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『のりそら の教育改革』要か?不要か?学校のプール

教育全般

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、学校夏の風物詩学校のプールの是非について考えたいと思います。

本日の内容:『のりそら の教育改革』要か?不要か?学校のプール

本日の内容:『のりそら の教育改革』要か?不要か?学校のプール

題して「『のりそら の教育改革』要か?不要か?学校のプール」といった内容でお届けします。

夏の学校風物詩、プールが現代の教育としてあっているか否かについて考えていきたいと思います。

みなさん、お元気ですか?

うだるような暑さにバテてはいませんか??

さあ、夏休みを迎え、数日が経過しました。

いかがお過ごしでしょうか?

すっかり体内時計および脳内がが夏休みモードにセットされたのではないでしょうか?

せっかくの夏休みなので、夏休みに関連するテーマでお届けしたいと思います。

学校あるあるの夏休み編、プールについてお話しさせていただきます。

みなさんの中に夏休みのプールの思い出はありますか?

きっと、子どもの頃に行った記憶がありますよね!!

早速本題に行こうと思います。

今回の話を聞くことで、学校のプールについて理解していただくことができます。

さらに当たり前の風景について必要か、そうでないかを考えて、業務改善などに寄与していきたいと思います。どうぞお付き合いください。

それでは、いってみましょう!!

コロナでプール、大丈夫?

さてさて、今年もプールの季節がやってきました。

というより、コロナ下で水泳の授業を中止した学校がほとんどだった昨夏から一転、今夏は感染防止の措置を取りながらの実施を模索し、1学期中に学習を進めている学校も多いと聞きます。

「コロナ下でプールが安全にできるのか?」に保護者の関心は集まっていました。

私もそう思っていたうちの1人です。

結論から申し上げると、『大丈夫!!』なようです。

無知っていうのは恐れを生みますね。

しっかりと知識を得れば、心配ご無用なものを、漠然と調べもせずに不安に思っている。

実に建設的ではない思考です。

反省です。

少し、説明させていただきますね。

プールが大丈夫な理由

大丈夫な理由:塩素

大丈夫な理由は、なにはさておき”塩素”です。

安全な水質を保つ上では“塩素”が大切です。
消毒設備として唯一“塩素”による方法が、その有効性や安全性故に日本では認められています。
“塩素”濃度が正しく管理されたプールにおいては、大腸菌などの細菌は瞬時に死滅しますし、咽頭結膜熱などを引き起こすアデノウイルスも不活化。
勿論、今、社会を騒がせる新型コロナウイルスも同様です。
“塩素”消毒されたプールで、プール水を介して新型コロナウイルスに感染する可能性はありません。
最近、新型コロナ感染予防のためにアルコール除菌と同様に“塩素”による除菌が叫ばれるのも“塩素”の有効性のためです。
プール水による新型コロナウイルスに感染リスクはありません。
「プールで結膜からの感染可能性」のような報道に接することもありますが、現代は、循環・消毒設備のない大昔の水溜りのようなプールとは違います。
事実誤認以外の何ものでもありません。

引用:https://www.aqlub.com/cms/fujisawa/images/CH14.pdf

といった内容が全米疾病センターの調べや一般社団法人日本スイミングクラブ協会等の見解をもとに紹介されています。

どうやら、大丈夫そうですよね。

そもそもがプールやプール水の衛生基準などは、厚生労働省や文部科学省、国土交通省、さらには各都県、各市町村において厳重な取り決めがあります。

特に水質については、遊離残留塩素、PH 値、大腸菌、一般細菌、有機物類、濁度、トリハロメタンをはじめ多岐にわたります。

プールは数ある運動施設の中でも特に衛生管理が徹底されている施設の一つと言われています。

やっぱり大丈夫そうですね。

安心されましたか?

私は娘が学校でプールに入ったと聞く度に『大丈夫か?』と思っていましたが、これで納得し、安心しました。

学校夏の風物詩プール5つの疑問から是非を問う

学校夏の風物詩プール5つの疑問から是非を問う

さて、今回は”コロナとプール”についてと、学校のプールの是非について考えたいと思い、話題にしています。

よってここからは後半です。

『学校夏の風物詩プール』の是非について考えていきます。

『学校夏の風物詩プール』についてのラインナップは次のとおりです。

①プールと歴史

②プールと目的

③プールと費用

④プールの実際

⑤プールとこれから

です。

1つ1つご説明させていただきます。

【のりそら 調べ】学校のプール①プールと歴史

【のりそら 調べ】学校のプール①プールと歴史

まず1つ目は、”プールと歴史”についてです。

日本の義務教育においては、ほとんどの学校にプールが設置され、水泳の授業が必修となっていることが当然視されています。

実際に、公立の小中学校におけるプールの設置率は小学校で 87.0%、中学校で 72.4%というデータがあり、非常に高いです。

また、設置されていない学校でも、近隣の学校とプールを共有している事例もあるので、学校プールでの水泳指導を行っていない割合は極めて低いと推察されます。

一方、海外では、学校にプールを設置して水泳指導を行っている事例は少ないようです。

では、なぜ日本の小中学校ではプール設置が標準とされたのでしょうか?

