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【教えて、のりそら先生】いわゆる不登校中学生に多い『起立性調節障害』

教育全般

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、『起立性調節障害』についてお話をさせていただきます。

本日の内容: 【教えて、のりそら先生】いわゆる不登校中学生に多い『起立性調節障害』

題して『【教えて、のりそら先生】いわゆる不登校中学生に多い『起立性調節障害』』といった内容でお届けします。

いわゆる不登校の状態にある中学生の3~4割が『起立性調節障害』であるというデータがあります。

今回は、この『起立性調節障害』について一緒に考えていきましょう。

今回このお話を聞くことで、『起立性調節障害』について考えを深めることができます。

お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。

自律神経のアンバランスが招く“体の病気”

現在、中学生のおよそ24人に1人がいわゆる不登校の状態にあり(令和2年)、このうち3~4割の子どもに『起立性調節障害』がみられるといわれています。  

『起立性調節障害』とは「起立」したときにさまざまな不快な症状が現れやすくなる病気で、体の機能を調節する自律神経がうまく働かないために起こります。  

自律神経には交感神経と副交感神経があり、心臓の動きや、消化にかかわる胃腸の動き、体温のコントロールなど、人間が生命を維持するうえで必要な体の機能の調節を行っています。  

健康な状態では、2つの神経系が、適切なバランスを保ちながら働いています。

しかし、その働きに問題があると体の機能調節がうまくいかなくなり、不快な症状が現れやすくなります。  

『起立性調節障害』でみられる症状は、自律神経の働きの悪さの現れです。

起立直後や起立中に血圧が低下したり、脳の血流が不足したりすることにより、立ちくらみやめまいなどが生じます。

あるいは、心拍数がいちじるしく増加し、ふらつきや倦怠感、頭痛などが現れることもあります。  

ひとつひとつの症状は、寝不足や疲れ、軽い体調不良があるときなどによくみられるものばかりです。

『起立性調節障害』の場合は、こうした症状が毎日のように現れ、なかなか改善しません。  

『起立性調節障害』チェック

次に挙げる項目に、3つ以上当てはまっていたら要注意のサインだと言われています。

チェックしてみませんか?

【『起立性調節障害』チェック】

□ 立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい

□ 立っていると気持ちが悪くなる。ひどくなると倒れる

□ 入浴時、あるいはいやなことを見聞きすると気持ちが悪くなる

□ 少し動くと動悸、あるいは息切れがする

□ 朝なかなか起きられず、午前中調子が悪い

□ 顔色が青白い

□ 食欲不振

□ 臍疝痛(おへそのまわりの差し込むような痛み)をときどき訴える

□ 倦怠(だるい)あるいは疲れやすい

□ 乗りものに酔いやすい

□ 頭痛

引用:日本小児心身医学会編 『小児心身医学会ガイドライン集 改訂第2版』

こうした症状が長引くようなら、医療機関を受診して原因を確かめておくのも良いかと思います。

『起立性調節障害』の専門外来もありますが、小・中学生なら小児科で診てもらえます。

身体の成長に追いつかず

先ほど、起立性調節障害は『体の機能を調節する自律神経が、うまく働かないために起こる病気』であるという内容がありました。

その発症は小学校高学年くらいから増え始めると言われます。

思春期にみられる急激な身体的変化に自律神経の発達が追い付かないことが、調節不全に陥る最大の原因だとされています。  

そのほか、次のような要因もあると考えられています。

ホルモンバランスの変化です。

思春期は性ホルモンの分泌がさかんにり、生殖機能が発達を遂げる時期です。

ホルモンは体のさまざまな機能に影響を及ぼすため、ホルモンバランスが急激に変化すると、調節不良が生じやすくなります。

遺伝的な要因 のある子どものおよそ半数は、親もかつて起立性調節障害だったといわれます。

ただし親自身は自覚していないこともあります。

続いてストレスです。

心理的なストレスが、脳の視床下部の働きを乱し、自律神経の調節不全をまねくこともあります。

ウイルス感染 インフルエンザなど、ウイルス感染により体調を崩したあとに発症するケースもあります。  

自律神経の調節不全が解消されるまでに、どれくらい時間がかかるかには個人差があります。

しかし、身体的な成長がひと段落すれば、その状態に適した調節もしやすくなります。

実際、大半の子どもは、高校を卒業する頃までには症状が出にくくなります。

気長に取り組む姿勢が大事

起立性調節障害には残念ながら特効薬がありません。

しかし、症状の緩和につながると考えられる方法は複数あると言われています。

個々の子どもの状態や状況に応じて、適切な方法を組み合わせていきます。

まず、本人や家族が「起立性調節障害は根性で治せるものではなく、体の病気である」ということを認識し、病気を正しく理解することが、悪化を防ぐ大切なポイントとなるそうです。

