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【教えて、のりそら先生】東大刺傷事件から見える教育課題

教育全般

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、東大刺傷事件から見える教育課題についてお話をさせていただきます。

本日の内容:【教えて、のりそら先生】東大刺傷事件から見える教育課題

題して『【教えて、のりそら先生】東大刺傷事件から見える教育課題』といった内容でお届けします。

起きてはほしくないことが、起こってしまいました。

受験生たちが、これまでの血の滲むような努力を発揮する一世一代の大舞台で。

この事件の社会的影響は多大なものです。

その後の調べなどを追っていくと、簡単には片付けることのできないような教育的課題が浮き彫りになってきます。

ここでは、教育的課題に焦点を当て、問題の本質について考えていきたいと思います。

今回このお話を聞くことで、東大刺傷事件から見える教育課題について理解する事ができます。

お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。

事件の概要

ご存じない方もいらっしゃるかもしれないので、事件の概要について引用をもとに紹介します。

15日午前8時半ごろ、東京 文京区の東京大学の門の前の歩道で、大学入学共通テストの受験に来ていた18歳の男子高校生と17歳の女子高校生、それに72歳の男性が包丁のような刃物で切りつけられました。

3人は背中付近を切りつけられて病院に運ばれいずれも意識はあるということですが、72歳の男性が重傷だということです。

警視庁によりますと、名古屋市に住む17歳の高校2年生の男子生徒が現場で取り押さえられ、殺人未遂の疑いで逮捕されました。

男子生徒は受験生ではなく名古屋市内の高校に通っていて、14日、自宅に帰らなかったため家族から行方不明届が出されていたということです。

また、調べに対して「医者を目指していて東大に入りたかったが、1年前から成績が落ちてきて悩んでいた」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。

さらに「事件を起こして死のうと思った」とも供述しているということです。

男子生徒は14日夜、名古屋から高速バスに乗り、15日午前6時ごろに東京に着いたということで「包丁を自宅から持ちだした」と説明しているということです。

警視庁が事件の詳しいいきさつを調べています。

引用:NHK NEWS WEB(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220115/k10013432501000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001

事件の影響

この事件の影響は、被害に遭われてしまったことはもちろん、さまざまな人に及んでいると考えます。

まず、被害者の方々。

このようなことを誰が予期できるでしょうか?

ただただこれまでの努力の成果を発揮しようと緊張感に包まれる早朝、試験すら受けることができなくなってしまった2人の生徒を思うと、言葉になりません。

また、警備をされていた方、ご高齢にも関わらず寒い早朝にこのようなことが起こるなんて、警備員さんと言えど想定外だったに違いありません。

直接の被害に遭われた3名の方々の回復をただただ祈るばかりです。

影響を受けたのは、この3名だけではないはずです。

同じ東大で受験をされた受験生たち。

この日のために、どれほどの努力をしてきたか、想像するに難しくありません。

平常心で受験でき、本来の力を発揮できた生徒は、果たしてどれほどいたのでしょうか?

かなりの動揺があったことと思います。

他受験会場の全受験生も、少なからず影響を受けているはずです。

自分が受験する会場でも同じことは起きないだろうかと。

キリがないので、わかりやすい影響だけあげてみました。

実際には、もっともっと多くの人々に影響を与えている事件でしょう。

動機から見える教育的課題

この事件の衝撃は、現役の高校生が起こしてしまった事件であるということ。

また、前出の記事にあるように、

この高校生が調べに対して、

と供述していることです。

私はここに大きな違和感を覚えます。

”医者を目指している”生徒が、自らの手で人を傷つけたということです。

私が言うまでもなく、医者というのは、患者さんの命を預かり、その命を救う仕事です。

その医者を志す者が、自らの意志で人を傷つけたということ、これは大きな問題であると考えます。

どういう気持ちで医者を志すに至ったのか?

日本の、学校の風土が、”猛勉強をして医者になること”すなわち成功である、といった間違った価値観を植え付けてはいないだろうか?

そんなことも考える訳です。

置き去りにされてしまっている本質

やはり、現在の教育においては、子どもたちに、

”何のために勉強をするのか?”

という本質をきちんと教えることができていないように感じます。

加えて、親も、周りの大人も、それができていないように思います。

それを怠り、漠然と勉強をさせるから、子どもが誤った進路選択をしたり、勉強自体を嫌いになったりするのではないかと思うのです。

何のために勉強するのか?

私たちNEXTAGE SCHOOLでは、特に中学生の最初の授業で”自己分析シート”を用いて勉強する意味について考えます。

早速勉強に入る方がいいんじゃない?

そうお考えの方の意見には反対です。

およそ30分程度の時間を要します。

しかし、この30分は、この活動の後にいくらでも取り返しがつきます。

一方、『なぜ勉強しなければならないのか?』を考えるにはタイミングが極めて重要です。

よって、最初の授業時である必要があります。

私たちの使命は、”子どもたちに勉強をわかるように、できるように”なってもらうことです。

それには、モチベーションが極めて大事となります。

初回の授業時というのは、当校に入学を決めてもらった直後です。

つまり、新しい環境における勉強により、”わかるようになりたい、できるようになりたい”という気持ちが一番強い時です。

同時に、”自分でもわかるようになるかな?できるようになるかな?”

という不安を抱えている時期でもあります。

こういった時にこそ、子どもたちに『勉強する意味』を考えさせる必要があります。

ここがあいまいになっていると、その後の意欲が減退してしまい、やはり”勉強がつまらない”となってしまいます。

子どもたちの感情をコントロールして上げる必要があって、子どもたちだけにそれを委ねると、たいていモチベーションを持続することが難しくなります。

詳しくは、本記事下部にリンクを貼っておきますので、ぜひご覧ください。

まとめ

さて、今回は、「【教えて、のりそら先生】東大刺傷事件から見える教育課題」というお話をさせていただきました。

どこかのタイミングでこういったことについて深く考えてきていたら、この生徒の今は違ったのかもしれません。

教育の中で何度も何度も語られて刷り込まれていても良いような内容です。

だって、本質ですから。

忙しさに隠れて、このような大切なことを子どもたちに伝えずして教育が進んでいる実際があるようにも思います。

でも、それでは子どもたちが救われません。

救われないどころか、今回のような過ちを犯してしまいます。

この事件を通して考えなければならないことは、”教育の本質”です!!

我々はこのあたりをとてもとても大切に教育しています。

私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。

加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。

先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。

私のできることはさせていただきます!!

のりそらからは以上です!!

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