設置率の変遷を見てみると、昭和 38 年の学校プール設置率は 12%でしたが、昭和 44 年には 28%、昭和 50 年には 52%となり、昭和 40 年~50 年にかけて急速に整備が進んだことがわかります。

学校プールの急増は、昭和 30 年 5 月 11 日に起こった紫雲丸沈没事故により、修学旅行中の児童生徒 168 名が死亡した大惨事が、日本における学校プール建設と水泳授業が広まる要因となったという説があります。

このことが契機となり、児童に水泳訓練の徹底を願う国民的な意思が生まれたというのです。

このように、紫雲丸沈没事故を要因として学校における水泳指導が普及したとする論文の引用が多く行われたために、「水難事故への対応」が学校のプールの歴史を見る上で定説となっているようです。

また、次のような話もあります。

東京オリンピック(昭和 39 年)の開催を前にした昭和 36 年にスポーツ振興法が制定され、スポーツ施設整備と選手強化を促進するという法の主旨を受けて、国による学校プール建設に対する補助が定められたこと、また、日本の高度経済成長期にもあたるこの時代は、学校施設を整備する市町村の税収も増加したことが、学校におけるプールや体育館が急増した主因であると想定できるというのです。

つまり、経済成長によって、学校におけるスポーツ振興のための施設整備費が増加したことが、学校プールと水泳指導の普及要因と分析することに合理性がみられるようなのです。

長くなりましたが、ここまでが学校のプールと歴史についてでした。

【のりそら 調べ】学校のプール②プールの位置付け

【のりそら 調べ】学校のプール②プールの位置付け

続いて2つ目は、”プールの位置付け”です。

学習指導要領における学校水泳の変遷を見ていくと、小学校学習指導要領における「体育」としては、当初は「その他の運動」とされてきた水泳が、昭和 43 年の改訂(昭和 46 年実施)により、それまでの主要な領域とされてきた体操、器械運動、陸上運動、ボール運動、ダンスに加えられて主要学習内容の一部となったという経緯があります。

このことから、プールの整備が進んだために、水泳が体育における主要な領域に追加されたという動きが見てとれます。

プール整備によって、体育における主要な領域とされた「水泳」ですが、現行の小学校学習指導要領の示す各教科の授業時数では、体育の時間数は学年により 90~105 時間と明記されているものの、水泳授業の時間数は明記されていない実態があります。

平成 23年の学習指導要領改定に合わせて文部科学省が作成した「小学校体育(運動領域)まるわかりハンドブック」では、2年間で20時間の水泳指導計画の例示を行っています。

これを受けて、各都道府県等が作成する年間指導計画作成例も、埼玉県で8から10時間、千葉県で10 時間というように、統一されたものではありません。

さらに、小学校設置基準においても、プールは必置とされていないことから、水泳指導は授業として明確に規定されていないのが現状です。

以上がプールの位置付けでした。

【のりそら 調べ】学校のプール③プールと費用

【のりそら 調べ】学校のプール③プールと費用

続いて3つ目は、”プールと費用”についてです。

プールを作る費用は、まちまちなので割愛します。

が、数千万円以上はかかると考えられます。

ランニングコストを考えます。

一般的な学校のプールの縦の長さは25メートルです。

プールの横幅と水深は学校によって異なりますが、多くの学校が横幅は約12.5メートル前後、水深は約1.35メートル前後になります。

各数値をもとに、プールに必要な水量を計算すると、縦25メートル×横12.5メートル×水深1.35メートル=421,875立方メートルとなり、約422立方メートルもの水が、25メートルプールに必要な水量ということになります。

これは、一般的な家庭用のお風呂に使われる水の約4年分の水量にあたります。

約422立方メートルもの水を、上水道と下水道(排水時に使用)を合わせた水道料金(東京都は1立方メートル当たり642円)に換算すると、25メートルプールに必要な水量の費用は、1回で約27万円かかることになります。

思っていたよりも高額で驚かれる方も多いのではないでしょうか。

1回あたりの費用が高額なため、学校のプールの水の総入れ替えは、ほとんどの地域でひと夏に多くても2回ほど行う程度だそうです。

しかし、総入れ替えはせずとも、水を衛生的に保つために、都度新しい水を足しつつ古い水は少しずつ水を流す形で入れ替えながら、塩素やろ過器を使用して水質を管理しています。

