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【教えて、のりそら先生】あなたの強みが見つかります

教育全般

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、自分の強みの見つけ方についてお話をさせていただきます。

本日の内容: 【教えて、のりそら先生】あなたの強みが見つかります

題して『【教えて、のりそら先生】あなたの強みが見つかります』といった内容でお届けします。

大人から子どもまで、

『あなたの強みは何ですか?』

と尋ねられ、自信をもって即答できる人はそれほど多くはないのではないでしょうか?

就活生や受験生であれば、このあたりについてはしっかりと考えておく必要があると思います。

ところが、『自分の強みなんてわからない、もしくは、ないと思っている人も多いのも事実。

そんなことを考えていた矢先、USJをV字回復させたことで有名な森岡毅さんの著書『苦しかったときの話をしようか』に腹落ちする内容がありました。

一部をご紹介しながら一緒に考えていけたらと思います。

今回このお話を聞くことで、自分の強みの見つけ方についての考えを深めることができます。

お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。

あなたの“強み”は、好きな「動詞」の中にある

あなたの強みは必ず好きなことの中にあります。

自分にとって好きな「~すること」こそが、これまで良い結果をもたらしてきたに違いありません。

「名詞」ではないのです、「動詞」なんです。

「動詞」こそが、これまでもこれからもあなたにポジティブな結果をもたらします。

つまりそれがあなたの“強み”となるのです。

人に話しかけて良い反応があったのなら、「話しかけること」が好きになるだでしょう。

何かをよく考えることで誰かの役に立ったのなら、「考えること」が好きになっているでしょう。

幼少期から現在に至る経験の蓄積と記憶が、「好きなこと」と「嫌いなこと」を決めてきたはずなのです。

やってみましょう!!

今まで自分が好きだった「~すること」を実際に書き出してみましょう。

用意するものは簡単です。

大量のポストイットと、A4程度の紙4枚と、ペンがあれば良いです。

サッカーが好きとか、スニーカーが好きとか、そういう「名詞」はいりません。

必要なのは「動詞」です。

最低50個、できれば100個くらいの好きな行動を動詞で書き出してみます。

集まるものは、だんだん似通ってくるし、重複することがどんどん増えてきます。

たとえば、「運動会の騎馬戦で勝つ作戦を考えることが好きだった」と、「部活のバスケで地区大会を勝ち抜く作戦を考えることが好きだった」は両方とも「作戦を考えることが好き」で同じです。

それでも良いのです。

同じ動詞が別の場面であなたをハッピーにした事実を自覚することが大事だということなのです。

求められる業績は強みから生まれる

森岡さんはこう綴っています。

「あなたの強みは必ず好きなことの中にあります。ここまでの成功は、あなたの強みによってもたらされてきたのです。さらにそれはこれからの人生でも続く。会社が給料を払っているのは、あなたが人知れず弱点克服のために費やしている努力ではありません。会社がお金を払っているのは、あなたの生み出す業績であり、その業績はあなたの強みから生まれるのです。キャリアで成功したいなら“強み”をもっと磨け! すべては強みを認識することから始まるのです」

書き出した動詞を、T(Thinking/思考)、C(Communication/コミュニケーション)、L(Leadership/リーダーシップ)に分類して、紙の左上にそれぞれ「T」、「C」、「L」、「それ以外」と明記してみましょう。

T、C、L、それぞれに、得意な行動があり、向いている職能があります。

50~100枚を仕分け終わった後に、ポストイットが最も集中している系統こそがあなたの属性を表している可能性が高いと言えます。

その能力を活かせる職能を選ぶべきなのだと言います。

「どれかが決定的に弱い場合は、その弱さが致命的にならない職能を選ぶようにすれば良いのです。コミュニケーションが何よりも苦手な対人恐怖症の人は、営業スキルを生涯の武器に選ぶのはやめた方が良いということです。数字を見るとじんましんが出る人は、決してファイナンシャルアナリストを目指してはいけません」と森岡さんはおっしゃっています。

