履修させる」と記述されたように、「性別役割分業」の考え方は社会に残りました。
女子のみの必修科目だった家庭科が男子も必修となったのは、日本が女子差別撤廃条約に批准した後のことです。
中学校は93年から、高校は94年からです。
公立の男女別学校の共学化が進んだのは、99年の男女共同参画社会基本法施行後のことです。
男女別学校は消えてしまう?
男女別学校はいずれ日本から姿を消してしまうのでしょうか?
昭和女子大の友野教授は「『御三家』と言われるようなトップ校や伝統校は残っても、全体として減少傾向は変わらないだろう」と分析しています。
その一方、近年では「女性のリーダーシップを育てるためには男子がいない方がよい」「異性を気にせず勉強に集中できる」などと、男女別学のメリットを見直す動きも見られるといいます。
男女の教育機会均等の原則はあるものの、「社会全体としてまだ男女平等は成立しておらず、進路選択やキャリア選択においても女性固有の課題は残っているため」です。
欧米では「女子と男子で勉強の仕方や学び方が違うのではないか」などと、思春期の教育で別学と共学のどちらが望ましいのか、議論が続いているといいます。
友野教授は「別学校自体が、教育機会均等の原則から外れるわけではない。社会は男女一緒だが、学校が全てそうあるべきかはまた違う議論で、男女共同参画だから共学というのは単純すぎる」と指摘しています。
「多様な教育の一つ、子どもの選択肢の一つとして別学校はあってもいい」と話しています。
まとめ
さて、今回は、「【教えて、のりそら先生】男子校、女子校のOWARI?」というお話をさせていただきました。
私が通っていた高校も、私が通っていた二十数年前に共学となりました。
今ではすっかり男子校といったイメージではなくなっています。
メリットやデメリットについては体感していないのでわかりませんが、時代の流れ的に男女別学は自然な流れかもしれませんね。
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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