そのため水道料金はさらに高額となっています。

さらに、絶対に必要な薬剤が数種類あるので、さらに費用はかかってしまいます。

【のりそら 調べ】学校のプール④プールの実際

【のりそら 調べ】学校のプール④プールの実際

続いて4つ目は、”プールの実際”についてです。

コロナ禍で幾多の制限が課せられている日々の授業。

感染予防の観点から、これまでの運用方法を見直さざるを得ない教育活動も少なくありません。

そんな中、多くの児童生徒が心待ちにする体育のプール授業の是非を巡って、今年も全国の学校現場は対応に追われています。

昨年は、一斉休校明けの混乱下の影響もあり、ほとんどの学校で中止の判断が下されました。

文科省は今年4月、「学校の水泳授業における感染症対策について」と題した通知を発出しました。

その中では「児童生徒の密集・密接の場面が想定されるため、様々な感染リスクへの対策を講じる必要がある」としつつも、「児童生徒の健康と安全を第一に考えて、地域の感染状況を踏まえ、密集・密接の場面を避け」、実施を検討するよう求め、ました。スポーツ庁では、感染対策をとったプール授業についての動画を配信し、現場の周知に努めています。

今年度の実施を巡っては、中止にかじを切る自治体も出てきています。

従来のプール授業は、複数学級が合同で取り組むため、大人数での活動が主流でした。

さらに移動や更衣室内など教員の目が届きにくい場面が多く、感染対策が容易ではないことは想像に難しくありません。

実施することで、教員へ過度な負担が掛かる可能性も否定しきれません。

一方で中止することで、児童生徒の学びや健康、安全教育などに弊害が生じるのではと、懸念する声も相次いでいます。

非常に難しい問題ですが、今年度については、実施の状況は地域によってまちまちの様子です。

【のりそら 調べ】学校のプール⑤プールとこれから

【のりそら 調べ】学校のプール⑤プールとこれから

最後に5つ目は、”プールとこれから”についてです。

東京都葛飾区教育委員会は昨年12月、2021年度以降に改築する小学校にはプールを造らず、校外の室内温水プールを水泳授業に使う方針を決めました。

葛飾区教委は「以前よりも夏場が猛暑となるなど、屋外プールでの水泳指導が思うようにできなくなってきている」と理由を説明しています。

 今秋からの学校改築に合わせ、校庭の一角にある25メートルプールの取り壊しが決まっている区立水元小学校など、現時点でプールを造り直さない方針が決まっているのは3校あります。

プールがない学校は、区営のスポーツセンター2カ所と、民間のスポーツクラブ10カ所のどこかに徒歩かバスで移動して授業を受けることになります。

施設のインストラクターも教員とともに子どもたちの指導にあたります。

屋外にある学校プールは、熱中症に気をつける必要があるほか、雨天や水温が低いために授業ができないなど不安定な要素があります。

日焼け予防や、水着姿を外部から見られないよう配慮するなど学校側に求められる負担も大きくなっています。

「時代の流れを踏まえ、学校のプールがどうあるべきかを自治体として考える時に来ている」と葛飾区教委の学校施設担当の方はおっしゃっています。

そう、ここです!!

この担当者さんの言葉にこそ、本質が見えます!!

提案:時代の流れを踏まえて検討

提案:時代の流れを踏まえて検討

大切なのは、”時代の流れを踏まえて検討”するということです。

コロナは我々に対しある種その機会を強引にも押し付けてくれています。

本質を見つめ、要か?不要か?と問うなら今がチャンスです。

正直プールについては、こうすべき!というまでの強い主張は個人的にもっていません。

一つあるとすれば、水の事故から身を守る観点で考えると、義務教育である程度なされるべきです。

しかし、その実施のあり方については、地域の施設を使うでも、学校のプールを使うでも良いかな、とは思います。

しかし、これからは屋内プールの時代でしょうね。

天候に左右されないし、熱中症等の心配も少ないし、日焼けなどの問題も、ランニングコストも。

トータルで考えると、屋内プールの方が全然良くて、あとはどこの屋内プールを使うか、またはどのように屋内プールを整備するかだけですね。

これから新しく改修されるものや新築を学校に考えるのであれば、地域に屋内プールを作って官民両方からの利用ができるように設計すれば、無駄は内容に思いますし、費用の問題も一般の方の利用料を足しにできます。

こっちの流れが強くなるような気がしています。

以上「『のりそら の教育改革』要か?不要か?学校のプール」という内容でした。

みなさんは、学校のプールについてどのようにお考えですか?

特に、小学校の先生、特別支援学校の先生、そして中学校の体育科の先生ですね。

指導を外部に委託しているところもあるようですので、そういった観点から考えても、さまざま議論ができそうですね。

繰り返しになりますが、大切だと思うことは、”時代の流れを踏まえて検討”するということです。

変化が受け入れられやすい、今がその議論のチャンスです!!

まとめ

『のりそら の教育改革』要か?不要か?学校のプール

さて、今回は、「『のりそら の教育改革』要か?不要か?学校のプール」というお話をさせていただきました。

いいかがだったでしょうか?

夏休み中の方がこういった事柄について考えやすいでしょうか?

または、会議などで提案があるでしょうか?

学期中には、じっくりと議論する時間を取ることは難しいですが、長期休暇中であれば、時間を取ることも可能ですよね。

建設的なものであり、次世代的なものに学校を作り変えていくチャンスです。

一緒に教育改革について考えていきましょう!!

私のりそら、学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。

加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。

先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。

私のできることはさせていただきます!!

のりそらからは以上です!!

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