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【SDGs目標4 質の高い教育をみんなに】世界の教育格差

教育全般

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、世界の教育事情に目を向けたいと思います。

本日の内容:【SDGs目標4 質の高い教育をみんなに】世界の教育格差

題して「【SDGs目標4 質の高い教育をみんなに】世界の教育格差」といった内容でお届けします。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

夏休みに入り、子どもたちは『学校に行かなくて済む』と正直喜びをかみしめていることでしょう。

そして、教師も例外ではなく子どもたちと心を1つにしていることでしょう。

”心を1つに”はとってもいい言葉ですが、心を1つにしている内容がこれでは少し悲しいですね。

日頃の忙しすぎる業務が教師をそんな気持ちにさせていますね。

さて、前フリはさておき、本日の内容についてお話していきたいと思います。

世界に目を向けてみると、日本の子どもたちの心情とは逆に、就学できない子どもたちも依然として少なくありません。

私たちが子どもの頃から道徳教育の定番のように語られてきたこの問題。

まだ、解決されていません。

そこで、今回は、世界の教育格差の現状と影響、格差が生まれる原因、格差をなくすために必要なことなどをお伝えできればと思います。

今回のこのお話を聞くことで、世界の教育事情に精通するとともに、教育に対して本来あるべき前向きな気持を取り戻すきっかけとしていただくことができます。

教育に意欲を燃やす先生方、教育の意義を見失い心も体も疲れてしまっている先生方、教育に関心の高い方に向けてお話をしていきます。

どうぞお付き合いください。

それでは、いってみましょう!!

世界の教育格差

本日の「【SDGs目標4 質の高い教育をみんなに】世界の教育格差」のラインナップは次のとおりです。

①「質の高い教育をみんなに」

②世界の教育格差の現状

③世界の教育格差の影響

④教育格差の原因

⑤教育格差をなくすために

です。

1つ1ついってみましょう!!

SDGs世界の教育格差①「質の高い教育をみんなに」

世界の教育格差①「質の高い教育をみんなに」

世界の教育格差についてまず1つ目は、”「質の高い教育をみんなに」”というものです。

教育格差問題は、G20でも議題に挙がるほど深刻であり、「SDGs」という世界的な取り組みの中に、世界中のすべての子どもたちが初等教育を受けられるようにすることなどを含めた「質の高い教育をみんなに」という目標も掲げられています。

そう、この、”「質の高い教育をみんなに」”という文言は、「SDGs」の中にある文言なのです。

「SDGs」、普通に語っていますが、またTV等でも語られていますが、正直私はその意味をよく理解していません。それでは話が進まないので、ここで整理をさせてください。

SDGsとは、2001年に策定された「ミレニアム開発目標(MDGs)」の後継として2015年に国連サミットで採択されたものです。2016年から2030年までの「持続可能でさらにより良い世界を目指す国際目標」で、「leave no one behind(誰一人取り残さない)」を合言葉に17のゴールと169のターゲットが目標として設定されています。

17のゴールには、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」などが挙げられています。その中で、4つ目に挙げられているのが、今回のテーマである「質の高い教育をみんなに」なのです。

これらのゴールを到達するためにさらに細かなターゲットが決められており、「質の高い教育をみんなに(すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する)」の中には、次のようなものが含まれています。

SDGs①2030年までに初等教育及び中等教育

SDGs①2030年までに初等教育及び中等教育

2030年までに、すべての子どもが男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。

SDGs②2030年までに初等教育を受ける準備

SDGs②2030年までに初等教育を受ける準備

2030年までに、すべての子どもが男女の区別なく、質の高い乳幼児の発達・ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。

SDGs③2030年までに脆弱層が教育や職業訓練

SDGs③2030年までに脆弱層が教育や職業訓練

2030年までに、教育におけるジェンダー格差をなくし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子どもなど、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。

SDGs④2030年までに持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能

SDGs④2030年までに持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能

2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、すべての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。

SDGs⑤効果的な学習環境

SDGs⑤効果的な学習環境

子ども、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、すべての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。

SDGs⑥2030年までに質の高い教員を増加

SDGs⑥2030年までに質の高い教員を増加

2030年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国における教員研修のための国際協力などを通じて、質の高い教員の数を大幅に増加させる。