そのうえで、生活のなかでできる下記のような工夫をしていくと良いと言われています。

朝の起き方は手順を決めてゆっくりと  子どもが起きられなくても、時間になったら日の光を入れて部屋を明るくし、体内時計のリセットをはかります。

急な動きは避け、なにをするにもゆっくり時間をかけながら、体の状態を活動モードへ切り替えていきましょう。

日中の姿勢や動作を工夫してやり過ごす  急に立ち上がるとめまいや頭痛がひどくなりがちです。

30秒くらいかけてゆっくり立ち上がり、起立直後の低血圧を防ぎます。

立ち上がった後、ずっと立っていると脳血流が低下するので、頭を下げてうつむきかげんに立ったり、足の指先を動かしたりしましょう。

市販の着圧ソックスを利用するのも有効です。

しっかり飲んできちんと食べるようにすることも重要です。

排尿・排便、発汗、呼吸などにより体内の水分が減ると、心臓に流れる血液量も減り、血圧低下や頻脈が起こりやすくなります。

排出した水分を補うためにも1日1.5~2.0リットルの飲み物をとるようにしましょう。  

食事は決まった時間に3食しっかり食べると、体のリズムが整いやすくなります。

起立性調節障害の場合、症状の改善につながる特定の栄養素があるわけではありません。

成長期だからこそ栄養は十分に、かたよりなくとることが大切です。

適度に運動することも大事です。

運動は、自律神経の働きをよくするために欠かすことができないものです。

症状が重い場合でも、調子がよさそうな時間をみはからって、体を動かすように促してみましょう。  

たとえば、子どものペースに合わせながら家族で散歩に出かけたり、いっしょに遊びながら取り組んだりすることも良いでしょう。

窓ふきやふき掃除など、体をリズミカルに動かすお手伝いに誘ってみたりするのもよいでしょう。

家で過ごす時間が長いときには、エアなわとびやスクワットをするのもおすすめです。

低気圧や暑さ対策も大事です。

暑い時期や気圧が低いときは副交感神経の働きが優位になりやすく、血圧は下がりがちです。

症状が現れやすくなったり、悪化したりする傾向がみられます。

炎天下や暑い室内での運動は避けること、こまめな水分摂取をすることなどで対策します。  

このほか、十分な睡眠時間を確保する、生活リズムを整える、安心できる居場所(環境)を確保するなどの方法も合わせます。

基本的には非薬物療法が中心ですが、必要に応じて、家庭・学校・医療と連携を取りつつ、薬物療法や心理療法でケアしながら様子をみていきましょう。

起立性調節障害は、回復まで時間がかかることも多いのですが、時間とともに自律神経の機能は回復していきます。

それまでの間、子どもを支える周囲の大人が「あせらず、あきらめず、愛情を注ぐ」ことが大事です。  

ここでご紹介した病気のサインや原因、対処法など、症状を回復に導くためのヒントは、『起立性調節障害(OD)――朝起きられない子どもの病気がわかる本』を参考にさせていただきました。

同書では、本人と周囲が病気を正しく理解するための知識や、回復に導くまでの道筋が、詳しく解説されているので、思うように状況が改善せずに、もどかしい思いを抱えている保護者にはまさに必読の書となりましょう。  

子どもの状態に改善がみられない状態が続くと、出口の見えないトンネルの中を歩いているような気持ちになることもあるでしょう。

思春期の子どもとの関係がぎくしゃくしてくることもあります。それでも子どもを信じ、子どもの味方であり続けるうちに、道は開けてくるものです。

時間も薬のようなものととらえて、子どもと共にゆっくり取り組んでいきましょう。

まとめ

さて、今回は、『【教えて、のりそら先生】いわゆる不登校中学生に多い『起立性調節障害』』というお話をさせていただきました。

いわゆる不登校のお子さんたちの状況について、多面的・多角的に考えるために、今回のような内容を扱わせていただきました。

本当に一人ひとり実態はさまざまです。

よって、日々勉強が必要だと痛感しています。

一緒に頑張りましょう!!

私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。

加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。

先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。

私のできることはさせていただきます!!

のりそらからは以上です!!

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