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【教師の給料は高いのか?】教師とお金 〜民間企業との比較〜

教育全般

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

学校経営理念

私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、

学校教育目標

教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今回は教師とお金について考えていきたいと思います。

本日の内容:【教師の給料は高いのか?】教師とお金 ~民間企業との比較~

題して『【教師の給料は高いのか?】教師とお金 ~民間企業との比較~』といった内容でお届けします。

みなさん、”教師とお金”について考えたことはあったでしょうか?

私は、正直これまで考えたことがありませんでした。

お金に疎いというか、もっと言うとあまり興味がないというのが正直なところでした。

ただ、漠然とお金は欲しいです。

物欲も人並みか、人並み以上にあります。

ではなぜ、これまで考えることをしなかったのか?それは、

”何とかなった”というのがその答えです。

考えなくても、何とかなったのです。

自分のやるべきことは、お金について考えることではなく、子どもたちに教育をすることだ、それで精一杯だ、お金は何とかなっている。

こんな気持ちで働き続けてきました。

みなさんはどうですか?

こういう発想に至る背景にあるのは、

”それなりの給料はいただけている”ということがあるでしょう。

もし、毎月赤字になっていたら、それは当然お金について考えざるを得ない状況でしょうし、そうではないから考えずにいられたのだと思います。

しかし、独立するにあたり、お金について考える必要が出てきました。

そこで、今回は、みなさんと一緒に”教師とお金”について考えていきたいと思いました。

今回のお話を聞いていただくことで、教師の給与事情について改めて確認することができるます。

また、これから教師になろうとしている方は、収入の目安を見出せるようになります。

【教師とお金】教師の給料

さて、ではまず、教師の月々の給料について考えていきます。

教師の給料の基本的な項目から見ていきます。

教師の給料の基本的な項目は、

①基本給

②教職調整額

③地域手当

④通勤手当

⑤住居手当

などから成り立っています。

総務省から出ている『令和2年地方公務員給与の実態』によると、小・中学校の月額平均給与(平均給料+諸手当)は40万9003円。

都道府県別に見ていくと、最も教員公務員の月額平均給与が高いのが「東京都」で44万1705円(平均年齢41.1歳)。

続くのが「鹿児島県」で43万8745円(平均年齢46.2歳)。

「福島県」43万4397円(46.7歳)、「岩手県」43万448円(平均年齢46.6歳)、「秋田県」42万9209円(平均年齢48.3歳)と続きます。

最も月給の低い「石川県」で39万1159円(平均年齢43.0歳)です。

都道府県によって給料の額が微妙に違うのは、教員の給料の詳細は、条例によって定められているためです。

意外ですよね。

民間企業の給料

また、厚生労働省が出している『令和2年賃金構造基本統計調査』によると、大学卒(男女計)の平均月給(きまって支給する現金給与額)は38万5800円(平均年齢40.9歳)。

男性だけに限ると41万6800円(平均年齢42.7歳)となっています。

ここからわかることは、教師と民間企業の平均月給は、同程度ということです。

【教師とお金】退職金

また、教師をはじめ、公務員は退職金が高いといわれていますが、教育公務員の60歳定年退職者の場合、最も高い「三重県」で2318万6000円。

最も低い「沖縄県」で2044万8000円。

民間企業の退職金

一方、厚生労働省の『就労条件総合調査』(平成30年)によると、退職事由が「定年」の退職者で比較すると、大学・大学院卒(管理・事務技術職)で1983万円。

ここでも大きな差は見られません。

違いがあるとすれば、民間企業の場合、退職金給付金(一時金・年金)制度がある企業は80.5%と、約2割は退職金がないということです。

その点、教師は現行のままであれば、きちんと定年まで勤め上げれば、ここに示した数字くらいの退職金を手にすることができます。

【教師とお金】ボーナス

続いて、年収に含まれているボーナスの状況について見ていきます。

2021年の教師の夏のボーナス(勤勉手当)は、6月30日に2.2ヶ月分が支給されました。

そして、冬のボーナス(期末手当)は、12月10日に1.9ヶ月分が支給されます。

総務省の『地方公務員給与実態調査結果』によると、小中学校教師の夏のボーナス平均支給額は893,762円(平均年齢44.5歳)です。

また、高校教師の夏のボーナス平均支給額は916,286円(平均年齢44.6歳)です。

民間企業のボーナス

一方、民間企業の夏のボーナスは、

日本経済団体連合会(経団連)発表の「2021年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(加重平均)」の第1回集計結果によると、妥結額の総平均は、84万1,150円となっています。

2020年の妥結額の総平均は90万7,151円でしたので、前年比7.28%の減少となりました。

夏のボーナスが減少するのは、2018年以降3年連続で、リーマン・ショック直後の2009年(前年比約19%減)以来の下げ幅だったようです。

では、中小企業も含めたボーナス支給額は、どのくらいなのかが知りたいですよね。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングによると、2021年夏の民間企業の一人あたりのボーナス支給額は、前年比2.3%減の37万4,654円となっています。

