みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、時代の変化についてお話をさせていただきます。
本日の内容:【教えて、のりそら先生】『LIFE SHIFT』人生100年時代を子どもたちは生きる
題して「【教えて、のりそら先生】『LIFE SHIFT』人生100年時代を子どもたちは生きる」といった内容でお届けします。
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』の著者であるリンダ・グラットン教授が人生100年時代提言したことはよく知られています。
我々もそうですが、子どもたちが生きるのは、人生100年時代です。
どのように生きていく事が必要か、考えてみます。
今回このお話を聞くことで、人生100年時代の生き方について考えることができます。
お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
どうぞお付き合いください。
人生100年時代とは?
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』で著者のリンダ・グラットン教授が提言した人生100年時代とは、
「寿命が(100歳前後まで)今後伸びていくにあたって、国・組織・個人がライフコースの見直しを迫られている」
という内容を表す言葉として登場します。
つまり個人の人生設計といった狭義にとどまらず、国家的な課題であることを初めて社会に訴えかけました。
長寿国家として名高い日本でも、2017年9月に日本政府によって「人生100年時代構想会議」が開催されています。
人生100年時代構想とは?
日本政府はこの問題に早くから取り組んでおり、2017年9月8日に「人生100年時代構想推進室」の看板を掲げました。
そこでは人生100年時代構想を
「『人生100年時代』の提言をもとに、自らが主導して、超高齢化社会の日本において経済・社会システムが今後どのようにあるべきかの構想」
と説明しています。
一億総活躍社会の実現という言葉からもわかるとおり、
- 子どもたちの誰もが経済事情にかかわらず夢に向かって頑張ることができる社会
- いくつになっても学び直しができ、新しいことにチャレンジできる社会
こうした社会づくりに積極的に取り組んでいるのです。
教育は重要な柱
日本政府が行う取り組みのなかでキーワードとなるのは教育です。
教育の負担軽減・無償化は100年時代構想の柱のひとつとなっています。
まず、2019年10月から3~5歳の子どもたちにおける幼稚園・保育園費用の無償化が始まる見込みで低所得世帯の0~2歳児も無償化の対象としています。
同時に待機児童の解消にも力を注ぎ、2020年度までに32万人を受け入れられるよう計画しています。
- 高等教育の無償化
- 給付型奨学金の支給額増大
など、実は、すべての子どもたちの可能性を広げる仕組みづくりが提案されています。
しかし、『人生100年時代』は、子どもの問題だけではありません。
生涯にわたって学習を繰り返すことのできる教育システム、リカレント教育にも政府は積極的に取り組む姿勢を見せているのです。
教育を行う側の人事採用の多元化にもメスを入れるなど、「人づくり革命」といわれるプランニングが進められています。
人生100年時代構想会議
人生100年時代構想会議の概要をもう少し見ていきましょう。
人生100年時代構想会議とは、「人づくり革命」を掲げる日本政府が2017年9月に開催したものです。
「人生100年時代を見据えた経済・社会システムを実現するための政策のグランドデザインに係る検討を行う」(首相官邸ホームページより)ために設置されました。
- 幼児教育
- 高等教育の無償化
- リカレント教育
- 大学改革
- 高齢者雇用
といった議題を設定し、2018年6月までの間に計8回の構想会議が行われ、リンダ・グラットン教授や有識者議員との意見交換会も開催しています。
人生100年時代で求められる人材像
人生100年時代に必要となるものは3つあります。
- 教育
- 多様な働き方
- 無形資産
この3つです。
では、人生100年時代で求められる人材像とは何でしょう。
「社会人基礎力(=3つの能力・12の能力要素)」
100年時代を生き抜くには3つの能力と12の能力要素で構成される「社会人基礎力」が必要だといわれています。
これらは教科書に載っていないため、学校で教わることができません。
社会人基礎力は、職場や地域社会で多くの人と関わり合いを持つなかで身につく能力です。
働きながら生涯を通じて学び直す姿勢、いわゆるリカレント教育を意識して個人個人が自分の100年ライフを構築する必要があります。
①前に踏み出す力 (アクション)
経済産業省の有識者委員会では、社会人基礎力を構成する要素のひとつに「前に踏み出す力(アクション)」を挙げています。
主体性を持ち続け、他人に働きかけを行うことで力を結集、設定した目的に向かって確実に行動を起こす力です。
「前に踏み出す力(アクション)」は、能力要素3つが備わることでより力を発揮します。
- 主体性
- 働きかける力
- 実行力
自ら失敗を恐れずにチャレンジする力、仮に失敗しても粘り強くあきらめないで取り組む姿勢は、リカレント教育においても非常に重要なポイントといえるでしょう。
②考え抜く力 (シンキング)
社会人基礎力の構成能力には考える、すなわち物事に対して疑問を持つ姿勢と、それを継続して貫く姿勢を意味する「考え抜く力(シンキング)」も定義されています。
社会人基礎力の能力のひとつである「考え抜く力(シンキング)」も、3つの能力要素で構成されています。
- 課題発見力 現状分析を行い、目的や課題を自ら明らかにする力
- 計画力 課題に対して計画的に解決方法のプロセスづくりを行う力
- 創造力 新しい価値、製品、サービスを生み出す力
③チームで働く力(チームワーク)
社会人基礎力の構成能力にはもう一つ、忘れてはならない能力「チームで働く力(チームワーク)」があります。
チームワークは多くの人と関わりながら、一緒に目標に向かって協力していく力です。
チームワークは、6つの能力要素で構成されています。
- 発信力 自分の意見を他人にわかりやすく伝える力
- 傾聴力 相手の意見に傾聴する
- 柔軟性 対立意見や立場の違いを理解する
- 状況把握力 自分と自分をとりまく周囲との関係性を把握する
- 規律性 社会のルールを守る
- ストレスコントロール力 ストレスに対応できる
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』まとめ
人生100年時代を生き抜くには、個人のみならず企業や社会、国家の仕組みに大きなパラダイム転換が必要です。
100年時代に必要となるものは、教育、多様な働き方、無形資産。
日本政府も「人づくり革命」の一環として100年時代構想のなかで、教育の負担軽減・無償化やリカレント教育、人事採用の多元化といった施策を打ち出しています。
企業も、社会人基礎力を身に付けた社員を育成し、職場でその能力を発揮できるよう、また個人も生涯自己鍛錬の意識を持ちながら職務にあたることがいま以上に求められるでしょう。
まとめ
さて、今回は、「題して「【教えて、のりそら先生】『LIFE SHIFT』人生100年時代を子どもたちは生きる」といった内容でお届けします。」というお話をさせていただきました。
まず我々に必要なことは、時代は変わったという認識ではないでしょうか?
それをもとに、これからの時代をどう生きていくべきかについて考えることが必要な時です。
子どもたちが未来において、より良く生きるための教育を実践していきたいですね。
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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