みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、ゴリゴリのビジネスの話をさせていただきます。
本日の内容:【教えて、のりそら先生】超知っておきたい『イノベーター理論』
題して「【教えて、のりそら先生】超知っておきたい『イノベーター理論』」といった内容でお届けします。
みなさん、『イノベーター理論』をご存知ですか?
ビジネスをする上で頭に入れておきたいものです。
子どもたちには難しいかもしれないけれど、いつかの役に立つことを願いながらお話していきます。
今回は、『イノベーター理論』について考えたい思います。
今回このお話を聞くことで、商品・サービスの普及の過程について理解することができます。
お子さんの教育に強い関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
どうぞお付き合いください。
『イノベーター理論』とは?
『イノベーター理論』とは、新しい発想や技術を元に登場した商品やサービスなどの市場普及に関する理論のことです。
1962年、米スタンフォード大学のエベレット・M・ロジャーズ教授が『イノベーション普及学』という著書の中で提唱しました。
それによると、お客さんは、
「イノベーター(革新者)」
「アーリーアダプター(初期採用者)」
「アーリーマジョリティ(前期追随者)」
「レイトマジョリティ(後期追随者)」
「ラガート(遅滞者)」
の5つに分類されます。
詳しく整理 ”イノベーター理論による消費者の分類”
上記の通り、イノベーター理論では消費者を5つに分類します。
イノベーター(革新者)
革新的な新商品を、いち早く購入する層。市場全体の2.5%を占めます。
この層は商品の良し悪しよりも、最先端の技術や新しい発想を重視します。そして、それを他の人よりも早く手に入れたいと考えています。
アーリーアダプター(初期採用者)
流行に敏感で、自ら進んで情報を集め、良いと判断した商品を購入する層。市場全体の13.5%を占めます。
他の消費者への影響力が大きく、この層によって流行が作られます。
アーリーマジョリティー(前期追随者)
すでに話題になっているものを購入する層。市場全体の34%を占めます。
主流になりつつある技術や流行に乗り遅れることを恐れ、市場全体の平均よりも早くに取り入れます。
レイトマジョリティ(後期追随者)
革新的な商品や新技術に懐疑的な層。市場全体の34%を占めます。
周囲の過半数が受け入れたことを確認し、安心してから行動を決定します。
ラガード(遅滞者)
最も保守的な層。市場全体の16%を占めます。
新しいものに全く興味関心がなく、むしろ受け入れたくないと考える層です。
それぞれの消費者人口の割合の整理
さらにもう少し整理します。
人口の割合でいうと、
「イノベーター」と呼ばれる情報感度の高い人(真っ先に飛びついてくれる人)が「2.5%」。
「アーリーアダプター」と呼ばれる、流行り物に敏感な人が「13.5%」。
「アーリーマジョリティー」…つまり「早い多数派」が「34%」。
「レイトマジョリティー(遅い多数派)」が「34%」。
そして、
「ラガード」と呼ばれる、一番最後に乗っかってくる人が「16%」です。
一方、『キャズム理論』という考え方も・・
『イノベーター理論』では、イノベーターとアーリーアダプターに受け入れられることが、市場拡大にとって重要だという、「普及率16%の論理」を提唱しています。
その一方で、1991年にジェフリー・ムーア氏が著書『キャズム』を出版し、16%の初期市場とその他の人々の間には深い溝(キャズム)が存在すると指摘しました。
初期市場では「新しさ」は高評価の対象となります。
しかし、残りの大多数は、新しさそのものを評価しておらず、安心できることや実際の利益を重視します。
この価値観の差を超えて、新しさに無関心な層にも受容されると、市場は大きく広がるというのです。
ヒットさせるには?
『キャズム理論』もご紹介しましたが、『イノベーター理論』の考えに立ち戻ります。
『イノベーター理論』の考えに立ち戻ると、
さすが「多数派」と呼ばれるだけあって、「アーリーマジョリティー」と「レイトマジョリティー」が、ほぼ70%を占めています。
やはり、ここがボリュームゾーンで、せめて「アーリーマジョリティー」まで届けないと、商品やサービスは一般的には「ヒット」にはならないということなんです。
あなたのビジネスは?
『イノベーター理論』に照らすと、あなたのビジネスはどの層までリーチする必要がありそうですか?
先程の『ヒット』は、あくまで商品を売るようなビジネスにとって必要なラインです。
当然、業種や規模によってリーチすべき範囲が違ってきます。
最も大切なことは、自分の商品やサービスが高品質なものであること。
もうこれは大前提で、あらためて言うまでもありません。
さらに、ターゲットを明確にすること、どの層に刺さる商品・サービスとするか?
今回は、その部分についてのお話でした。
『教員は世間知らずだ』
『教員は世間知らずだ』
過去にこのような記事を扱いました。
実際、ビジネス経験のある教員は少ないでしょう。
いや、ほとんどいないと言っても過言ではありません。
悔しくないですか?
できることなら、そう言わせないために他業種の経験を積みたいよ、とお考えの先生方もいらっしゃるかもしれません。
私はひょんなことからビジネスを展開することになりましたが、多くの方はなかなかそうはいきません。
でも、知識を入れたり、様子を見たりすることはできますよね。
私は、子どもたちに生きた学び、生きる学びも提供したいので、勉強します。
まだまだまだまだひよっこなので、勉強します!!
みなさんも一緒に勉強しませんか?
まとめ
さて、今回は、「【教えて、のりそら先生】超知っておきたい『イノベーター理論』」というお話をさせていただきました。
私の教育的スタンスとして、基本自己の経験をもとに伝えるというものが根底にあります。
経験から出る言葉は、机上で学んだものよりも言葉の重みや厚みや熱量が違うと考えています。
子どもたちにも、いろいろな経験をしてほしい。
必要な学びを主体的に行える人になってほしい。
そう考えています。
そのため、今回は、いつもとは趣を変えて、自分が勉強してきたことを書き綴ってみました。
子どもたちがこれを理解した時には、時代遅れ?の考えになってしまっているのでしょうか?
でも、おそらく不易な考えのような気がします。
いずれにしても、どこかでどなたかのお役に立てていると嬉しいです。
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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