SDGsでは、経済状況や性別といった事柄にとらわれず、誰もが平等に質の高い教育を受けることができる世界が目標とされているのです。

SDGs世界の教育格差②世界の教育格差の現状

SDGs世界の教育格差②世界の教育格差の現状

世界の教育格差について、続いて2つ目は、”世界の教育格差の現状”です。

世界全体では、就学率・識字率共に大きく向上しています。

特にアフリカでは、1990年代の就学率は52%でしたが、2012年には78%と大きく改善しています。識字率も76%から86%まで改善しています。

しかし、この数字はあくまで世界の平均値に過ぎません。

国別・地域別に細かく見ていくと、決して楽観視できない問題が残されていることがわかります。

特に、後発開発途上国ではまだまだ十分な数字とは言えません。

後発開発途上国とは、南スーダンや中央アフリカ共和国など、開発途上国の中でも、さらに発展途中の国のことを指し2020年現在47カ国が指定されています。

これら47カ国だけを見てみると識字率は63%に留まり、中でもニジェールは15%、チャドは22%、南スーダンは27%と低いことが分ります。

また、発展途上国であっても油断はできません。

例えば、ベトナム全体の識字率は90%を超えていますが、ディエン・ビエン州だけを見てみれば70%と決して高いとは言えません。

もともと、ベトナムは男子と女子の識字率に差があり、国の平均が男子は95.9%、女子は91.6%なのに対し、ディエン・ビエン州では男子の識字率が76.5%、同女子は50.6%と国の平均よりも大幅に低いとされています。

このように同じ国の中でも、地域によって教育の行き届いているところとそうでないところがあるのが実際です。

SDGs世界の教育格差③世界の教育格差の影響

世界の教育格差について、続いて3つ目は、”世界の教育格差の影響”です。

就学率の低さは、社会にも大きな影響を及ぼします。

発展途上国や後発開発途上国では、残念ながらすべての子どもが質の高い教育を受けられているとは言えません。

教育格差の影響①高いスキルを必要とする仕事に就けない

教育格差の影響①高いスキルを必要とする仕事に就けない

教育を受けられないことで、高いスキルを必要とする仕事に就けないことが、貧困や人材不足の温床となっています。

例えば、医師や看護師など医療従事者は高い専門的なスキルが必要ですが、教育の機会を与えられていない子にとっては、その職に就くことは極めて困難といえるでしょう。

そのため、医師や看護師の不足は、発展途上国や後発発展途上国などで問題となっています。

また、そうした収入の高い職に就くことができず貧困にあえぐ人々が多くなれば、国の経済発展も遅れてしまいます。

教育格差の影響②性教育

教育格差の影響②性教育

他にも、性教育が行き届かないことによる爆発的な人口増加があります。

衛生的な環境が整っていないことや医療が十分でないことにより、せっかく授かった命が早期に息絶えてしまうこともあるようです。

教育格差の影響③環境破壊

教育格差の影響③環境破壊

さらに、知らないことによって無意識に行われる深刻な環境破壊など、教育格差による問題は非常に多いといえるでしょう。

SDGs世界の教育格差④教育格差の原因

SDGs世界の教育格差④教育格差の原因

世界の教育格差について、続いて4つ目は、”教育格差の原因”です。

原因としてここでは5つご紹介します。

教育格差の原因①紛争や戦争

教育格差の原因①紛争や戦争

まず1つには、”紛争や戦争”があります。

紛争や戦争、非常事態ともなれば教育を行う余裕はなくなり、子どもが戦争の道具として戦場に駆り出されることは珍しくありません。

2020年現在も、アフリカでは多くの内乱が起きています。コンゴ民主共和国、中央アフリカ、マリ、ナイジェリア、スーダンと南アフリカをのぞく、ほぼすべての地域で断続的に戦争状態が続いています。

アフリカで起きている内乱の原因は、後発開発途上国の政策の失敗や指導者の汚職、それらに反対するイスラム急進主義の攻撃が主なものだといわれ、貧困が戦争を呼び、戦争がさらなる貧困を招くという悪循環に陥っている状況です。

