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【教えて、のりそら先生 】群馬県の長期欠席増、いじめ認知件数減

学習・学校

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、長期欠席についてお話させていただきます。

本日の内容:【教えて、のりそら先生 】群馬県の長期欠席増、いじめ認知件数減

題して「【教えて、のりそら先生 】群馬県の長期欠席増、いじめ認知件数減」といった内容でお届けします。

13日、文部科学省と県教委の問題行動・不登校調査の結果が公表され、群馬県の長期欠席者は増加、いじめ認知件数は減少ということがわかりました。

今回の内容は、その長期欠席増といじめの認知件数について考えたい思います。

今回このお話を聞くことで、長期欠席といじめについて理解することができます。

お子さんの教育について課題をおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。

どうぞお付き合いください。

10月14日付の上毛新聞より

10月14日付の上毛新聞より

10月14日付の上毛新聞にこのような記事がありました。

群馬県内公立小中高校生は321人いたことが13日、文部科学省と県教委の問題行動・不登校調査で分かった。本年度も感染状況により登校を控える児童生徒がいるとみられ、県教委は市町村や学校に学びの保障を促す。一方、20年度の不登校の人数は小中学校で最多を更新、いじめ認知件数は大幅に減った。

 県教委によると、321人には本人や保護者の意思で休んだ人と基礎疾患などから登校させるべきでないと校長が判断した人がいる。欠席日数の一部に感染への不安を理由とするものがあった場合は対象とした。「通算30日」には、内申評価に影響しない出席停止と認められた日数も算入。特別支援学校は含まない。

上毛新聞10.14

この記事を整理すると、

①新型コロナウイルス感染への不安などを理由に、2020年度に通算30日以上登校しなかった群馬県内公立小中高校生は321人いた

②20年度の不登校の人数は小中学校で最多を更新

③いじめ認知件数は大幅に減った

この3点が記事の主な内容かと思います。

このそれぞれについて私見を述べさせていただきます。

①通算30日以上登校しなかった群馬県内公立小中高校生は321人

①通算30日以上登校しなかった群馬県内公立小中高校生は321人

率直に、

『多いなあ』

という印象です。

新型コロナウイルスという未知なる驚異との戦いが続く現状も踏まえ、今回公表されたのが昨年の数字ですから、本当に慌てふためく中での数字です。

これまでの何かと比べることができないため、これまでよりも増えたか減ったかという議論は現状ではできない数字です。

でも、多くないですか?

なぜ多く感じるのか?というと、『30日以上登校しなかった』ということに焦点を当ててのことです。

基礎疾患があるお子さんは、こればっかりは仕方がありません。

場合によっては命の危機にさらされてしまいます。

このような児童生徒が当校できなくなかったのは仕方がありません。

新型コロナウイルスに罹ってしまった児童生徒も仕方がないのかもしれません。

それでも30日は長いかなとは思います。

そして、それ以外。

本人、保護者の意向で感染状況により登校を控える児童生徒もいたようです。

完全なる安全を確保するためにはこうせざるを得なかったのかもしれません。

未知であるだけに、この判断をされている保護者を一概に否定することはできません。

これらの理由から321人が30日以上の欠席をしたという事実。

次に考えるべきことは、コチラです↓↓

学びの機会を確保できていたのか?

学びの機会を確保できていたのか?

