みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、学習の理解度の目安についてお話させていただきます。
本日の内容:【教えて、のりそら先生 】保護者の方必見”勉強OKライン”
題して「【教えて、のりそら先生 】保護者の方必見”勉強OKライン”」といった内容でお届けします。
面談をしていると、このような質問を投げかけられることが多くあります。
『小中学校の勉強って、どれくらい出来ていれば大丈夫なんですか?』
といったものです。
今回は、この質問に対して、元公立学校の教師という立場で正直にお話をさせていただきます。
今回このお話を聞くことで、お子さんの勉強のラインについて理解することができます。
お子さんの勉強の様子について関心のある方々、どこまで子どもたちの学習を引き上げればよいのかという疑問や悩みを抱えた先生方、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
どうぞお付き合いください。
それでは、いってみましょう!!
学校の勉強:絶対評価
そもそも論からお話をさせていただきます。
そもそも、学校に置ける評価は、”絶対評価”という評価方式で行われています。
絶対評価とは何かというと、児童、生徒の到達度に基づいた基準によって評価が決められるというものです。
定められた基準に到達したものは順位に関係なく小学校であれば、「よくできた」中学校であれば「5」というように評価されます。
逆に、到達されていないと判断されれば小学校では、「がんばろう」や中学校では「1」というように評価される可能性もありますが、現在の学校教育においては実は中学校の評価が「1」というのは、学校に毎日通っている子にとってはあまり現実的ではありません。
絶対評価とは、純粋にテストの点数に日頃の学習への取り組みの状況を加味した形での評価となります。
なお、テストの点数と日頃の学習への取り組みの状況との割合は現場の先生の判断に委ねられてます。
要するに、「よくできた」や「5」などの評価をもらえる人数に制限はなく、基準を超えていれば何人にでも良い評価がつくというものです。
学校の勉強(かつて):相対評価
混乱を招いているのは、以前は”相対評価”を用いていたことによります。
相対評価とは、児童、生徒の成績が学習集団全体のどのあたりの位置にあるかで評価されるというものです。
相対評価の考え方は、
「集団の絶対数が多くなればなるほど、その成績の分布はおよそ正規分布に近づく」
という統計学の理論を基本としています。
中学校の場合、教師は成績資料を精査した後、生徒を成績順に並べ、5段階評定の場合、5…7%、4…24%、3…38%、2…24%、1…7%が目安とした、一定の割合で評定をつけていきます。
そのため、必ず評定5の生徒、1の生徒が存在することとなります。
ただし、この評価法では同じような点数、同じような日頃の学習に対する取り組みを獲得していても「5」の生徒と「4」の生徒が出てしまったり、そこまで点数が低くなくてもやむを得ず「1」という評価を下さなければならなくなってしまうという弊害がどうしても生まれてしまいます。
現在、学校現場では使用されなくなった相対評価ですが、模擬試験を受けた時に評価される「偏差値」などはこの相対評価の手法を取り入れています。
学校の勉強(現在):絶対評価
大事なところなのであらためて確認しておきます。
現在の学校の評価の仕方は、絶対評価だということです。
「よくできた」や「5」の児童生徒の人数に上限がないということです。
この前提条件を踏まえた上で、どうだったら”勉強OK”と言えるのかについてお話していきます。
小学校の場合:『よくできた』過半数以上
私の感覚では、小学校段階では、「よくできた」が過半数以上で、「がんばろう」は1つもないという状況がひとまずのOKラインと捉えています。
これはあくまでその後の学習に対しての影響として考える基準です。
本音を言えば、小学校段階では、ほとんどが「よくできた」であることが望ましいと考えます。
なぜそのように考えるのか?
その根拠についてお話していきます。
根拠:小学校の学習は全て基本
根拠は、”小学校の学習はすべての基本”となるからです。
よって、わかるようになっていなければ先々苦労することになってしまいます。
言い換えれば、わからなくても良いものがほとんどないと言えます。
もっと具体的な話をしましょう。
小学校の評価ライン:『よくできた』90%以上の理解
小学校で「よくできた」の評価のラインは、その教科の学習を90%以上理解していることというのが通例です。
「がんばろう」のラインは、60~70%以下。
その間が「できた」となります。
先程申し上げたとおり、小学校の勉強は、これから先の学習の基本にあたります。
基本を60%しかおさえていないとすると、この先もっと難しくなっていく勉強でつまずくことがあることは、実は明らかです。
ですから、ほとんどが90%(それでも10%は心配)以上の理解をしているという基準「よくできた」でないと、安心はできません。
この話を聞いて驚かれる方がたくさんいます。
それは、お子さんの勉強に対する危機感が薄かったという理由です。
でも、こうしてお話をさせていただくと、たいていは「なるほど」と納得していただけます。
では、みんな同じ授業を受けているのに、どうして差が生まれるのか?
