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【教えて、のりそら先生】「ブラック校則」見直しへ

教育全般

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は、漢字学習についてお話をさせていただきます。

本日の内容: 【教えて、のりそら先生】「ブラック校則」見直しへ

題して『【教えて、のりそら先生】「ブラック校則」見直しへ』といった内容でお届けします。

東京都教育委員会は2022年3月10日、都立高等学校等における校則等に関する取組状況について発表しました。

校則等について自己点検に取り組むよう各校に通知し取り組んだ結果、「髪を一律に黒色に染色」「下着の色の指定」といった5項目196課程の廃止が決定したといいます。

どんな校則が廃止されたのか?

少し深掘りしてみます。

今回このお話を聞くことで、校則のあり方について考えを深めることができます。

お子さんの教育について関心ををおもちの保護者の方々、志をもって子どもたちのために活動しているすべての方々、今何かに一生懸命に挑戦されている方々、教育に関心のあるすべての方々に向けてお話をしていきます。

東京都教育委員会通知

令和4年度よりすべての都立高等学校等において新学習指導要領が実施され、課題を見いだし、主体的に考え、多様な立場の人と協働的に議論し、納得解を生み出す活動が重視されるようになります。

東京都教育委員会では、各校が教育活動を通じて資質・能力を育成する過程において守るべき校則等に対する生徒の理解を深め、自分たちのものとして守っていく意識・姿勢を身に付けることができるよう、教職員や生徒、保護者等が話しあう機会をもつといった過程を経て自己点検に取り組むよう通知しました。

校則等の自己点検の取組みは2021年4月から12月にかけて実施されました。

いわゆる「ブラック校則」と呼ばれるような、必要性が疑われる校則等を6項目あげ、各校でいくつ該当するものがあるかを把握したうえで、教職員や生徒、保護者等が話しあう機会を設定し、さまざまな意見を聞き、教職員間で協議し、改訂するといった取組みを行いました。

どんな内容が?

自己点検の対象となった項目は、「生来の髪を一律に黒色に染色」「頭髪に関する届出(任意)の提出」「ツーブロックを禁止する指導」「登校しての謹慎(別室指導)ではなく自宅謹慎を行う指導」「下着の色の指定に関する指導」「高校生らしい、等表現があいまいで誤解を招く指導」の6項目です。

全都立高等学校等の全日制・定時制のうち、6項目あわせてのべ216課程で該当する校則があることが明らかになりました。

どんな風に?

各校では、Googleフォームを活用して全校生徒の意見を聞く、髪染め禁止の理由を先生に聞く、といった生徒による取組みが行われ、「市販のベスト・カーディガンも着用可能とする」「頭髪指導に関する記載を削除する」等の改善が図られたといいます。

点検の結果、「頭髪に関する届出(任意)の提出」を除く5項目、計196課程はすべて廃止が決定したそうです。

「頭髪に関する届出(任意)の提出」のみ、35課程が廃止を決め、20課程が引き続き校則等として残ることとなったということです。

都教委は、生徒が社会の一員として主体的に自校の校則について考え・守ることで社会参画意識を醸成することができたと評価しています。

この取り組みの良さ

みなさんは、この取り組みの良さをどこにみますか?

私は、長くなりますが、

各校が教育活動を通じて資質・能力を育成する過程において守るべき校則等に対する生徒の理解を深め、自分たちのものとして守っていく意識・姿勢を身に付けることができるよう、教職員や生徒、保護者等が話しあう機会をもつといった過程を経て自己点検

という部分にとても凄さを感じます。

  • 生徒の理解を深める機会とすること
  • 校則を自分たちのものとして守っていく意識・姿勢を身に付けることができるようにすること
  • 教職員や生徒、保護者等が話しあう機会をもつといった過程を経て自己点検していくこと

これらに教育のあるべき姿をみます。

本来、いろいろな教育活動においてこうあるべき、という姿がここに凝縮されているように思います。

こうして培ったものは、関わったすべての人に大切にされていくことでしょう。

そして、このプロセスを経て、教職員や生徒、保護者等の関係が深まっていくことでしょう。

都教委の今回の取り組み、学ぶべきところがたくさんありました。

まとめ

さて、今回は、『【教えて、のりそら先生】「ブラック校則」見直しへ』というお話をさせていただきました。

校則については、議論が多いところです。

その議論が多いところでこのように丁寧かつ本質的な手順で前向きな取り組みがなされていること、大いに評価されるべきではないかと個人的には考えます。

このように労力はかかれど、効果の高い取り組みが広がっていくと良いと思います。

私のりそら、日本の、世界の学校の未来がより良いものとなるようこれからも発信していきます。

加えて、これまでのように先生方の日頃の頑張りを世の中に伝えていきたいと思います。

先生方は、どうか日本の子どもたちのために、目の前の子どもたちのために、真っ直ぐにエネルギーをお使いください。

私のできることはさせていただきます!!

のりそらからは以上です!!

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