みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、子育てにおける”価値観”についてお話させていただきます。
本日の内容:【教えて、のりそら先生】子育ての”価値観”について考える
題して「【教えて、のりそら先生】子育ての”価値観”について考える」といった内容でお届けします。
ここのところ”価値観”というものについてよく考えます。
子どもたちを教育するにあたり非常に大切になってくる”価値観”というもの。
この価値観というものはどのように形成され、どのように作用してくるのか?
今回は、”価値観”というものの自論についてお話していきます。
今回このお話を聞くことで、”価値観”というものについて考えることができます。
ご自身の知見を広げたいとお考えの向上心のある方々、どのような価値観をもって教育にあたることが大切か、その点について再考してみたいという方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
どうぞお付き合いください。
”価値観”は、どのようにつくられるのか?
そもそも”価値観”の定義はどのようなものか?
Wikipedia先生によりますと、
”価値観とは、何に価値があると認めるかに関する考え方。価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方。ものごとを評価・判断するときに基準とする、何にどういう価値がある(何には価値がない)、という判断。”
要するに、人が物事を判断する上での基準となる考え方、というものですね。
では、その価値観とはどのように形成されていくのでしょうか?
価値観形成の7段階
価値観形成には、7つの段階が存在すると言います。
ひとつの段階を終えるごとに、次の段階に移行します。
レベルが上がっていくに連れて、抽象度は上がり、より視点の高い価値観を持つこととなるそうです。
それでは、その7つの段階を1つひとつ見ていきましょう。
段階①生存目的レベル
段階①は、『生存目的レベル』と言われています。
生存のための欲求を最優先とするレベルです。
生理的欲求を満たす為に、価値観を持ちます。
生存のための価値観が満たされて始めて、次の段階に移行します。
段階②集団形成レベル
段階②は、『集団形成レベル』と言われています。
家族や友人の中で集団を形成するレベルです。
安全性を求め、自己犠牲の概念が生まれます。
また、集団の長の考えに従う事を望みます。
段階③自己中心レベル
段階③は、『自己中心レベル』と言われています。
自己中心的なレベルに染まり、自分の欲求に赴くままに、行動をします。
自分の論理が世界の論理であるという価値観です。
しかし、この価値観は行き詰まります。
行き詰った時に「人の存在理由」や社会の構造に疑問を持ちます。
段階④社会システム形成レベル
段階④は、『社会システム形成レベル』と言われています。
自分の欲求をやみくもに追求するだけでなく、ルールに従う中で、自分の欲求を満たす方法論を学びます。
段階⑤実利主義レベル
段階⑤は、『実利主義レベル』と言われています。
自己利益の為に、ルールの中で自分の欲求を追求します。
企業活動など、実利活動の中の価値観を形成します。
この価値観によって、社会的地位を得る事ができます。
しかし、周りの人間から疎ましく思われる事があります。
時として、家族からも同様に思われます。
この段階が息詰まると、次の段階へと移行します。
段階⑥社会的レベル
段階⑥は、『社会的レベル』と言われています。
自己犠牲をし、他者に尽くす事で、自分の価値観を見出します。
段階⑤の価値観の真逆の価値観であり、全体の調和を大事にします。
しかし、実利に結び付かず、組織として機能する事が困難になる事もあります。
そして、本来の意味で平等というものが存在しないことを知り、次の段階に移行します。
段階⑦存在超越レベル
段階⑦は、『存在超越レベル』と言われています。
他者を犠牲にすることなく、自己実現を優先する方法を模索し、価値観を形成する。
そして、新たな価値観を形成するスタート地点に立ちます。
そして、自分は社会に良い変化をもたらさなければ、いけないと思うようになります。
このように、価値観は段階を踏むことによって、より抽象度が増します。
人生を歩む中で、こういった段階を踏み、行動指針となる新たな価値観を形成するのです。
教育、子育て部分に関わる段階
では、ここまで価値観についての前提を整理した上で、教育や子育てについて考えていきます。
教育や子育てに関わる段階は主に段階①『生存目的レベル』〜段階④『社会システム形成レベル』あたりだと考えます。
子育てはまさに何はさておき『生存目的レベル』での価値関係性に資するところから始まります。
そして、教育は段階②『集団形成レベル』、段階③『自己中心レベル』、段階④『社会システム形成レベル』あたりに深く関わってきます。
この段階における親や教師の価値観が子どもたちの価値観の形成に大きな影響を与えるものと考えます。
親や教師の価値観
では、親や教師の価値観はどのように形成されてきたか?
おそらく多くの部分は、自分の育った環境や出会った人々によって形成されてきたのではないでしょうか?
