みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、子どもが嫌うことについてお話させていただきます。
本日の内容:【教えて、のりそら先生 】子どもが嫌う”子ども扱い”
題して「【教えて、のりそら先生 】子どもが嫌う”子ども扱い”」といった内容でお届けします。
先日、来校者の方からこんなお言葉をいただきました。
『子どもを子ども扱いしない感じがしていいですよね。子どもは子ども扱いされることを嫌いますから・・』と。
『なるほど!!』と思い、自分なりに考えてみました。
それは自分の意識の中で、でもほぼ無意識的にそうしてきただけで、あえて言語化することをしてきませんでした。
でも、よくよく考えてみると、実はそれは自分の中にあたり前のこととして内在化していることにあらためて気が付きました。
子どもたちの成長を支える上で実は結構大切な視点かな、と思いますので共有させていただきます。
今回このお話を聞くことで、子どもをどのように見ていく必要があるかについて理解することができます。
ご自身の中に新たな価値観を取り入れたいという向上心をおもちでいらっしゃる方々、子どもとの関わり方を見直したいとお考えの方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
どうぞお付き合いください。
それでは、いってみましょう!!
確かに自分もそうでした
自分の経験を振り返ります。
鮮明に覚えていることがあります。
あれは確か自分が小学校4年生くらいの時です。
よる少し遅い時間に両親が居間で話し込んでいました。
側にいた私は、その話を聞いていて、口を挟みました。
『それは◯◯なんじゃない?』と。
すると、父親が怒るような口調で、
『子どもには関係ない!!』
と一蹴されました。
その時に私は、とても突き放されたような感じがして寂しくなったのを覚えています。
今でも覚えているのです。
子ども扱いして、話を聞くことさえしようとしてくれなかった親に対して反感を覚えました。
そう、子どもは、明らかに子ども扱いをされることを嫌いますよね?
子ども扱いを嫌う理由
子どもがなぜ子ども扱いされることを嫌うのか?
自分なりに考えてみました。
それは、自我の芽生えと関係がありそうだと考えます。
ある一定の年齢までは、子どもは子ども扱いをされて当然と考えているでしょう。
そういった段階で子ども扱いをしないことは、あまり意味のないことのように感じます。
子ども扱いされたくないと考えるのは、その段階を経た後におとずれるのだと思います。
自分の考えや意志が芽生え始めて以降の話です。
子どもは、きっと子どもなりの価値観で物事を判断する、できるようになっていきます。
それが大人にとっての正解かどうかは別として。
その段階で、先程の私の例のように、理由も告げられず線を引かれてしまうと、子どもなりに自尊心が傷つけられるのだと思います。
では、これ以降、子どもとどのように関わっていけばよいのか?
子ども扱いの反対を単純に大人扱いとするならば、何が大人扱いになるのか考えてみます。
大人扱い①話に耳を傾ける
一つ大きなところで言えば、”話に耳を傾ける”ということです。
親が何でも判断するのではなく、子どもが考えたり、決めたりすることをさせることだと思います。
子どもの話にしっかりと耳を傾けること、しなければ、しなければと思いつつ、つい忙しさにかまけてしまいサボってしまいがちです。
これは、学校の先生も同じで、子どもと対話をよくする先生は、目線を下げつつも子どもを幼き対象としてではなく、キチンと一人の人間として向き合っています。
すると、子どもは、
『この先生は、きちんと話を聞いてくれる』→”好意”
へと繋げてくれます。
子どもの考えを何でもかんでも受け入れろと言っているわけではありません。
きちんと聞いてあげることが大切だと思います。
大人はすでに答えがわかっていることでも、子どもの話を聞いてあげて、答えに対する正しい理解があることを、正しくなくても考えを聞くこと、これはしていかねばならないことだと思います。
大人扱い②環境
続いて、環境です。
面白い試金石があります。
子ども扱いの終わりをはかる物差しがいくつかあると思っていて、例えば女の子。
女の子の子ども扱いの終わりは、
”プリキュア”
に対する反応です。
ある一定の時期を越えると、女の子はあんなに好きだった”プリキュア”をお子様の見るものとして、毛嫌いするようになります。
あれは、子どもの見るものだと。
その理由にヒントが隠されていて、”子どもが見るもの”とまだまだ子どもの子どもが言っているのです。
ん〜、ややこしいですね。
整理すると、子どもが見るものとしているということは、自分は子どもではない、とか、子どもではなくなったとある側面では考え始めているということです。
男の子は、少し女の子に比べて遅いかもしれません。
でも、面白い試金石がやはりあります。
男の子の場合は、”洋服を自分で選ぶようになった時”がそれにあたります。
それまでは、お母さんが用意したものを何の疑いもなく毎日着ています。
ところが、ある時を境に自分で選び出します。
それがセンスのあるものかどうかは別として、親のセンスで選んだものをやはり毛嫌いするようになるのです。
男の子は、自分で服を決めない→子ども、と判断している節があります。
面白いですよね。
以降、子どもたちは、環境を自分たちで選びたがります。
自分たちなりの尺度で、イケてる、イケていないを判断するようになります。
少し背伸びをした環境を好むようになります。
そこに子どもっぽさが介入してくると、それを排除しようとします。
小学校高学年〜中学生以降は、まさにそんな感じではないでしょうか?
NEXTAGE SCHOOLでは・・
子どもたちを対象にしていますが、子どもっぽさはない環境にしています。
子どもにとって、ここは成長の場となるわけなので、少し気持ちの背伸びをしてもらうくらいがちょうどいいと考えています。
来校者の方が、
『子どもを子ども扱いしない感じがしていいですよね。子どもは子ども扱いされることを嫌いますから・・』
と言ってくれたのは、2つの側面があると思います。
NEXTAGE SCHOOLの大人扱い①環境
NEXTAGE SCHOOLの内部環境は、写真のような感じです。
来校者の方々は、『カフェみたい!!』と口を揃えて言ってくださいます。
そう、思いっきりこだわって作り込んでいます。
まるで有能なビジネスマンが仕事をするような空間となるように意図的にしています。
この環境にあって、子どもたちが落ち着きなく走り回るなんてことは、ないと考えます。
その場に合うような行動変容が子どもから見られます。
机一つとっても、子ども扱いしない(高さはもちろん子ども扱い)を心がけています。
NEXTAGE SCHOOLの大人扱い②対話
子どもたちと真剣に対話をします。
教師からの一方的なコミュニケーションに終止するのではなく、子どもに考えを求めます。
それは、毎日です。
何をどう勉強したいのか?
自分がどうなりたいのか?
そのためにはどんなことが必要なのか?
今、興味をもっていることは何なのか?
その魅力は何なのか? etc
とにかく対話します。
その際、目線を同じくします。
その子にとって心地よい目線にすることで、対等に物事を考え意見を発するようになります。
まとめ
さて、今回は、「【教えて、のりそら先生 】子どもが嫌う”子ども扱い”」というお話をさせていただきました。
ここまでお話を聞いていただいてお分かりのように、子ども扱いしないというのは、きちんと一人の人間として尊重するとほぼ同義です。
子どもを正しく導くには、子どもたちそれぞれの現在地を正しく認識することが大切であると考えます。
その点で、とことんその子と向き合おうという姿勢をもつことでしか正確な現在とを掴むことは難しいです。
日々、忙しいです。
でも、教育に関わる者、それは教師であり保護者が子どものための時間はしっかりと確保してあげることが大切だと思います。
それには、学校にもっと”ゆとり”が必要なことは言うまでもありません。
児童生徒理解は、教育の原点であり、最重要任務です。
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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