これが正直な感覚として、不十分であったのではないか?と考えます。

突然のこと、まだGIGAスクール構想が始まって間もなく、オンラインの準備が整いきっていない状況だったから仕方がありません。

しかし、体制が整わないことにより、少なくとも321人程度の子どもたちが本来学ぶべき内容を学習でききれていないということのように思います。

もっと言うと、この数字には含まれていない全児童生徒に学習の遅れは確実に存在していたということは明らかです。

学校は、休校時には、急遽家庭学習プリントをたくさん用意してくれました。

我が娘たちもそれを毎日やっていました。

しかし、その内容は既習事項が多く、本来その時期に学ばなければいけない内容はなかなかいきなり家庭学習では難しいです。

課題をやっても、多くの自由時間があるような状況でした。

おそらく、一斉休校が終わっても、上記の理由により欠席していた児童生徒に対しては、同様の対応が継続的に行われていたことでしょう。

先生方のご苦労の様子が、伝わっていました。

ありがとうございました。

その後の様子を子どもたちから聞くと、課題に出ていた未習事項については、休校明けに駆け足ながらもおさらい?していただけたとのことでした。

かなり授業のやりくりを頑張ってくださったことでしょう。

それでも、事実として、規定時間数より短い中で多くのことを学ぶわけですから、理解できていない子は、従前よりも多くなってしまったはずです。

これを補う術は、学校外の学習。

危機感をもってどこかに学ぶ機会を得たお子さんもいれば、そのままになってしまっているお子さんもいることでしょう。

初めての未知との対峙。

学校は全力を尽くしてくれたと思います。

今年は2年目

そして、今年です。

新型コロナウイルス2年目。

どれだけその対策が進んだでしょう。

アルコール消毒とか検温とかそういう話ではありません。

学習のあり方についてです。

我が子は、緊急事態宣言中しばらく4時間授業→給食→放課という日々が続きました。

分散登校ではありませんでした。

4時間登校しているのに、6時間登校にしなかった意図がいまいち理解できませんでした。

集団で集まる時間は短い方がいいのかもしれません。

しかし、4時間登校して、すでに児童生徒が集まってきている以上、通常通りの時間授業が受けられなかったのが、少々疑問ではありました。

私の識見不足も多分にあるでしょうが、率直にそう思いました。

さらに、GIGAスクール構想も出発から時間が経過しました。

私の見解としては、何はさておき”オンライン授業”の整備は、急務であろうと考えていました。

昨年のように、一斉休校になろうものならまた学びを止めてしまいます。

では、今年、公立学校で”オンライン授業”により、学校の先生の授業を受けられた学校がどれほどあったでしょうか?

『少ない』

と言わざるを得ません。

なぜか?

現場はやっぱり忙しい

現場はやっぱり忙しい

この事実に対して、一概に学校現場を責めるつもりはありません。

先生方は新型コロナウイルスにより、授業以外にも仕事が増えたことは事実です。

それでも、学びを止めないは最優先事項のように感じています。

学校の先生お一人お一人の自助努力では、差も生まれてしまい良くない点も出てきてしまいます。

だからこそ、もっと別の機関が学びを止めないための方法を考え、一律に(公教育なだけに)整備できるように努めなければなりません。

それをやっているのか?が甚だ疑問です。

文科省が特別チームを立ち上げればいいんです。

そこで有能な識者を集めてすぐに各校で取り入れることができるまで練ればいいだけです。

このご時世、頼む人に頼めば、そんなガイドライン的なものはすぐに完成するはずです。

そうなっていないのは、”学びを止めない”に対して危機感が薄いからです。

本気じゃないと言わざるを得ません。

最後に、口調が強くなってしまいましたが、この国家的危機にあって、一人ひとりの先生の自助努力で何とかするのは良い結果を生むとは言えません。

こんな時こそ、トップダウンでスピーディーにやるべきです。

まだまだ”オンライン化”、不十分だと思います。

いつやるの?

来年?

再来年?

今でしょ!!

まとめ

さて、今回は、「【教えて、のりそら先生 】群馬県の長期欠席増、いじめ認知件数減」というお話をさせていただきました。

長期欠席、いわゆる”不登校”、いじめ、この3点について今回述べさせていただこうと思ったのですが、1つ目でかなりのボリュームになってしまいました。

いわゆる”不登校”、いじめについては、次回以降に回りたいと思います。

とにかく、学びを止めないために、”オンライン授業の整備”は急務だと考えます。

自宅にインターネット環境がない子どもたちもいます。

それも含めて考えていかなければなりません。

でも、やれば、できると思います!!

私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。

加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。

先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。

私のできることはさせていただきます!!

のりそらからは以上です!!

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