また、武装地帯から隣国に脱出したとしても安心はできません。

難民として差別されたり、言語の違いから満足な教育が受けられなかったりすることもあります。

戦争や紛争が飛躍的に文明を発達させることもありますが、それは一部の人間や例外であり、そうしたことがプラスに働くことはありません。

教育格差の原因②貧困

教育格差の原因②貧困

続いて2つ目は、”貧困”です。

アフリカの後発開発途上国は、ほとんどがサハラ砂漠以南に集中しています。

こういった地域では、たとえ無償で教育が受けられる制度が整ったとしても、大事な働き手である子どもを学校に通わせる家は決して多くありません。

しかし、「学費が無料であっても、学校に通う時間があったら労働させる、する」という考え方が、さらなる貧困を招いてしまっています。

この考え方は発展途上国に限ったものではなく、格差が社会問題となっている先進国でも同様のことが起きています。

実は日本でも、貧困対策は最重要課題の1つとなっています。

特に母子家庭の貧困が大きな問題となっており、「ひとり親世帯の貧困率」を見てみると、デンマークが6.8%なのに対し、日本は58.7%と極めて高いことが分かります。

教育格差の原因③親の無理解

教育格差の原因③親の無理解

続いて3つ目は、”親の無理解”です。

多くの後発開発途上国や一部の地域では、保護者が教育そのものを理解していないことがあり、それが問題だと指摘する専門家もいます。

両親が教育を受けていないことから、教育の必要性や重要性がわからず、教育を受けさせて子どもの未来に投資するという考え方が、親の中に無いこともあります。

貧困の連鎖ならぬ無教育の連鎖が起こっているのです。

教育格差の原因④学校の不足

教育格差の原因④学校の不足

続いて4つ目は、”学校の不足”です。

教育を受けさせる施設の建築、インフラの完備といったことが行われず、教育環境そのものが構築できないことも原因としてあります。

教育格差の原因⑤教員の不足

教育格差の原因⑤教員の不足

続いて5つ目は、”教員の不足”です。

教育に携わる人材の確保も原因の1つです。

そもそもが環境に恵まれていないこともあったり、危険地域であったりすることも教員不足に影響していると考えられます。

十分な給料なしにこのような地域で教育に携われる人が少ないという現実があります。

SDGs世界の教育格差⑤教育格差をなくすために

SDGs世界の教育格差⑤教育格差をなくすために

長くなっていますが最後です。世界の教育格差について最後は、”教育格差をなくすために”です。

教育格差をなくすために必要なことについて考えます。

教育格差をなくすために①労働環境の改善

教育格差をなくすために①労働環境の改善

教育格差をなくすために、まず1つには、”労働環境の改善”があります。

後発開発途上国の貧しい人々のほとんどは、農業などの一次産業に従事しています。

そういった家庭にとって、子どもは重要な働き手であり、学校に通う時間的な余裕はありません。

そのため、効率的に作業ができる環境を整えることが重要になってきます。

例えば、井戸やポンプを設置すれば川と家を往復して水を運ぶ手間がなくなり、集落ごとに農耕機械を導入すれば、今までよりも開墾が容易になり、教育を受ける機会を作るきっかけになります。

子どもが働かなくても良い環境づくりが子どもに教育を受けさせるためには必要になります。

教育格差をなくすために②メリットの創造

教育格差をなくすために②メリットの創造

教育格差をなくすために、2つ目には、”メリットの創造”です。

学校に子どもを行かせるメリットをわかりやすく用意することです。

先にも述べたように、親の意識は子どもの就学に大きく影響します。

そこで、親自身に教育を受けた経験がなくても、言葉は悪いですがそのレベルでも理解できるメリットを用意する必要があるわけです。

たとえば、給食です。

これによって子どもの食費が浮くというメリットが生まれます。

すると、メリットがあるもので、子どもが学校に通う機会を増やすことできます。

そのように教育+αの発想が必要になってきます。

提案:明日も行きたくなる学校を創りませんか?

最後に”世界の教育格差”を受けて提案です。

”明日も行きたくなる学校を創りませんか?”

ありきたりですが、日本は恵まれている方の国です。

物質的に恵まれているだけで、精神的に恵まれていない国だとしたら、それは良い国とは言えません。

子どもたちに『世界には学校に通えない子どもたちがいるんだぞ』そう言い聞かせただけでは、その効果は持続しません。

持続させるには、学校自体が子どもたちにとって有意義なものでなくてはなりません。

もちろん先生方にとっても同じです。

どうだったらそんな学校になるのか?

そう考えられる先生は実は多くはないはずです。

しかし、このような話をわざわざ時間を取って目にし、耳にしてくださる先生には、それができるはずだと思います。

”明日も行きたくなる学校を一緒に創りませんか?”

以上、本日の内容「【SDGs目標4 質の高い教育をみんなに】世界の教育格差」でした。

まとめ

【SDGs目標4 質の高い教育をみんなに】世界の教育格差

さて、今回は、「【SDGs目標4 質の高い教育をみんなに】世界の教育格差」というお話をさせていただきました。

いいかがだったでしょうか?

一節には、これからはアフリカの時代が来ると言われています。

ものすごい進化をしている面があるようです。

人口をはじめ、発展に必要な要素を兼ね備えている面もあるようです。

一方で、格差はますます広がっていくことが予想されます。

きっとこのような地域で教育をしたら、喜ばれるんでしょうね。

喜んでもらえたら、やりがいになるでしょうね。

私は、教師をしながら何度アフリカの子どもたちに勉強を教えたいと思ったか数知れません。

学びに感謝できる国を一緒に創っていきましょう!!

私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。

加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。

先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。

私のできることはさせていただきます!!

のりそらからは以上です!!

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