価値観に正解不正解はないかもしれませんが、自ら価値観を広げようとする努力をしないと、価値観というのはなかなか広がっていかないものでもあるように思います。
そして、注意しなければならないのは、世の中の価値観は、日々アップデートしているという点です。
ここに意識を向けないと、価値観は古いもののままという状態になってしまいます。
そこで、教育や子育てにおいてアップデートしておきたいことをいくつかお話したいと思います。
アップデート①社会構造が変化している
社会構造が変化しているということ、これはしっかりと受け入れておかねばならないと考えます。
かつての価値観は、いい大学を出て一流企業に入れれば、一生安泰というもの。
それを支える『終身雇用制度』『年功序列制度』が十分に機能していました。
今はどうでしょう?
これが変わったんだ、という認識がしっかりとあるでしょうか?
あるとすれば、子どもの導き方が変わって当然です。
変えていますか?
自分が育つ過程で獲得してきた価値観に縛られてはいませんか?
かつての価値観に照らすと、学習はとにかく知識の詰め込みを行い、ペーパーテストに対応する力をつけることが至上命題でした。
でした、です。
では、これからは?と考えたことがあるでしょうか?
これからは、クリエイティブな発想ができること、これが至上命題になるはずです。
すでにそうなっていますよね。
言われたことをするのはAIがやるんです。
技術革新を止めることはもはや不可能です。
よってAIに代替されない力をつけることが必須となるわけです。
ここまで理解していただけたとすると、その変化に対応できるように教育のあり方、導き方を変えているでしょうか?
クリエイティブな力をつけるために、なにか手を打っているでしょうか?
先見の明がある賢い保護者は、手を打ちますよね。
打たないと、子どもたちにこれからの社会でたくましく生きる力をつけることができないわけですから・・。
アップデート②情報社会である
誰がどう考えても現代はすでに情報社会です。
これから情報社会が衰退していくことはないでしょう。
これは、言い切れますよね。
では、そんな社会に対応すべく、必要な手立てを打っていますか?
必要な手立てを講じなければ、情報社会に取り残される人に育っていきますよね。
アップデート③親や教師が経験した以上に変化の激しい時代を生きる
子どもたちは、確実に我々以上に変化に富んだ時代を生きていきます。
これまで存在してきた職業がなくなる時代になります。
一つの職業を定年まで、いや寿命の延長を考えると、もっと先まで勤め上げることは多くの人にとって不可能になることは明白です。
そんな時に必要な力は何でしょうか?
それは、時代に即した力です。
時代が、社会が必要としている力です。
未来を予想し、未来に即した力を手に入れられる人になるよう、何か手立てを講じているでしょうか?
手立てを講じなければ、その力は身につきません。
必要なこと:親や教師の価値観を疑うこと
必要なことは、親や教師も自分の現在の価値観を疑うことではないでしょうか?
自分の価値観は、古いと自覚してアップデートしていくことではないでしょうか?
未来で自分のように生きてほしいと願うならば、時代に即した部分を授けた上でそう願わねば、親のようには生きることができません。
その自覚があるか?
きちんと先を見ているか?
見ている人は、います!!
でも、まだまだ多くはないと言えるのではないでしょうか?
親や教師が勉強しましょう。
子どもたちの未来を保証するために勉強しましょう。
親の価値観をアップデートすることなく無自覚に押し付けるのは、危険です。
その自覚をもって、子どもを導いていきましょう。
親の価値観で過剰にレールを敷くのは、危険です。。
『こんなはずじゃなかった』
子どもたちが未来で路頭に迷わないように、先を見る目を養いましょう!!
私たちNEXTAGE SCHOOL では・・
時代に則した学びを提供しています。
ただ5教科を学ぶだけではなく、情報社会に、対応すべくパソコンをふんだんに活用します。
答えを自ら見つけにいけるようにします。
クリエイティブな発想ができるように、毎日のアサインメントを通して『自己決定力』をつけていきます。
社会の課題を見出して、ビジネスを組み立てられるように、『課題解決力』を養います。
そして、この学び場自体も常にアップデートしていく準備があります。
まとめ
さて、今回は、「【【教えて、のりそら先生】子育ての”価値観”について考える」というお話をさせていただきました。
子どもたちの未来を保証するって、実はそんなに簡単なことではありません。
常に考えをアップデートしなければ、正しくは導けないというのが真実です。
旧態依然のやり方を思考停止して行うことの危うさにもっともっと多くの人が気づき、行動すべきです。
それが、子どもたちに対する責任ではないかと思うのです。
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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