みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、自主性の育て方についてお話をさせていただきます。
本日の内容:【教えて、のりそら先生】自分から机に向かえる子になるためには
題して『【教えて、のりそら先生】自分から机に向かえる子になるためには』といった内容でお届けします。
わが子の学習意欲を高めるにどうすればいいのか?
これは親であるなら多くの人が抱える悩みですね。
モチベーションを上げるには『自律性』『関係性』『有能感』の3つの要素が重要だと言われています。
最終的な判断は子どもに任せ、できていることを褒めると良いと言います。
学習意欲を高める方法、考えていきましょう!!
今回このお話を聞くことで、お子さんに対する声かけについて考えを深めることができます。
お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
「内発的動機付け」を引き出す
自分の心の内側からわき出るやる気を「内発的動機付け」と言います。
この内発的動機付けをもつためには
①自律性
②関係性
③有能感
この3つの要素が重要と言われています。
それぞれ、
①自律性=自分で選ぶこと
②関係性=周囲の人間関係がうまくいっていること
③有能感=やればできると思えること
くらいにザックリと考えていただければ大丈夫です。
『小学生の勉強は習慣が9割』より引用
これらが1つ、2つと満たされるほどやる気がわき、すべて満たされていると最高にやる気が出ます。
この3つの要素を満たすために、親は何を心がければよいのでしょうか?
考えてみます。
まずは本人に任せる、難しければその都度修正
まずは、自律性の感覚を満たすために、勉強そのものへの選択権を可能な限り子どもに与えることです。
「勉強を何時から始めるのか?」
「どの科目から始めるのか?」
「どんな風にやるのか?」
を子ども自身に選ばせましょう。
「ノートに書きなさい」
「式を書きなさい」
「字はていねいに書きなさい」
などなど、指示・命令があればあるほど残念ながら勉強がつまらなくなります。
例えば、よくある「式は書いたほうがいいよ」といったアドバイスをするときには、「なぜ式を書いたほうがいいのか」メリットをしっかり伝えつつ、最終的にどうするかは本人に任せるのがよいでしょう。
もしそのアドバイスに子どもが従わなかったとしたら、そのときではなく、「そのせいで計算ミスした」といった不利益があったときに反省会をするとよいですね。
自分で選んだ感覚があるほど、勉強自体が楽しくなります。
勉強した先にあるゴールを決める場合にも、同様に自分で選ばせるようにしましょう。
やる気を引き出すためには「本人に決定権がある」ことが重要です。
中学受験をすることを親が決めて、本人が納得しないうちに塾通いがスタートするというケースは、多数派ではないでしょうが、少なからずあると思います。
そうしたケースは高確率で子どもの勉強への意欲は低くなります。
やりたいと思ってもらえるように、受験するメリットを伝えつつ、授業を体験した感想なども聞きながら、最終的にどうするかは本人に任せるのがよいでしょう。
志望校を決める場合も同じですね。
文化祭などの行事に足を運ぶなど、本人が「行きたい」と思う学校に巡り合うのをサポートしましょう。
将来の夢が先に決まっている子であれば、「目の前の勉強を頑張ることが、夢の実現にどうつながるのか」を教えてあげるとよいでしょうね。
子どもが「できていること」を褒めてあげる
次に、親子関係を良好に保つことを心がけましょう。
これまで私が見てきた教え子の中には、お父さんやお母さんがいつも
「勉強しろ」
と言うのがわずらわしく、
「自分が勉強を頑張ると親は喜ぶ。でも、親に喜ばれると自分が負けたように感じて腹立たしいから、勉強したくない」
と言う子もいました。
自分が好きな人や尊敬する人から、
「こうするといいよ」
と勧められれば、
「やってみよう」
という気になりますが、嫌いな人から同じことを言われると、理屈ではそれが正しいとわかっていても、やりたくなくなる――これは大人も子どもも共通の感情ですよね。
「子どもの悪いところを直してあげなきゃ……」
といった気持ちが強くて、ついつい子どもができていないところを指摘しがちなお父さんやお母さんもご注意ください。
「いつも粗探しをして怒るから嫌い」
と思われてしまうかもしれません。
また、親ではなく、できていない自分が嫌いになって、自信を失ってしまう場合もあります。
どちらに転んでも、やる気を出すためにはよくありません。
関係性をよくするためには、できていないところの指摘よりも、できているところを認めて褒めることを意識するほうがよいでしょう。
親子の関係性を良好に維持したうえで、
「あなたはこういう目標を目指すとよいと思う」
といったアドバイスをすると、子どもはそれを受け入れやすくなるでしょう。
ハードルが高すぎる目標にしないよう注意
最後に、有能感を満たすために、「自分はやれている」「次もやればできそうだ」という自信を子どもにもたせましょう。
目標は達成可能なものに設定して、成功体験を積み重ねるようにしましょう。
最初からチャレンジングな高いハードルを課してしまう親御さんがときどきいますが、そのやり方はうまくいかない場合のほうが多いです。
「やったらできた」という経験が増えるにしたがって、子どもは高いハードルにもチャレンジできるようになっていきます。
焦らず1段ずつハードルを上げていきましょう。
以上、内発的動機付けを高める3つの要素でした。
これら3つを意識しながら、お子さんの中にうまく目的意識を作ってあげてください。
と、実はこれは私の言葉ではありません。
下の書籍を読み、プレジデントオンライン(https://president.jp/articles/-/55554)より引用させていただきました。
真理に迫れているのでしょうか?
私の場合、あくまでこれまでの教育活動の経験則で現在の教育活動を進めています。
著者の方は、菊池洋匡さんという方で、10年間の塾講師歴を経て、2014年に中学受験専門塾「伸学会」を自由が丘に開校し、現在は目黒・中野を合わせて3教室に加え、オンライン指導も展開されているようです。
「内発的動機付け」の重要性をはじめ、共感できる部分が多々あり、驚いています。
当校の子どもたちに付けたい力である『自己決定力』と『課題解決力』、それを培うためのカリキュラムの根底には「内発的動機付け」(モチベーション)という土台があります。
当校の利用者の保護者の方で、ここまでの話を見てきて、そのように感じられた方も少なくないのではないでしょうか?
「内発的動機付け」(モチベーション)こそが学びに向かう姿勢の原動力であると、強く感じています。
そのための仕掛けをいろいろと模索している毎日です。
理念とその必要性を一致させて、一緒にお子さんの未来と向き合ってみませんか?
まとめ
さて、今回は、『【教えて、のりそら先生】自分から机に向かえる子になるためには』というお話をさせていただきました。
”自分から机に向かえる子”になって欲しい、そう思ったら、そうなるように導いていかなければなりません。
今回の話では、『勉強しろ!!』と言うことは、”自分から机に向かえる子”を育てる上では逆行しています。
目的を常に意識すること、教育においてそのことの重要性を痛感するようになったのは、実はそんなに前ではないかもしれません。
しかし、今はわかります。
常にPDCAしながら、子どもたちと向き合うことを心がけています。
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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