3系統に分散する人は特徴がないように思えて、実はそうではありません。

何でもそこそこ好きだし、何でもできる器用さも持っており、それは極めてレアな特徴と言えます。

ただし、何でもできるので消去法がなかなか使えないというのが難しいところです。

このタイプの人は職能の選択に人一倍悩んでしまうことでしょう。

しかし、せっかく珍しいのだから、その器用なところを活かすのが良いのではないでしょうか。

何でもまんべんなくできないと務まらないような職能を選べば己の特徴を武器にできるはずだからです。

ナスビは立派なナスビになることを目指せ

森岡さんはの考えを整理します。

  1. 己を知り
  2. 自分の特徴を活かせるたくさんの正解から1つの職能を選び
  3. その職能を積める戦場へ進む

といった具合です。

就職するなら身につけたい職能で配属してくれる会社をできるだけ選ぶべきだとも言っています。

この人間をどこで使った方が会社のメリットは大きくなるか?会社はそれを考えている訳です。

最初は別の部署で始めて、ゆくゆくは希望の部署にも転属できるようになると言っている会社よりも、最初から希望の専門性を経験できる配属をしてくれる確率が高い会社の方が、職能の観点では魅力的な選択ということになります。

「欧米のような個人主義の文化では、たとえ嫌でも自分という“個”について幼少期から自覚を促される教育を、家庭でも学校でも受け続けます。しかしゼロから何かを生み出して全員で分ける農耕民族を長く続けてきた日本人はそうではない。全体として自分たちがどうあるべきか、集団の中で自分はどんな善良な構成員であるべきかという道徳律は良く教えるが、個の自覚を促す教育は伝統的に貧弱です。昭和の時代ならば、レールが“はっきり”そして“しっかり”していたからそれで良かった。皆で勉強して、皆で偏差値の高い大学を目指して競争して、皆で一流の大きな会社に入って、皆で一生懸命働いて、そうすれば皆を会社が一生面倒見てくれる。ややこしいことを言う個性の強い人間よりも、事務処理能力だけは高くてできるだけ従順な大量の“歯車”が必要な時代だった。かつての日本では“個”の覚醒など要らなかったのです」とすごく共感できる語りもあります。

しかし、今の時代は、企業同士が小さくなっていくパイの中でシェアを激しく削り合う、質的な戦いの中で生き残っていかねばならない状況です。

中途半端な人材を多く抱え続けられる企業は少ないのが現実です。

避けた方が良いのは自分にどんな職能が身につくのか想像がつかない会社です。

会社から割り振られた仕事を黙々とやり、適当にローテーションされながら、広範囲を知るゼネラリストをつくると言われても、真実はどの領域においてもプロではない中途半端な人材を大量生産させてしまっています。

中途半端な人ほど途中で放り出されるリスクは日に日に増しているのもまた現実です。

「ナスビには、ナスビに適した土壌があるということです。ナスビを合っていない土壌の事情に無理矢理合わせたり、ましてキュウリにしようとしてもダメ。それをやってしまうと、ナスビはただ残念なナスビになってしまう。自分がナスビなら立派なナスビへ、キュウリなら立派なキュウリになるように、ひたすら努力を積み重ねれば良いのです」

と森岡さんはわかりやすい喩えをしています。

コンプレックスは個性

日本の学校教育では、努力して「弱点を克服する」ことが美徳とされてきました。

今もその傾向は強くあります。

欠点のないオールラウンドな生徒が理想で、凸凹のある生徒は劣等生のように扱われてきました。

しかし、今はそんな時代ではないはずです。

欠点があったとしも、それを上回る長所があるならば、そこを努力して伸ばすべきなのです。

あなたがコンプレックスに思っていることは、もしかしたら際立った個性かもしれません。

「己を知る」ことから全ては始まるのです。

みなさんは、どのようにお考えになりますか?

まとめ

さて、今回は、『【教えて、のりそら先生】あなたの強みが見つかります』というお話をさせていただきました。

今回紹介させていただいた森岡さんの著書『苦しかったときの話をしようか』は、これから就職活動を迎える娘さんに向けて、自分の将来や仕事のことを考える際の「考え方(フレームワーク)」を書き留めたのものです。

ビジネスマンとしての自身の苛烈な体験と、娘への愛情がより合わさることで、若い人、さらにはキャリアに悩める多くの人の心に刺さるキャリア論になっています。

やりたいことが明確な自信満々な人に向けた本ではありません。

ぜひ、書店で手に取ってみてください。

私のりそら、学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。

加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。

先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。

私のできることはさせていただきます!!

のりそらからは以上です!!

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