みなさん、こんにちは。
のりそらです。

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は、いじめについてお話をさせていただきます。
本日の内容:【教えて、のりそら先生】いじめ対応で中学教員の45%が支持『加害者出席停止』

題して「【教えて、のりそら先生】いじめ対応で中学教員の45%が支持『加害者出席停止』」といった内容でお届けします。
任意団体「いじめ構造変革プラットフォーム」の調査で、いじめについてのさまざまな立場からの見解が明らかになりました。
中でも注目を集めているのが、中学校教員の考えです。
みなさんは、どのようにお考えになりますか?
今回このお話を聞くことで、いじめ問題の難しさについて考えることができます。
お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。
どうぞお付き合いください。
中学校教員の45.8%「いじめの加害者を出席停止にすべきだ」

任意団体「いじめ構造変革プラットフォーム」の調査で、中学校教員の45.8%が「いじめの加害者を出席停止にすべきだ」と考えていることが分かりました。
調査は小中学校の教員や保護者、中学校の生徒を対象に実施し、約2千人から回答を得たそうです。
出席停止にすべきだとの回答は小学校教員で33.7%。
また中学生は52.7%、小学生の保護者60.7%、中学生の保護者65.8%だったということです。
文部科学省によると、2020年度にいじめを理由とした公立中学校での出席停止は全国で1件しかなく、公立小学校ではゼロでした。
教員や保護者、そして中学生の考えに反して、実際の運用が少ない『出席停止』とは、一体どのような措置なのでしょうか?
学校教育法第35条

法律にはこのようにあります。
学校教育法 第三十五条
市町村の教育委員会は、次に掲げる行為の一又は二以上を繰り返し行う等性行不良であつて他の児童の教育に妨げがあると認める児童があるときは、その保護者に対して、児童の出席停止を命ずることができる。
一 他の児童に傷害、心身の苦痛又は財産上の損失を与える行為
二 職員に傷害又は心身の苦痛を与える行為
三 施設又は設備を損壊する行為
四 授業その他の教育活動の実施を妨げる行為
② 市町村の教育委員会は、前項の規定により出席停止を命ずる場合には、あらかじめ保護者の意見を聴取するとともに、理由及び期間を記載した文書を交付しなければならない。
③ 前項に規定するもののほか、出席停止の命令の手続に関し必要な事項は、教育委員会規則で定めるものとする。
④ 市町村の教育委員会は、出席停止の命令に係る児童の出席停止の期間における学習に対する支援その他の教育上必要な措置を講ずるものとする。
引用:学校教育法第35条
市町村の教育委員会による決定によりなされる措置であることがわかります。
このように規定がありながらも、実際に運用に至らないのはなぜなのでしょうか?
次のような理由が挙げられます。
いじめ対応としての出席停止措置は、加害者側の学ぶ権利が制限されることから学校現場で消極的な運用が続いてきたとされます。
そのため、文科省調査では実際の件数は例年、極めて少ない状況が続いているという現状です。
いじめは、この法律の
”一 他の児童に傷害、心身の苦痛又は財産上の損失を与える行為”
に触れる内容です。
ただ、現場の経験から言わせていただくと、
”今の加害者が実はかつての被害者だった”
とか
”誤った判断により出席停止という措置を取ってしまうことがあってはならぬ”
など、さまざまな事情が運用にブレーキをかけているように思います。
いじめは、命に関わる問題です。
いつ、何が子どもの身に起こるか分からず、一刻の猶予もないのも事実です。
一方で・・
などとさまざま考えてしまうため、やはり運用に至らないのでしょう。
教育的には、『出席停止措置』が子どもたちへの”見せしめ”や”脅し”となってしまっては困ります。
でも、現実問題、そうなってでも運用すべきとの声もあるでしょう。
ここでの私の話も行ったり来たりしています。
現場はもっとでしょう。
それだけ”いじめ問題”は対応が難しいものです。
だからこそ、いじめが起こらないような未然の指導や環境づくりであるとか、起こった時の対応のあり方等が実態に即して行われるべきと思います。
また逆に、いじめ抑止のために、『出席停止』を積極的に行うこともなしではにような気がします。
何も変化せず、議論が硬直するよりは、見えてくるものがあるように思います。
はい、また私の考えが行ったり、来たりしています。
何度も言います。
それだけ難しい問題です、いじめは。
まとめ

さて、今回は、「【教えて、のりそら先生】いじめ対応で中学教員の45%が支持『加害者出席停止』」というお話をさせていただきました。
措置云々以前に、”いじめは絶対に許されるべきではありません”。
この”綺麗事”は、子どもたちに伝え続けなければいけない”綺麗事”だと考えます。
”綺麗事”と言っているのは、我々大人の世界にも残念ながら存在していますよね。
子どもの世界だけの話ではありません。
まずは、我々大人がきちんと子どもたちの見本になることが必要なのかもしれません。
”綺麗事”なんて言わせずに、行動しましょう!!
私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。
加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。
先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。
私のできることはさせていただきます!!
のりそらからは以上です!!
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