みなさん、こんにちは。
のりそらです。
私は、『教育に選択肢を、人生に革命を』を経営理念に、
教育目標を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCHOOLとした次世代の学校の運営をしています。
ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。
さて、今回は日本と世界の教師観についてお話をしていきたいと思います。
本日の内容:【教育改革】フィンランドに学ぶ日本の教師尊敬計画
題して『【教育改革】フィンランドに学ぶ日本の教師尊敬計画』といった内容でお届けします。
「仕事は、教師をやっています。」
私が教師になったわずか20年前には、知り合った人に職業を尋ねられた時にそう答えると、
「すごいね、もう私たちって先生とかになれちゃう年齢なんだね!」
といった具合に、教師であることを誇りに思えるような周囲の反応がありました。
この話は若い先生の反応を聞いてみたいところですが、年配の先生方も含めて、時代とともに世間からの教師の印象って変わってきていませんか?
例えば、こんな風に。
「仕事は、教師やってます。」
すると、
「大変ですね。今っていろいろあるんでしょ?体に気をつけてくださいね。」
こんな反応ではないでしょうか?
確固たる転換点があったようには思わないのですが、いつの間にか、でも確実に、教師に対する世間の印象は変わりました。
教師が教師をやっていることを、これまで通りには誇れなくなっていやしませんか?
おかしいですよね?
業務量が増えているんですよ。
超過勤務をして社会に貢献しているんですよ。
仕事をこなす能力的には、現代の教師の方がきっと高いですよ。
それなのに‥。
あきらめますか?
辞めちゃいますか?
自己肯定感が下がっちゃいますもんね。
危ぶむなかれ。
そんな先生方の状況を改善すべく、これまで策を練ってきたのりそらです。
今回も、策はあります。
教師に対する印象を一変させる策があります!!
日頃頑張っている先生方が報われるような改革案を提示したいと思います。
教師を取り巻く世間の目に不満を抱いている方、教師という仕事の忙しさばかりに目がいき、もう嫌だと誇りを失いかけている先生方を救える案だと思います。
そのため、”教師のあり方を見直そう”という改革の声が大きくなるよう願います。
この話を聞くことで教師を前向きにする教師の改革シロが確実にあることをご理解いただけます。
先生方がより生き生きと教職に勤しむことができるようにと頭を捻りましたので、最後までお付き合いください。
それでは、いってみましょう!!
課題:『教師を尊敬する』日本社会の風潮の薄れ
今日の課題は、『教師を尊敬する』日本社会の風潮の薄れ、これを払拭することです。
教師の名誉を挽回することです。
世間の教師に対するイメージ
日本の教師は事務作業が多く、激務だといわれています。
ブラックだとの印象も広がっているはずです。
でも、なぜか、まだ一般的な世間のイメージでは、教師の仕事は授業など子どもたちへの指導だけで、夏休みや冬休み、春休みなどの長期休暇があって、楽な仕事だと思われがちです。
それは誤解だということについては、前回の記事でお話し済みです。
もしまだご覧になっていない方はそちらを先にご覧ください↓↓(https://nextageschool.com/summervacation)
教師の仕事に誤解が生まれる理由
なぜそのような誤解が生まれるのか?
恐らく国民全員が学校という場で教師の働く姿を見ていて、その見えている部分こそが教師の仕事という理解が深くインプットされてしまっているように思います。
そう言った意味で教師という職業は誰しもがイメージを具体的に持っているという特殊性がある職業かもしれません。
実際はそんなシンプルなものではありません。
教師の仕事の実際
生徒への指導のほかに、学校の運営業務、保護者との連絡など外部への対応、さらには文科省や教育委員会などからのアンケート対応や報告書の作成、研修への出席などの校外業務があって、教材作成や生徒指導に集中したい教師にとって悩みの種となっています。
中学校や高校の教員の場合は、ろくに経験も興味もない部活動の顧問なども担当せざるを得ず、業務時間を圧迫しています。
残念な風潮:モンスターペアレント
また、保護者の学歴が全体に上がって、風潮として教師があまり尊敬されなくなり、学校にクレームをつけるモンスターペアレントが増えていることも、教師の疲弊感を増す原因になっています。
なんだかここまで見てきただけでやるせなくなりますね。
そんな時は視野を広げましょう!