続いてはそういったことについて考えていきます。
必要な手立て:成功体験
それは、成功体験です。
どんな成功体験かと言うと、きちんと理解しようとして話を聞くことで、きちんと理解できるという成功体験です。
先生の話の聞き方は、長い時間をかけて形成されたものです。
ですから、「しっかり話を聞くんだよ」と言っただけでは、どうすれば良いのかがわかりません。
そこで有効なのが、環境を変えるということです。
環境を変えて、成功体験を積ませるのです。
例えば、パソコンの動画教材を利用してみる。
学校の環境と違うのは、パソコンという子どもたちの興味を引きやすい媒体を使っていること、一斉指導ではなく、一人に向けられたものであることです。
すると、ある種逃げ場がなくなります。
理解できているか否かを嫌がおうにも自覚することとなります。
そして、「なんとかしなきゃ」という気持ちが芽生えます。
その事により、これまで以上に集中して授業に臨むことになります。
すると、先程申した理想的な姿である”理解しようと聞く”に到達します。
理解しようと聞いているので、理解ができるのです。
これが成功体験です。
この成功体験を得た子どもたちは、”聞く”ということがどういうことなのかをすでに理解しています。
すると、学校での話の聞き方も変わります。
そして、勉強がわかるようになります。こういうロジックです。
日頃の学習への取り組み:客観的事実
あとは、日頃の学習への取組の状況さえ良い状態にもっていければ、小学校では、「よくできた」中学校では、「5」に近づけます。
日頃の学習への取組の状況とは、授業中の態度です。
先生の話をしっかりと聞いており、先生の発問に対して挙手・発言をする。
この姿は、教師が子どもたちの興味・関心を客観的にとらえるためには必要な要素です。
さらに、提出物をしっかりと出すことです。
これまた、教師が客観的に興味・関心や意欲を図るために評価の材料としています。
日頃の学習への取組の状況で大切なのは、客観的事実です。
私は頑張っています、を客観的に伝えることです。
それには、実は先程申し上げたこと以外には客観的に見取る術がないのです。
中学校の場合:自主学習時間の確保
小学校での例を挙げましたが、中学校も基本的には同じです。
違うのは、中間テストと期末テスト、この2つの成績が大きく反映されるという点です。
成績「5」の基準はやはりおおかた90%以上の理解です。
つまり90点以上ということです。
と言ってもこれがなかなか難しい。
小学校は習った学習についてのテストをその都度行うので記憶のあるうちにテストをします。
ところが中学校はそうではない。
授業中の取り組みだけではなかなか90%を超えることは難しい。
そこで必要になるのがここぞという時の学習時間の確保です。
与えられたものではなく、自分の意志で学習する時間をどこかで確保しなければなりません。
テスト前にみっちりというのもありでしょうし、日々コツコツともありです。
いずれにしても、自主的な学習の時間を確保し、そこで理解度を上げる取り組みをせねばなりません。
そこで、大切になるのが”自立学習”です。
理解するための学習の方法を手に入れていることです。
これは千差万別で絶対的な正解はありません。
学校でもらっているワークを何度も何度も解く、もその方法の一つです。
やはりパソコンでeラーニング教材を利用するのもその一つです。
方法はさまざまありますが、いずれかの方法を身につける必要があります。
勉強OKラインまとめ
ここでいったん、勉強のOKラインについてまとめます。
これまで話してきた授業中の話の聞き方、日頃の取り組み、自主学習の時間の確保、どれも欠かさず実行することで、一番良い評価、つまり小学校であれば「よくできた」中学校であれば「5」を目指すことが大切です。
その必要性はなにか?
勉強OKライン:どれも欠かさず一番良い評価を目指す
それは、”可能性を広げる”ことに繋がるからです。
子どもたちはこれからいつ何時どんな目標をもつかわかりません。
素敵な出会いがあって、ああなりたい、こうなりたい、と思いを巡らせることがあるでしょう。
それがどんなことであっても対応可能にするためです。
私は決して学力至上主義ではありませんが、勉強は、頑張ったら頑張っただけ自分の可能性を広げてくれることだけは確かだと考えています。
大人になってからも、学び方を知っていれば、何だってできるようになります。
だから、子どもたちには勉強も頑張ってもらいたい。
でも、身についた習慣は良いものであっても、悪いものであってもなかなか抜けません。
そのため、早期に気づくこと、そして正しい習慣を身につけることが重要であると考えます。
NEXTAGE SCHOOLは‥勉強のOKラインを上げます
私たちNEXTAGE SCHOOLは、お子さんの勉強のOKラインを上げます。
そして、可能性を広げます。
どんな方法で?
詰め込みなどではありません。
子どもたちの意欲を引き出し、モチベーションを授け、根気よく習慣をつくり、その中で成功体験をいっぱい積ませて、勉強のOKラインを上げます。
それが、一番近道で、短期的な力ではなく、社会で使える長期的な力となります。
今回の内容に興味をもっていただけた方は、一度ぜひNEXTAGE SCHOOLに足を運んでみて下さい。
どんなお子さんも、きっと変われます!!
以上、今回の内容「【教えて、のりそら先生 】保護者の方必見”勉強OKライン”」でした。
まとめ
さて、今回は、「【教えて、のりそら先生 】保護者の方必見”勉強OKライン”」というお話をさせていただきました。
たいていの方がお子さんの勉強に危機感をもつのは、小学校の高学年から中学校にかけてです。
しかし、その前兆は必ずその前段階にあるわけで、早いうちから手を打った方が近道だと思います。
「まだ、いいか」や「まあ、いいか」の気持ちがお子さんの可能性を狭めてしまうかもしれません。
私の言うことが全てではありません。
多様な価値観があって全然良いと思います。
よって、価値観が合った方にぜひ、本校を利用していただきたく思います。
精一杯お子さんの背中を押させていただきます!!
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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