みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、子どもの褒め方について考えたいと思います。
本日の内容:【教育関係者必見!!】「いつ、何を、どんな言葉で」子どもがやる気になる褒め方の合言葉
今回は、『【教育関係者必見!!】「いつ、何を、どんな言葉で」子どもがやる気になる褒め方の合言葉』というテーマでお話をしていこうと思います。
同様の内容を動画でもご覧いただけます↓↓
今回のお話では、お子さんをうまく褒めることができない、なかなか子どもが言うことを素直に聞かなくなってきて困っている先生方や保護者の方、そういった方向けにお話をしています。
この話を聞くことで、子どもの心を捉え、場合によっては子どもの行動が変容するような言葉かけが分かるようになります。
では、早速本題に入っていきたいと思いますが、その前に、私の日々の活動では、 教員歴18年、小中特別支援学校と義務教育の全校種での教員経験を生かして、教育に関わるテーマを毎日1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
また、その延長線上に、『教育に選択肢を、人生に革命を』をモットーに、経営理念を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLの創造とした次世代の学校を作りたいと考えて活動しています。
今回の話を聞いて、少しでも勉強になったとか、また一緒に考えたいと思っていただけた方は、これ以前の内容もご覧になっていただけると嬉しいです。
という感じで本題に入っていきますが、最近では、いつお子さんを褒めましたか?
『えーっと・・』と、いつだったか思い出せないようでしたら、ちょっとお子さんは悲しいかもしれません。
日々、一緒にいると、つい悪いところばかりに目がいってしまい、褒めることをおろそかにしてしまいがちですよね。
しかし、それではお子さんの成長を最大限に後押ししているとは言えません。
そこで、ここではあらためて、『褒める』といった事について考えていきましょう。
大切な3つのポイント”合言葉”
子どもに限らず、人を褒めたり、励ましたりする上で、大切なポイントが3つあります。
合言葉のように覚えちゃいましょう。
それが、『いつ』『何を』『どんな言葉で』です。
それでは、一つひとつ見ていきましょう。
【褒める】ポイント① いつ
まずは、『いつ』です。
人を褒めたり、励ましたりする時に、相手の心に言葉を響かせる上で欠かせないのは『いつ』にあたるタイミングです。
同じ言葉を使っても、相手の状況次第では、その言葉がすごく相手に響いたり、そうでなかったりしますよね。
相手が今、どんな状況にあって、それを踏まえてどんな言葉をかけるかが非常に重要になります。
例えば、お子さんがテストで100点を取って帰って来たとします。
お子さんとしては、褒めてほしくてテストを見せています。
にもかかわらず、『ちょっと待って、今忙しいから』と言われてしまったら、お子さんはどんな気持ちになるでしょう?
そして、手が空いた時に、『すごいじゃない、100点。よく頑張りました。』と褒めたとしましょう。
もう完全にこの状況では、お子さんは褒めてもらっても嬉しいと思える状況にはありません。
こういった状況が続いたら、お子さんが勉強を頑張る意欲は次第に低下していくのではないでしょうか。
先程の状況で言ったら、お子さんがテストを見せた段階がまさに『いつ』のタイミングで、そのタイミングで手を止めて、思い切り褒めてあげるべきだったでしょう。
すると、お子さんはとても満足してまた次も勉強をがんばろう!という気持ちになっていたでしょうね。
『タイミング』が違うだけで、180度違う結果が生まれてしまう事がお分かりいただけたでしょうか?
それだけ『いつ』つまりタイミングというのは、褒める上で重要なのです。
【褒める】ポイント② 何を
続いてのポイントは、『何を』です。
適切なタイミングで、何について褒めるのか、これが2つ目のポイントです。
不思議なもので、人にはそれぞれ褒められると嬉しいポイントってありませんか?
逆に、褒めてもらっているのにあまり嬉しくないなんてこともありますよね。
では、一体、人はどんなことを褒めると嬉しく思うのか?
次の2点に集約できるのではないかと思います。
- 自分が意識して努力をしていること
- 自分がその事に高い価値を置いていること
です。これらについて褒められると、人は嬉しいと感じませんか?
そして、これらはなぜ褒めるに値するのか?
それは、その人が高く意識をしている分、他の人よりもそれについての努力の様子が見えたり、成果として現れていたりするからだと思います。
しかし、タイミングは誰もが褒めやすいタイミングと言えます。
それでは遅すぎます。
結果ではなく過程で褒めてあげて、成長を後押ししてあげたくないですか?
そのためには、その子が何を頑張りたいと思っているのか?
どのように努力をしているのか?
そういったことを感じ取っていなければなりません。
感じ取るためには、”よく見ていること”が大切です。
よく見ていることで『何を』は必ず見えてきます。
そして、最後は、
【褒める】ポイント③ どんな言葉で
『どんな言葉で』です。
褒めるための手段は『言葉』です。
ですから、この『言葉』こそが大事なんだろうと考えがちですが、先ほどまでの『いつ』『何を』がちゃんと捉えられていれば、『どんな言葉』かはさほど重要でない気さえします。
というよりは、『言葉』は自然とついてくるものだと思います。
これまでを見てきて思った言葉、その言葉こそが、相手に喜んでもらえる言葉です。
だから最後の『どんな言葉で』は、『いつ』と『何を』の合わせ技により決まります。
そうじゃないですか?
「天才!!」と言われて嬉しい時もあれば、馬鹿にしてるの?と思うことさえあります。
言葉単体には、人の心を動かすことは難しいものがあります。
褒められた言葉そのものから嬉しさが来るのではなく、褒められた事象がやはり嬉しさには大事ではないでしょうか?
大事ですよね。
合言葉には入れていませんが、番外編として、
【褒める】番外編:誰が
『誰が』もかなり大事だというお話をさせてください。
これも共感いただけるのではないでしょうか?
誰から褒められるか?
ちょっと意外な人からの褒めって妙に嬉しい傾向にありますよね。
例えば、いつも厳しくてあまり褒めてはくれない人に褒められると妙に嬉しくないですか?
自分の事をあまり知らない人に褒められるのもタイミングによっては嬉しかったりもします。
そして、やや計画的な感じがしますが、第三者伝いの褒め、これは本当に効果的面です。
『お母さんが○○君のことをあの時すごく褒めてたよ』といった感じです。
認めてもらいたい相手から褒められると、嬉しいものですよね。
まとめ
さて、今回は、『【教育関係者必見!!】「いつ、何を、どんな言葉で」子どもがやる気になる褒め方の合言葉』というテーマでお話させていただきました。
教員になりたての時は、褒める方が叱るよりも断然簡単に思いました。
今、振り返った時に、その頃の褒めは、生徒のエネルギーになる褒めだったのか、すごく疑問に思います。
褒める力が強い人は、叱って人を導く人よりも大きなエネルギーでもって子どもたちを引っ張っれているような気がします。
どちらがプラスのエネルギーかと言われれば、それは褒めて人を伸ばすことでしょう。
褒めることで子どもたちの心に火をつけることができます。
そして、そうしてつけられた火はなかなか消えないほど屈強なものであることさえあります。
あれこれ話をしましたが、まとめると、やはり”相手のことをよく見ている”ことこそが、効果的な褒めの鍵となるのではないでしょうか?
たくさんの愛をもって子どもたちを見守っていきたいですね。
のりそらからは以上です!!
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