世界に目を向けてみましょう!
世界の教師も、やはり日本の教師のように肩身の狭い思いをしているのでしょうか?
研究しましたよ。
すると、違ったんです!!
ちゃんと尊敬されてたんです!!
やりましたね。
お国柄の違いはあるでしょうが、参考にはきっとなるはずです。
参考にさせていただく国は‥‥
今回の先生:フィンランド
ジャン、フィンランドでーす!!
また、フィンランドでーす!!
本当によく教育の見本として名が挙がりますよね、フィンランド!!
そう、今回の先生もフィンランドなんです。
フィンランド先生にごあいさつをしましょう。
せーのっ。
『よろしくお願いします』
はい、どうもフィンランドです。
と、いうことで今回は、『もっと尊敬されたい』ということですよね。
我々は尊敬されていますよ。
フィンランドの教育について少し説明しますね。
フィンランドの教育の実情
フィンランドは税金の負担が重い代わりに、福祉に力が入れられていて、公教育も充実しています。
経済協力開発機構(OECD)が3年ごとに実施している、学習到達度に関する国際学力調査「PISA(Programme for International Student Assessment)」でも高い順位を取ることが多く、その教育方法のユニークさで注目を集めています。
フィンランドの教師は恵まれています。
その理由として、フィンランドでは教師が尊敬されていることが挙げられます。
さて、ここからが本題です。
なぜ、フィンランドの教師は、尊敬されているのか?
日本の教師との違いを5つ発見することができました。
この5つが日本の教師の尊敬を復活させる鍵となるでしょう。
その5つの違いとは、
日本とフィンランドの5つの違い
- 高学歴
- 高給につき憧れの職業
- 教師は生徒指導だけ
- デモシカ教師なし
- ICTの積極的活用
などです。
これから簡単に一つひとつ解説していきますね。
フィンランドの教師の特徴① 高学歴
まずは、高学歴ということです。
ギクッとなってしまう先生がいらっしゃいますか?
フィンランドでは、学歴と聞かれても、ギクッとする先生がいないのです。
なぜなら、フィンランドの教員資格を得るためには、大学院で修士号を取得する必要があるからなんです。
こうなると、さすがにたいていの保護者より教師の方が高学歴です。
で、あれば学歴で親に舐められることはなく、いわゆるモンスターペアレントも生まれづらい環境をつくることができているというわけです。
尊敬されるには、学歴ってわかりやすいですもんね。
日本もいけますか?
こういった方向に舵を切れますか?
教師のなり手を必死に集めるような政策を打ち出している現状は、明らかに逆行ですよ。
大丈夫かー、日本!!
ただただ、学歴の縛りを上げるだけでは良い人材があるまる訳がありません。
関連して次です。
フィンランドの教師の特徴② 高給につき憧れ
続いて2つ目は、高給につき憧れの職業である、ということです。
教員の給料が他業種に比べて高いんです。
そのため、憧れの職業となっており、競争率も高く、優秀な人が多いとされているんです。
やはり正当に評価されてこそ良い人材が集まりますよね。
お金が全て、なんていったら嫌がられてしまうかもしれませんが、お金も大事、ですよね。
報われているという実感というのは、仕事をする上で大事で、その報われ方は、子どもたちからの感謝も大きいし、待遇という面でも大きいということですね。
フィンランドの教師の特徴③ 教師は生徒指導だけ
続いては、教師は生徒指導だけ、です。
なんとも羨ましく、なんとも信じられないことだと思いますが、学校運営や事務作業には専門のスタッフがいて、教師は生徒指導だけに専念できるようになっているのです。
日本の教師たちを悩ませる事務作業を一切しなくて良いんです!!
これは、画期的ですよね!!