ボーナスを考えると、教師は恵まれていると言えそうですね。

【教師とお金】昇給

続いては、教師の昇給について見ていきます。

ご存知の通り、教師の世界は年功序列です。

年齢が挙がれば給料も上がる、基本的にはこのようになっています。

昇給のタイミングは、毎年4月に1回と言った具合です。

昇給の度合いは勤務成績に応じて実は個人差があり、0~6号給まであるようです。

ただし、4号給が中位となっており、ほとんどの教師はここです。

よっておそらく普通に過ごしていれば1年に4号給上がるようです。

東京都教育委員会のHPにこのようなわかりやすい図がありましたので、参照して下さい。

先ほどの説明のようになっていますよね。

で、気になるのは実際の昇給額ですよね。

東京都の俸給表を見ると、はじめのうちは1号につき約2,000円UPしていきます。

よって、4号上がると約8,000円UPになります。

しかし、長年勤め80号くらいになると1号につき約1,500円UPくらいに減っていき、最終的には1号級につき約200円UPくらいに…ずっと教諭だと給料上がりづらくなるという実態がわかりました。

ただ、ある程度の年齢まで年に8,000円上がっていくと考えると、どうなんでしょうね?

これを良しと見るかそうでないか、は人それぞれですね。

ということで、以上が教師の給料をはじめとする”教師とお金”についてでした。

いかがだったでしょうか?

ここまで見てきて、教師の給料は悪くないと思いましたか?

それとも決して良くはないと思いましたか?

私個人の見解としては、

”教師の給料は安い!!”

”安い”そう思いました。

お金に対して興味が薄かった私ですが、あえて教師をしている肌感覚で漠然と、”安い”そう考えていました。

それには、きっとこんな理由があります。

教師の給料が安いと思う3つの理由

教師の給料が安いと思う理由は、

①自負

②職務の特殊性

③天井が見えている

というものです。

一つひとつ説明させていただきます。

教師の給料を安いと感じる理由① 自負

まずは、”自負”です。

それだけの、いやそれ以上の働きをしているという自負です。

私の晩年の勤務時間は、時間外労働が月間150時間を超えていました。

それがしばらく続きました。

その時の様子については別の記事でお話しさせていただいていますので、もしまだご覧になっていない方は、そちらもご覧ください(→https://nextageschool.com/teacher-2/)。

時給換算したら‥なんて話もありますが、怖くてできません。

残念な結果が目に見えているからです。

教師の給料を安いと感じる理由② 職務の特殊性

続いて、”職務の特殊性”です。

やはり教師という仕事は独特の辛さがあります。

肉体的な辛さもありますが、一番は精神的な辛さです。

やはり気苦労が絶えません。

四六時中子どもたちのことを考えている教師が多いのではないかと思います。

それを思うと、やはり教師の実労働時間は一概に出退勤の数字では測ることができないと考えます。

身を削ってナンボみたいな面も多分にあります。

教師の給料を安いと感じる理由③ 天井が見えている

最後に、”天井が見えている”という点です。

これはモチベーション管理に影響が大きいことです。

どんなに頑張っても、これくらいと先が見えているので、待遇をモチベーションにはできないということです。

若いうちは民間企業に就職した友達以上に給料をもらえていたり、ボーナスがあったり。

お金をモチベーションにすることも可能でした。

しかし、年齢とともに役割が増え、年齢とともに民間企業の友達に給料が抜かれ、などとしているうちに教師の給料ではモチベーションが上がらなくなってしまいます。

”天井が見えている”と言ったらネガティブに聞こえますが、これを”先が保証されている”と見ればポジティブに変わります。

いわゆる公務員=安定という状態はここを指して言うのでしょう。

しかし、現状を考えると一抹の不安がよぎります。

それは、業務量が増えても、給料は変わらないという点です。

”定額働かせ放題”なんて揶揄されていますもんね。

果たして、本当に、本質的に安定と言えるのでしょうか?

以上『【教師の給料は高いのか?】教師とお金 ~民間企業との比較~』についてでした。

まとめ

さて、今回は、『【教師の給料は高いのか?】教師とお金 ~民間企業との比較~』というお話をさせていただきました。

私は、正直、教師の給料に対しては不満です。

何がというと、頑張っても頑張らなくても変わらないという点です。

ここが教師の意識の低下を生んでいると思うからです。

このような状態だと、中には”頑張ったって同じじゃん”とか”これ以上は働きません”とか、逆手にとる人が一定数現れますし、現にいるかもしれません。

そうではなくて、頑張った人には、頑張った分の報酬がある方が、教師のパフォーマンスは総合的に見て上がると考えます。

私は、教師も豊かになって、若い人たちから憧れられるような職業になっていき、日本の教育力が上がった方が日本の未来は明るいと考えます。

と、最後は完全に自論となってしまいました。

教師の給料について、みなさんは、どのように思われますか?

以上です!!

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