教師の仕事は本来通り子どもたちと向き合う、これに尽きる訳です。
これなら子どもたちに対して良いパフォーマンスを発揮することができますよね。
っていうかそれが全てなので、これができないようなら価値がないということで、その自覚のもと先生方は努力をされているでしょうね。
本当に違うものですね。
フィンランドの教師の特徴④ デモシカ教師なし
続いて4つ目は、デモシカ教師なし、です。
デモシカ教師とは、教師にでもなるか、教師にしかなれない、そういう思いで教師になった人たちです。日本にはこういった”お邪魔な”、失礼、言いすぎました、迷惑な(同じか)先生が一定数いると言われています。
ところが、フィンランドにはそのような輩がいないらしいんです。
フィンランドの教師は転勤がなく、学校の近くに住んでいて地元と密着しているそうです。
ですから地元の子どもたちとは学校外でもつながりが強く、責任を強く感じざるを得ないため、教育に対して熱心になります。
「ほかにやることがないから教師にでもなるしかない」
というデモシカ教師がいないのです。
みんな熱心なんですよ、最高ですね!!
フィンランドの教師の特徴⑤ ICTの活用
5つ目はICTの積極的活用、です。
合理的な考え方をするフィンランドでは、すでに2016年度から小学生のプログラミング教育が必修化されるなどICT教育が進んでいますし、教員の負担を減らして生徒の学習効率を高めるためにエドテックが積極的に導入されています。
教師のレベルが高いので、こういった最新のテクノロジーを積極的に教育に活かすという取り組みが盛んになされているようです。
さて、以上が日本とフィンランドとの5つの違いでした。
ここまでご覧になってどのように思われましたか?
私は、5つを通してもっと大きな、決定的な違いを強く感じてしまいました。
それは、
日本とフィンランド決定的な違い:教育の優先度
”教育の優先度”です。
教育の大切さをその国がいかに感じているか?
日本とフィンランドとでは、教育の優先度が全くといって良いほど違うという事実を知ってしまいました。
国をつくるのは人間だ。
だから、その人間を育てる営みである教育には相応のお金をかけるべきだ、そういった至極真っ当な政策がわかりやすく国の方針として浮かび上がってきます。
ところが、日本は教育以上に優先されることが多すぎます。
よって、国としての教育力が上がっていかないのは当然のことだと言えます。
このままではマズイです。
今がマズイだけではなく、将来はもっとマズイです。
そこで、提案です!!
教師改革案:教育予算を上げてください!!
”教育予算を上げてください”。
どれくらいかというと、肌感覚では1.5~2倍にしてください。
教育は未来への先行投資です。
この事実を軽んじすぎています。
現在の日本の教育は古いです。
そのことから目を背けてしまっていて、今までやってきたやり方を踏襲すればいい、そんな風になっています。
このツケは数年後、いや数十年後に回ってきてしまうのです。
もっと国として教育に力を入れていかなければ、インド、アフリカ、これから伸びてくると言われる国々に太刀打ちできずに衰退の一途をたどってしまいます。
みなさんそのことに気づいていますか?
思考停止して言われたことだけやっていたら、大変なことになりますよ!!
先生方は、当事者です。
その意識をもってみんなで改革を叫びましょう!!
以上が、日本の教師尊敬計画改革案です。
それでは決を取りたいと思います。
『この改革案に賛成の方は、いいねボタンやフォローボタン、メルマガ購読ボタンを!!』
『賛成多数につき、この”教師尊敬計画改革案”を可決いたします!!』
まとめ
さて、今回は、『【教育改革】フィンランドに学ぶ日本の教師尊敬計画』というお話をさせていただきました。
フィンランドの様子を知ると、それは教育界で注目をされるし、成果を収めるよな、って思います。
それだけの労力を教育に注ぎ込んでしますよ、フィンランドは。
それに比べて日本です。
どげんかせんといかんことはないでしょうか?
今日の話なんて、教育の根幹だと思うんですよね。
教師が尊敬されているとかいないとか。
尊敬されていない場合ではないんですよ!!
尊敬されているのは当たり前、これは大前提、そうなっていなければ困るのです!!
では、どうすればについては、今日示した5つの違いを全てフィンランド方式にすればいいだけです。
真似をすればいいだけです。
できないことなどありません。
早く、早くそのことに気づいて欲しいです。
もっと前にこのような提案もしています。
ぜひ、ご一読ください(https://nextageschool.com/remodeling/)。
以上です!!
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